馬場商店の蕎麦猪口3シリーズ
2015年4月13日 / 実店舗のみ取扱商品
400年もの歴史を持つ陶磁器の町、長崎県波佐見町と
佐賀県有田町で陶磁器をつくりつづけるブランド
「馬場商店」の蕎麦猪口が新入荷しました。
「馬場商店」の器は、技術と職人技に裏付けられた精巧さと
伝統的な図柄や色合いを踏まえつつ現在の生活にも新鮮に写る
デザインが特徴です。
まずは、子どもがのびのびと描かれたかわいらしい
「明治銅版唐子図」シリーズです。

各1,300円(税抜)
サイズ:φ80×H62mm
容量:170cc
「唐子」とは、唐(中国)の子どもを描いた文様のこと。
江戸時代に長崎・平戸藩の御用釜である三川内焼でしかつくれなかった
図柄をアレンジしたのだとか。
絵の具を和紙に印刷した転写紙から絵柄を素焼きの生地に写す
「銅版転写」という技法が使われ、それゆえの
図柄のかすれや切れ、色むらなどが味わいになっています。

「遊び松文」
縁起がよい松の木の下で子どもたちが踊るように遊んでいる
伝統的な唐子図のひとつ。

「散らし文」
ドットの地模様に子どものおとぼけ顔を散らした柄。

「獅子舞文」
人々に福をもたらし邪の気を払う獅子舞の様子が描かれた柄。
子どもたちの動きに勢いがあって、躍動感のある絵柄です。

「窓絵楽人文」
窓の中にいるのは楽器を持った3人の子ども。
すました感じがほほえましくて思わず笑顔になってしまいます。

「百子堂文」
本を広げた子どもが同じ方向でずらっと並び描かれた柄。
「科挙」の試験会場を描いたものという説もあるとか。
続いては、白地に赤色の柄が粋な「和文/赤」のシリーズ。

各1,800円(税抜)
サイズ:φ80×H61mm
容量:170cc
江戸時代に蕎麦猪口が大流行し、さまざまなデザインが生み出された中で、
とくに人気だった文様を厳選し再現したシリーズです。

「菊弁文」
人気の菊の花を用いた花模様。
菊は不老長寿の花といわれ、縁起がよいとされました。

「龍目文」
竹などで編んだ籠を意匠化した柄。
この柄には魔除けの効果があるといわれています。

「菊花文」
こちらもデザインは違うけれど、菊がモチーフ。

「氷裂文」
氷にヒビが入った様子をあらわした柄。
中国・南宋時代の柄とされていますが、モダンな感じです。

「蛸唐草文」
つる草が絡み合って曲線を描く文様。
生命力が強く、どんどん伸び広がっていくつる草には、
「繁栄・長寿」などの意味があるとか。
オンラインショップからご購入いただけます。
→こちらをご覧ください。
最後は、淡い色の組み合わせが美しい「色釉/白淡(はくたん)」シリーズ。


各1,300円(税抜)
サイズ:φ80×61mm
容量:170cc
日本の伝統的な色には、植物や動物、水や空や岩などの自然にまつわる
名前がつけられています。
まさに自然を写しこんだような色合いは、
瑞々しくどこか奥ゆかしさを感じさせます。
「色釉/白淡」シリーズも、5色並べて眺めると、
まるで山中で迎える夜明け時のようなすがすがしい雰囲気です。

「薄黄」

「青白磁」

「裏葉」

「黄鼠」

「薄群青」

「馬場商店」の蕎麦猪口の特徴は、縁に「もたせ」がないことと
カンナで角を削って仕上げてあること。
通常蕎麦猪口をつくる際は、口径がゆがまないように
縁の部分に「もたせ」という厚みを持たせるのですが、
「馬場商店」ではあえてそれをつくっていません。
そのおかげで内側がすっきりとした見た目に仕上がり、
きれいにスタッキングできるのです。
さらに、淵と高台部分にカンナで削り角をつくることで、
見た目がシャープになるだけでなく、軽い口当たりに。

どの蕎麦猪口の高台裏にも、馬場商店のロゴマーク
「五弁花文」が描かれています。

通常はこちらのオリジナル箱付き。

ギフト用には専用のギフトボックスもあります。
カジュアルな紙箱と折り目正しい桐箱で
選べるところがうれしいですね!
ツユ入れだけでなく、小鉢や酒盃、湯呑みなど
たくさんの使い方が楽しめる蕎麦猪口は、
普段の食卓だけでなく、おもてなしにも大活躍。
スタッキングできれば場所もとらないので、
ぜひいろいろな柄をそろえてお楽しみください。
現在店頭のみでのお取り扱いとなりますが、
お電話・メールからのご注文も承っております。
お気軽にお問合せください。
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