スガハラをつくる「人」

スガハラのガラスづくり


「Sghr スガハラ」では、新人からベテランまで、10代~70代の職人さんが一緒に働いています。
ひとつの商品ができるまでに、ガラスの型づくりから成形、仕上げ、そして箱に至るまで、
たくさんの人が関わっているのです。



職人の想いと技を高める自由な空気


ガラス型職人


「成形」ひとつをとっても、一商品に対し、4~5人の職人が班をつくり、リレー形式で作業をすすめます。
30人近くが同時に作業をしていても、工房内は驚くほど静かです。
スムーズな流れを止めないよう、皆が常に周りに気を配り、作業もあ・うんの呼吸。
その中で、新人はベテランの技を目で盗み、学んでいくのです。

スガハラでは、休み時間や休日に工房を職人に開放しています。
習熟度に合わせて技を磨いたり、新しい技法を試すなど、
職人として技術を伸ばしていける環境があるのです。

ルンドの作者江良徹さん

「常に新しいものをつくっていいという
雰囲気がある」と話すのは、
現在30歳、入社9年目にしてガラス暦15年の
江良徹さん。
普段はワイングラスを主に制作しています。
そして、成形の工程で最も難しいという
最終的なかたちをつくる工程を担当。
それは、できるようになるまで
10年以上の時間を要する行程なのだそう。
「ガラスの表情を見ていると、
ガラスが語りかけてくるんです。
いつ吹けばいいかは
ガラスが教えてくれるんです」。

江良さんにとってガラスは、無機質な物体ではなく、意志を持った特別な生き物なのです。
その言葉からは、しっかりとした技術を持った職人としての顔と、
心からガラスに魅了されている姿が伺えました。

江良さんはまた、「ルンド」をはじめ、いくつもの商品の作者でもあります。
年間200点以上もの新作を発表しているスガハラですが、実は特定のデザイナーはいません。
職人をはじめ、梱包や出荷のスタッフ、さらにショップやカフェのスタッフまで、
誰でもガラスのデザインを提案できるのです。
ある人は使う立場から、またある人はガラスの美しさを追求したい想いから、
さまざまなアイデアが挙がります。
そのひとつひとつを大切にしたいから、スガハラでは、
商品化にあたり、トレンドはあまり意識していないと言います。



自由な発想をすぐにかたちに


次々と提案される新しいアイデアも、形にならなければ何の意味もありません。
スガハラは職人のひらめきを、ひらめきのままで終わらせない体制を整えています。

一般的にガラスの工房は、ガラスの制作のみ行います。
箱や型は外部の専門業者に頼むのが普通なのです。
そこを自社で行うことにより、職人がすぐに試し吹きをすることが可能になるのです。

ガラス型職人

ガラスの型をつくる機械


型づくり歴10年の外崎紀夫さん。
傍らには、昔から使い続けているという、
歴史を感じさせる古い機械。
スガハラでは50年以上もの間、
この機械と手作業によって、
何千という型がつくられ続けてきたのです。

職人さんたちの自由で奔放な発想を
現実のものにする、
そのための型づくり。
苦労したこともあるのではと聞いてみると、


「設計図という二次元のものから三次元のものをつくるんだからね」と、にやり。
その笑顔の奥に、スガハラのガラスづくりを支える自負と、これまでの達成感が表れていました。

スガハラガラスの美しいフォルムは、こうして多くの人よってかたちづくられていくのです。



ガラスの奥に見えるのは、人


40人近い職人を有する大きなガラス工房でありながら、手仕事にこだわるスガハラ。
なぜなら、手仕事だからこそ、できあがるガラスに、
そこに携わるひとりひとりの想いや姿勢を込めることができるから。

だからこそ、スガハラのガラスは、使っていて心から心地よいのです。
どの角度から見てもうっとりしてしまうフォルム、色、そして、手にしたときの新鮮な手触り。
今日も、そして明日もまた、ついつい使いたくなるガラスです。





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