天削丸の木箸
桜、鉄木、黒鉄木:各1,000円(税抜)
日本で最初に箸を食卓に取り入れたのは聖徳太子だと言われています。
7世紀始め、当時栄華を極めていた隋に習うべく、
遣隋使が持ち帰った箸と食事作法を朝廷に取り入れたのだとか。
今となっては日本の食になくてはならない存在。
はじめの頃は素材は竹のものが多かったそうですが、
その後、様々な素材の特性を活かした箸がつくられるようになりました。
この木箸は、桜、鉄木(てつぼく)、黒鉄木、黒檀の4種類。
江戸下町の職人が一膳一膳手仕上げで丁寧につくりあげています。
持ち手側の端を、丸く削ぐ技法を「天削丸(てんそぎまる)」といい、
手で削られた表面には柔らかな凹凸が残っているので、とても握りやすく、
また、口先は細く、食べ物を掴みやすくできています。
それぞれに適度な重さと厚みがあるのも使いやすさの秘密。
持ってみて一番軽いのが、色目も明るい「桜」、
一番重さを感じるのが、木材の密度が高い「黒檀」です。
無着色塗装で、あえて木目の美しさ、素材の違いが見えるようにしています。
また、それぞれ高級木材であるにも関わらず、お手ごろな値段なのも嬉しいところ。
普段使いには、いつものご飯がより美味しく感じられそうな、
こんなお箸がしっくりきそうです。