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私たちが比べてみました 暮らしの道具、徹底比較

ボール編

2017年12月公開

泡立てたり、かき混ぜたり、こねたり、
日々の料理やお菓子づくりに欠かせない調理器具「ボール」。
かたちや大きさなど比較ポイントはたくさんありますが、
今回はボールのそもそもの性質を決める「素材」に注目。
「ステンレス」「耐熱ガラス」「琺瑯」の3つの素材別に、
それぞれの使い勝手を比べてみました。

スタッフの紹介

  • アキコ

    30代、既婚。
    実家がお菓子とパンのお店で、
    自身もお菓子屋さんで働いていた経験が。
    お菓子づくりが日々の楽しみ。

  • ナオミ

    30代、既婚。
    和菓子屋さんで働いていたことがあり、
    今でも和菓子づくりが趣味。
    小学生の娘と一緒にパンづくりも楽しむ。

  • ミズキ

    20代、未婚。
    一人暮らしだが、料理が趣味で、
    キッチンツールが大好き。
    最近の悩みは、収納スペースの不足。

どんなボールを使っていますか?

ミズキ

私はステンレスのボール3つと、小さな耐熱ガラスのボールを1つ持っています。
ステンレスのボールは「下ごしらえボール 13」と、
大きめのものと小さめのものを1つずつです。
毎日の料理で卵をかき混ぜたり、茹でた野菜を冷ましたりするのに使っています。
以前はプラスチックのものも2つ持っていたのですが、
着色やにおい移り、細かい傷がいっぱい付いているのが気になって
数年前に処分しました。
新しいものが欲しいのですが、迷って買えなくて……。

アキコ

私はステンレスのボール2つと、
プラスチックの一種であるポリカーボネイトのボールを3つ持っています。
ポリカーボネイトのものは製菓用品としてよく売られているもの。
クッキーなどをつくる際に、
ボールにバターを入れて電子レンジで溶かして、
そのまま砂糖や卵を入れてすり混ぜるときに便利なんです。
ただ、ポリカーボネイトもプラスチックの一種なので、
細かい傷が気になっています。

ナオミ

私は柳宗理の「ステンレスボール」を全サイズと
「下ごしらえボール」を使っていて、ステンレスは9つ。
そして耐熱ガラスのものが2つと、銅のものも2つ持っています。
熱伝導のいい銅製のものは和菓子づくりには欠かせない道具で、
あんこを練るときに直火にかけて使います。
普段の料理やパンづくりにはステンレスが中心で、
電子レンジにかけるときなどには耐熱ガラスのものを使っています。

ミズキ

2人とも用途によって素材を使い分けているんですね。
どの素材も向き、不向きがあるから、
自分が必要とする用途に合わせた素材のボールを選んで、
使い分けることが重要なんですね。

早速、ボールの素材別に使い比べてみましょう

泡立て・かき混ぜ


▲厚手で重さがある耐熱ガラスは、かき混ぜるときに安定感があります。
「ミキシングボウル (HARIO)」を使用。

ナオミ

私は泡立てのときには、いつも耐熱ガラスのボールを使うようにしています。
耐熱ガラスは重さがあるから、
電動のハンドミキサーで勢いよく混ぜても、ボールが動きにくいんです。

アキコ

今回の企画に向けて、「ミキシングボウル (HARIO)」を借りて帰って、
お菓子づくりの泡立てに使ってみたら、
あまりの使いやすさにびっくりしました!
いつもステンレスなどのボールの下に濡れ布巾を敷いて、
動かないように気をつけていましたが、
それよりずっと安定感があって、想像以上に使いやすかったです。

ミズキ

重いって、デメリットになりがちですが、
ボールの場合は使いやすさにもなるんですね。
たしかに重くて困るのは、出し入れするときくらいかも。

▲長年cotogotoのキッチンで使っている琺瑯のボール。
金属製のキッチンツールも気にせず使っていたら、細かな傷が付いてしまいました。
「ボール (野田琺瑯)」を使用。

ナオミ

琺瑯の場合は、泡だて器のような金属製のキッチンツールが
激しく当たると傷が付きやすいのが気になります。
もちろんステンレスや耐熱ガラスでも傷は付きますが、
真っ白な分だけ琺瑯が一番目立ってしまいますよね。

▲ステンレスでの泡立ては表面の傷付きに注意です。
「ステンレスボール (柳宗理)」を使用。

ミズキ

ステンレスのボールで泡立てると、
表面が傷つくことに加え、金気が気になるという人もいますよね。
ステンレスや琺瑯のボールで泡立てるときは、
シリコン製の泡立て器があるといいのかな。
傷を気にせずに泡立てやかき混ぜるのには、耐熱ガラスが最適そうです。

肉をこねる


▲油落ちのいい琺瑯のボールなら、気軽に肉をこねられそうです。
「ボール (野田琺瑯)」を使用。

ナオミ

ハンバーグや餃子づくりなどで肉をこねると、
洗った後の油残りが気になります。
試しに3つの素材のボールに油を落として洗ってみたところ、
琺瑯は少しの洗剤でするりと油が落ちました!
洗いあがりがべたつかず、きゅきゅっと音がするのは嬉しいですね。

ミズキ

私は野田琺瑯の保存容器を愛用しているので、
琺瑯の油落ちのよさはいつも実感しています!
カレーを入れた容器を洗っても、すぐにツルツルになるんです。
また琺瑯のボウルは真っ白だから、
しっかり全体が混ざっているかなど、
食材の状態がよく見えます。

アキコ

耐熱ガラスも、琺瑯と同じくらい油の落ち具合はいい感じ。
ステンレスは少ない洗剤だと油っぽさが残ってしまいました。
肉をこねるときには、琺瑯か耐熱ガラスの方が後片付けまで気持ちよくできそうです。

温め・熱する


ナオミ

お菓子やパンをつくるときに、バターやチョコレートを
湯煎や電子レンジで柔らかくすることがよくありますよね。
湯煎の場合なら、
金属をガラス製の釉薬で覆った琺瑯やステンレスが
熱を伝えやすいので効率的。
反対に、急激に冷やしたいときにもいいかも。

ミズキ

琺瑯なら直火にもかけられますね。
ちょっと砂糖を溶かすために温めたい……というときに、
さっと直火にかけられるのは、湯煎より手早くて便利。
ちょっとした鍋感覚で使えます。
ただし持ち手がなく、ボール全体が熱くなるので、
直火にかけるときはヤケドに注意が必要です。

アキコ

耐熱ガラスは厚手だし、湯煎で熱が伝わるには時間がかかりますが、
電子レンジにかけられるので便利です。

▲耐熱ガラスなら電子レンジで野菜を加熱調理することも。
「ミキシングボウル (HARIO)」を使用。

ミズキ

電子レンジで使える耐熱ガラスなら、
野菜を入れてラップをして熱すれば、
鍋で茹でる代わりに火を通せます。
調理時間の時短にもなりますね。

ナオミ

耐熱ガラスや琺瑯ならオーブンでも使えるから、用途がさらに広がります。
以前、ボールに卵液を入れてオーブンで焼いた
特大プリンをつくったら、子どもたちが大喜びでした!

食卓に出す


ナオミ

真っ白で清潔感があり、見た目もお洒落な琺瑯なら、
サラダをドレッシングと和えたりして、
そのままうつわとして食卓に出しても違和感がないですね。

ミズキ

耐熱ガラスのボールも、ガラスの食器と同じ感覚で
そのまま食卓へ出せますね。
でもステンレスはどうしても調理器具というイメージが拭えず、
見た目もちょっと寒々しいものがあるので、
うつわとして使うのには少し抵抗があります……。

アキコ

個人の好みはあると思いますが、
キッチンツールとして使って、
そのままうつわとして食卓に出せるボールだと、
洗い物が減って嬉しいですね。

最後に、3つの素材の違いをまとめてみました

ミズキ

素材ごとに得意、不得意が本当に違うんですね。
私は今持っているステンレスのものに加え、
和え物などをつくってそのまま食卓にも出せる
琺瑯のものを買い足したいな。

アキコ

私はポリカーボネイトのボールの代わりに、
耐熱ガラスのボールが欲しくなりました!
電子レンジにかけることができるし、
泡立て時の安定性がとてもよかったので。
お菓子づくりをしている人には、ぜひ耐熱ガラスのボールをおすすめしたいです。
(後日、アキコさんは「ミキシングボウル (HARIO)」を購入していました!)

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