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暮らしの道具、徹底比較

フライパン編


焼く、炒める、揚げる、煮る……。
キッチンの中でも活躍度ナンバーワンを争う調理器具「フライパン」。
でも、フッ素加工・アルミ・鉄などの素材やサイズの違いなどがたくさんある中から、
自分に合うフライパンを見つけるのは、なかなか難しいものです。
そこで、cotogotoスタッフが5つのフライパンの違いを比べて、
選ぶ際のポイントを徹底検証してみました。

比べるアイテム

スタッフの紹介

  • ツカ

    30代、既婚。旦那さんと2人暮らし。cotogotoきっての料理上手。
    フライパンは直火調理だけでなく、オーブン調理でも活用。

  • レイコ

    40代、既婚。旦那さんと2人暮らし。夫婦共にフルタイムで働いているので、
    料理含め家事の時短が最重要課題。フライパンはお手入れの楽さが大事。

  • ユウタ

    20代、未婚。彼女と2人暮らし。cotogoto唯一の男性スタッフ。
    料理は主に彼女の担当だが、キッチンの道具には男性ならではのこだわりあり。

  • メグミ

    30代、既婚。旦那さんと2人暮らし。
    フライパンの取っ手にワイヤーを付けて吊り下げられるようにするなど、
    より使いやすい道具を求めての工夫が得意。

どんなフライパンを使っていますか?

ツカ

私は27cmのダイヤモンドコートという加工がされたアルミフライパンと、
「中尾アルミ」のフッ素加工のアルミフライパン18cm(当店では取扱のない商品)を使ってます。
どちらも加工されたフライパンなので、お手入れいらずで便利。
あと、鋳鉄(高温で溶かした鉄を型に流し込んで成形したもの)のフライパンを2つ、
鍛鉄(焼いた鉄を叩いて成形したもの)のものを1つ持っていて、
こちらはオーブン料理を中心に活躍しています。
鉄のフライパンは、そのまま食卓に出しても素敵だし、
鋳鉄は保温力があって食事中も冷めにくいところが気に入ってます。

レイコ

5つもフライパンを持っているなんて、さすが料理上手!
私は直径26cmくらいのフッ素加工のアルミフライパンと、
「山田工業所」のフライパン21cmを使っています。
「山田工業所」は、職人さんが手で打ち出してつくる鍛鉄で、とっても軽いんです。
焦げ付くこともなく、お手入れも簡単な本当に優秀なフライパン!

フッ素加工のフライパンは5〜6年ほど前にホームセンターかどこかで買ったものなのですが、
最近フッ素が剥げてきて焦げ付きが……。
長持ちしている方だとは思いますが、
やっぱりフッ素加工は鉄やアルミに比べると寿命が短いものだから、
そろそろ買い替えどきかなあと思っています。

メグミ

私も「山田工業所」のフライパン愛用中です。
我が家は27cmの一番大きいサイズのものを選んだので、
何でもこのフライパンでできちゃうんです。
1食分のカレーをつくるとき、
炒めるところから煮込むところまでできて、とっても便利。
鉄製だから火の通りが早くて、短時間でコクのある美味しいカレーができるんです。

それと、お弁当のおかずなど少量の料理用に、「ラ バーゼ」の20cmも併用中。
キッシュやハンバーグをつくるとき、
そのままオーブンに入れて仕上げることもできるんんです。
「安いからとりあえず買ってみようかな」と、
お試し感覚で買ってみましたが、毎日大活躍しています。

ユウタ

僕も「山田工業所」の27cmを使っています。
業務用ならではの見た目のかっこよさもあるし、彼女にもすごく使いやすいと好評です。
あとは「中尾アルミ」のアルミフライパン15cm(当店では取扱のない商品)も持っています。
アルミは火加減・油加減が難しく、まだまだ使いこなせているとは言えないけれど、
学生時代にアルバイトしていたバルで、
料理長がアルミのフライパンでパスタをつくっている姿に憧れて……。

レイコ

パスタを美味しくつくるなら、絶対にアルミのフライパン!って言いますもんね。
それぞれの素材別に、得意・不得意があるから、
上手に使い分けができるようになりたいな。

早速、フライパンを比べてみましょう

  • 野菜炒めをつくってみました


    ユウタ

    「山田工業所」のフライパンは、やっぱり熱くなるのが速いですね!

    レイコ

    熱伝導率は鉄よりもアルミのほうがいいはずだけど、
    「山田工業所」のフライパンは板が薄いから、
    「中尾のアルミ」とほぼ変わらないくらいすぐに熱くなっています。

    ツカ

    「中尾のシルク」はフッ素加工が熱を遮ってしまうから、
    無塗装に比べると少し温まるのが遅いかも……。

    ▲「ラ バーゼ」で野菜炒め中。

    メグミ

    炒めはじめると、「山田工業所」よりも「ラ バーゼ」の方が火の通りが速いみたい!
    「ラ バーゼ」は底の平たい部分が大きいから、
    火が直接当たる面積が広く、熱されやすいのかもしれないですね。

    ▲「中尾のアルミ」で野菜炒め中。

    ツカ

    「中尾のアルミ」は表面が銀色だから、食材の状態を見ながら、
    炒め具合や調味料の量など細かく調整できそう。

    レイコ

    器に盛ったら、思った以上に濃い色の調味料を入れすぎていて、
    なんだか美味しそうじゃない……なんて失敗も減りそうですね。

    ユウタ

    ホテルオークラや帝国ホテルなど、
    イタリアンを中心にプロのシェフから愛されているだけのことはありますよね。
    パスタのソースの色がよく見えるし、短時間で火も通せて、素人でもぐんと腕前が上がりそう。
    よくパスタをつくる人は、「中尾のアルミ」を持っておいて損はないですね。

    ▲「山田工業所」をあおって、野菜炒め中。

    ツカ

    野菜炒めをするときはフライパンをあおりたくなるけれど、
    やっぱり「山田工業所」は中華街でプロから支持されているだけあって、
    とってもあおりやすいです!

    レイコ

    鉄とは思えない軽さだから、女性でもぶんぶんあおれます。
    しかも取っ手が熱伝導の低いチタン製で、熱くならないのも素晴らしいポイント!
    「中尾のアルミ」と「中尾のシルク」は取っ手が長くてあおりやすいけれど、
    熱くなるので注意が必要ですね。

    メグミ

    「ラ バーゼ」も取っ手が熱くなってしまうのが悩みなんです……。

    レイコ

    フライパン用の取っ手カバーが販売されているみたいだから、試してみるといいかも!
    取っ手が熱くなってしまうのは不便だけど、なくせる悩みだから、
    カバーやお気に入りの鍋つかみを探して解決したいですね。

  • 目玉焼きもつくってみました


    ▲「中尾のアルミ」で目玉焼き。はがすのに少し苦労しました。

    ツカ

    「中尾のアルミ」は満遍なくスピーディーに固まり、ムラがないですね。
    パリパリした白身が美味しそう。
    でもはりついてしまったのが残念……。

    ▲「釜定」で目玉焼き。ぶくぶくした表面が、カリッとした食感。

    レイコ

    「釜定」「ラ バーゼ」も、最初少しくっついてしまいましたが、
    何度か焼いてみたら、こびりつきにくくなってきたみたい!

    ユウタ

    やっぱりフッ素加工のものに比べると、こびりつきやすさは否めないけれど、
    使い込んで油が馴染み、火加減や油加減がわかれば、うまくできそうですね。
    一方、「山田工業所」は最初から油のりがいいから、するっとはがせました。

    ▲「中尾のシルク」で目玉焼き。白身がふっくらしています。

    ツカ

    「中尾のシルク」は卵の様子が他とは大分違いますよ。
    鉄やアルミの場合はパリッとした食感が特長の目玉焼きですが、
    フッ素加工ははりつかないからか、ツルッとふっくらした白身が美味しそう。

    メグミ

    フライ返しが何のストレスもなく、すっと入りました!

    レイコ

    「中尾のシルク」は油をほとんど敷かなくてもひっつかないから、ヘルシーなのもポイント高い!
    とは言え鉄のフライパンは油が必要な反面、鉄分補給できるから、
    健康にとってマイナスだけではないのかも……?

    ツカ

    「釜定」はなんといっても見た目が美しいから、
    そのまま器として食卓に出したくなっちゃう。
    厚みのある鋳鉄だから、冷めるのもゆっくりだし、
    このフライパンがあるだけで優雅な食事が楽しめそうです。

    ユウタ

    「釜定」と「ラ バーゼ」は、IHヒーターで使えるのもいいですよね!

  • デザインも比べてみましょう


    ▲洗練されたデザインの「釜定」の「シャロウパン」。

    レイコ

    デザインの話になると、やっぱり「釜定」の右に出るものはないですよね!
    デザイナーでもある宮伸穂さんが手がける、北欧的な無駄のないデザイン……。
    特に高さのない独特なかたちが特長の「シャロウパン」は、
    料理スタイリスト・堀井和子さんなどからも支持されているそう。
    高さがないと、フライ返しを入れやすいというメリットもありますね。
    こんな美しいフライパンがあれば、
    パンケーキやそば粉のガレットなどおしゃれな料理にも頑張って挑戦したくなります(笑)。

    ▲「ラ バーゼ」は短い取っ手がポイント。

    メグミ

    「ラ バーゼ」は料理研究家・有元葉子さん監修だから、
    取っ手が短く、オーブンにそのまま入れられたり、なんとも絶妙な深さ加減だったりと、
    随所に気配りされたデザインですよね。
    吊り下げて収納することはできないけれど、取っ手が短いと場所もとりません。
    それと、なんだかコロンとしたかたちが可愛らしくて、愛着が湧くんです。

    ▲左から「山田工業所」「釜定」「中尾のアルミ」「中尾のシルク」。

    ユウタ

    「中尾のアルミ」と「中尾のシルク」、「山田工業所」のフライパンは、
    やっぱり業務用ならではの無駄のない道具感がたまりません。
    「釜定」もですが、取っ手に穴が開いているから、
    S字フックなどで吊るしてあるキッチンの風景がまたいいんです!
    「中尾のアルミ」と「中尾のシルク」は、別売りでフタがあるのもポイント高いですよね。

  • サイズはどうですか?


    ツカ

    やっぱりフライパンは少なくとも大と小の2つは持っておきたいですよね。
    直径24〜27cmの大きいフライパンは、
    2人分の焼きそばやチャーハンをつくるときなど、ある程度まとまった量を調理するときに便利。
    あとは18〜21cm程度の小さいものもあると、
    お弁当のおかずや、朝食のサイドディッシュをちょっと炒めるときに効率がいいと思います。

    ユウタ

    そういう意味で言うと、どのフライパンも3サイズ展開で、
    ちょうど使いやすい大きさをおさえていますよね。

    メグミ

    「山田工業所」の場合、中華鍋だから他のフライパンと比べると
    底の平らな面が少ないので、私は一番大きい27cmを選びました。
    これなら平らな面も広くて、大きなお肉や餃子を焼いたりするにも
    十分な大きさがあるので、我が家にとっては大正解でした。

    レイコ

    「釜定」の「ワンハンドパン S」は直径15cmと小さめで、ちょうどスキレットとして使えるサイズ。
    家族の人数分揃えて、それぞれの目玉焼きやハンバーグを入れて食卓に出したらおしゃれ!
    今は大と小のフライパンを持っているので、3つ目に欲しいなあ。

  • お手入れ方法についても見てみましょう


    ユウタ

    「中尾のアルミ」や「中尾のシルク」は食器用洗剤をつけてスポンジで洗うだけだし、
    特段お手入れ不要でストレスフリーなのがいいですね。

    メグミ

    鉄のフライパンってお手入れ大変なのかな……と昔は思っていましたが、
    少なくとも私が使っている「山田工業所」と「ラ バーゼ」は本当に楽ちん!
    タワシで洗って、空焚きして水を飛ばして、油を塗っておくだけ。
    すぐに習慣になる作業です。
    「ラ バーゼ」はブルーテンパーという錆びつき・こびりつき防止の加工がされているので、
    毎回塗らなくても大丈夫。

    レイコ

    鉄って最初に使い始めるときも、
    油を馴染ませて野菜くずを炒めるだけだし、拍子抜けするくらい手間いらずですよね。
    万が一焦げ癖がついてしまっても、焦げを落として、
    もう一度最初の油ならしなどの作業をすればリセット可能。
    私のお母さんはもう30年以上同じ鉄のフライパンを使っているけれど、
    本当に寿命がないんじゃないかと思うくらい長持ちしています。

    ツカ

    鉄はほんの一手間かけるだけで、本当に長く使えますよね。
    「中尾のシルク」はフッ素加工だから鉄よりは寿命が短いかもしれないけれど、
    最初は弱火にする、金属製のキッチンツールなどの使用は避けて傷をつけないようにするなど、
    些細なことに気を遣えば、ぐんと寿命が長くなると思います。

最後に、5つのフライパンの違いをまとめてみました

  • シルクフライパン (中尾アルミ製作所)

    素材:アルミ(フッ素樹脂加工)

    直火:○ IH:× 電子レンジ:× オーブン:× 食器洗浄機:×

    【特徴】
    ・お手入れ簡単なフッ素樹脂加工
    ・油が少なくていいのでヘルシー
    ・業務用の美しさ
    ・吊り下げて収納可能

    【価格(税抜)】
    21cm/6,800円
    24cm/7,600円
    27cm/9,400円

    詳しくはこちら
  • アルミフライパン (中尾アルミ製作所)

    素材:アルミ

    直火:○ IH:× 電子レンジ:× オーブン:× 食器洗浄機:×

    【特徴】
    ・表面が銀色なので食材や料理の色・状態がわかりやすい
    ・熱伝導率が高く、絶妙な火加減がしやすい
    ・パスタなど短時間で火を通したい料理におすすめ
    ・業務用の美しさ
    ・吊り下げて収納可能

    【価格(税抜)】
    21cm/5,200円
    24cm/5,600円
    27cm/7,000円

    詳しくはこちら
  • 鉄フライパン (la base/ラ バーゼ)

    素材:鉄(ブルーテンパー加工)

    直火:○ IH:○ 電子レンジ:× オーブン:○ 食器洗浄機:×

    【特徴】
    ・取っ手が短いのでオーブンに入れられる。収納性も高い
    ・IH可
    ・錆びやこびりつきが少なく、油馴染みもよい
    ・焦げたり錆びても、再度油ならしなどを行えばリセットできる
    ・お試し感覚で買えるお手頃価格

    【価格(税抜)】
    18cm/3,000円
    20cm/3,500円
    26cm/4,000円

    詳しくはこちら
  • フライパン (釜定)

    素材:鉄(鋳鉄)

    直火:○ IH:○ 電子レンジ:× オーブン:○ 食器洗浄機:×

    【特徴】
    ・美しいデザイン
    ・オーブンに入れられる。IHも可
    ・厚手なのでじっくり火を通せる。保温性も高い
    ・3サイズそれぞれ個性のあるかたちで、用途にあわせて選べる

    【価格(税抜)】
    ワンハンドパン S/4,200円
    ワンハンドパン L/6,200円
    シャロウパン/8,000円

    詳しくはこちら
  • 打ち出しフライパン TARO (山田工業所)

    素材:鉄(鍛鉄)

    直火:○ IH:× 電子レンジ:× オーブン:× 食器洗浄機:×

    【特徴】
    ・日本で唯一の打ち出し。薄くて丈夫。油馴染みもよい
    ・取っ手がチタン製で熱くならない
    ・軽くて、女性でもあおりやすいかたち
    ・吊り下げて収納可能
    ・焦げたり錆びても、再度油ならしなどを行えばリセットできる

    【価格(税抜)】
    21cm/9,000円
    24cm/10,000円
    27cm/11,000円

    詳しくはこちら
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