箸編 | 暮らしの道具、徹底比較 | cotogoto コトゴト
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私たちが比べてみました

箸編

2016年9月公開

二本のただの棒。
だけど日本人の暮らしに欠かせないもの。
それが「箸」です。
シンプルなかたちと機能だから、あまりこだわりのない方も多いかもしれませんが、
シンプルなかたちと機能だから、あまりこだわりのない方も多いかもしれませんが、
ほんの些細な違いで料理が食べやすくなり、
気付かず抱えていたストレスがなくなるものです。
徹底的に比べて、自分にあう箸を見つけましょう。

比べるアイテム

  • みやこ箸
    (公長齋小菅)
    ※取扱終了になりました。

    (以下、みやこ箸)

  • 木箸 (東屋)

    (以下、東屋の木箸)

  • 塗箸 ひのき (SyuRo)
    ※生産終了になりました。

    (以下、
    SyuRo ひのき)

  • 塗箸 あすなろ (SyuRo)
    ※生産終了になりました。

    (以下、
    SyuRo あすなろ)

  • めいぼく箸 たがね (薗部産業)

    (以下、めいぼく箸)

  • ヒバくびれ箸 無塗装 (カルデサック)
    ※取扱終了になりました。

    (以下、
    くびれ箸 無塗装)

  • ヒバくびれ箸 輪島塗り (カルデサック)
    ※取扱終了になりました。

    (以下、
    くびれ箸 輪島塗り)

スタッフの紹介

  • ユウキ

    30代、未婚。
    洋服よりも、毎日使う暮らしの道具にお金をかけたい派。

  • シホ

    30代、未婚。
    箸は先の細いものが好き。お気に入りを見つけたら、ひたすら追求するタイプ。

  • ナオミ

    30代、既婚。
    小学1年生になる娘がいる。家族3人で揃えられる箸を探している。

  • ミズキ

    20代、未婚。
    恥ずかしながら正しい箸の持ち方ができず、ただいま矯正中。

どんな箸を使っていますか?

ユウキ

私は一緒に住んでいる彼と色違いで、「みやこ箸」の大を使っています。
私は赤、彼は青、そしてお客様用に黒を用意。
色が違うと、一目でどれが自分の箸かわかるので便利ですね。
あとは自分用だけですが、輪島キリモトの「楕円箸」(廃盤になりました)も持っていて、
特別な日にはこちらを使っています。
やっぱり漆の箸は高級感があって、食事の時間を豊かな気持ちで過ごせます。

ミズキ

我が家は「天削丸」を使っています。
実は私、恥ずかしながら正しい箸の持ち方ができなくて……。
それもあってか、先が細い箸じゃないと器用に扱えないんです。
「天削丸」は持ち手が太くて握りやすいけれど、箸先は細いので、
とても使いやすくてお気に入りです。
たまに矯正箸を使って正しい持ち方を身につけながら、
「天削丸」で美しくご飯を食べる練習をしています。

ナオミ

箸の正しい持ち方って、やっぱり大事ですよね。
私も小学1年生の娘には正しく箸を持てるように、
握るところが凹んだ練習用の箸を使わせています。
私と旦那は、私がイベントでつくった箸を2年近く使っているので、
そろそろ買い替え時かなと。
娘が正しく箸を使えるようになって、もう少し手も大きくなったら、
家族全員「みやこ箸」を色違いで揃えたいなと思っています。
やっぱり家族全員お揃いの箸にすることに、憧れますね。

シホ

私は以前から京都の箸屋さんで箸を揃えています。
箸先が細いので、小さなものも簡単につかめて、とっても使いやすいんです。
でもcotogotoでお昼ごはんを食べる時用に購入した「天削丸」も最近はお気に入りで……。
職場用のはずが、つい自宅に持ち帰って使っているほどです。

早速、箸を比べてみましょう

  • うどんをつかんでみました


    ミズキ

    うどんって本当に滑りますよね。
    カレーうどんのときなんて、大惨事になることもしばしば。

    ナオミ

    先がギザギザの箸だと滑りにくいイメージがあるけれど、
    なんだか安っぽいから好きになれなくて……。

    ユウキ

    ギザギザのところに汚れがつまりそうで、
    衛生面も気になりますよね。
    「ギザギザじゃないけれど、滑りにくい箸」がいいな。

    ▲「くびれ箸 無塗装」はうどんをしっかりつかめました。

    シホ

    うどんをつかんでみると、「くびれ箸 無塗装」は、
    あまりうどんが滑らず、ホールドできました!
    ヒバの木そのままの箸なので、太くて適度にざらざらしているからかな。
    あとくびれているので、箸先に力を入れやすいような気がします。

    ナオミ

    うどん屋さんの箸も太いですが、
    やっぱりツルツルのうどんを食べるなら、先は太い方がいいのかも。

    ▲「くびれ箸 輪島塗り」は、塗りのせいか、やや滑ってしまうことも。

    ユウキ

    同じく先端が太めの「めいぼく箸」も、上手にうどんをつかめました。
    逆に、同じ「くびれ箸」でも「輪島塗り」のは、
    表面がツルツルしていて、うどんが滑りやすい気が……。

    ミズキ

    「SyuRo」の箸も、「ひのき」と「あすなろ」の形状は異なりますが、
    どちらも漆塗りだからか、うどんをつかむのはちょっと大変ですね。
    マットな「拭き漆」の「あすなろ」はそこまででもないけれど、
    光沢のある漆塗りの「ひのき」は、滑ることが多い印象です。
    箸先の太さだけでなく、塗装の種類も重要みたい。

  • ゴマでもつかめますか?


    ▲「東屋の木箸」なら、器用にゴマをつかめます。

    ナオミ

    普段の生活でゴマを箸でつかむことはなかなかないですが……(笑)
    ゴマほど小さく細かいものでも、先が細い「東屋の木箸」なら一発でつかめました!

    ▲「東屋の木箸」の先端の様子

    ミズキ

    「東屋の木箸」は箸を合わせたときに、先端ぎりぎりまでピタッとくっついています。
    ゴマだけじゃなくって、お弁当に入っている「バラン」のように
    薄いものでも簡単にはさめました!
    私のようなぶきっちょでも、繊細な箸さばきができて嬉しいです。

    シホ

    この箸なら焼き魚も、きれいに骨だけ残して食べられますね。
    細かい動きをするなら、やっぱり先端の細さは大事!

    ▲「くびれ箸 無塗装」では、何度かチャレンジして、ようやくゴマをつかめました。

    ユウキ

    箸先が太い「くびれ箸」だと、
    ゴマほど小さいものをつかむのはちょっと苦労します……。
    「SyuRo ひのき」では全くつかむことができませんでした。

  • 箸先の細さとかたちを比較してみましょう


    ▲箸先を見てみると、「東屋の木箸」と「みやこ箸」が群を抜いて細いことがわかります。

    ナオミ

    うどんのような麺類を食べるのには太いもの、
    ゴマのような小さなものや箸先の器用さが求められるものには細いものと、
    箸もある程度使い分けが必要なのかもしれませんね。

    ミズキ

    メーカーによっては、うどん用の箸や納豆用の箸、焼き魚用の箸など、
    それぞれの用途に合わせた専用の箸もあるみたい。
    とは言え、そんなに箸ばっかり買えないし、頻繁に使い分けるのは面倒だから、
    自分の好みや、よく食べる料理に合わせて、万能に使える箸を持っておきたいな。

    シホ

    そうなると、やっぱり私は断然先が細い箸派!
    「みやこ箸」も「東屋の木箸」に次いで箸先が細いので、
    食べる時にストレスを感じることが少ないと思います。

    ナオミ

    私は普段使っている自分でつくった箸が太いからか、
    結構太い方が安心感あって好きなんですよね〜。
    「めいぼく箸」の太さがちょうどいいなあ。
    あと娘に使わせるってなると、先が細い箸は噛んじゃうことがあるから、ちょっと心配。
    とは言え、ごまで実験したように、焼き魚を食べる時など小さなものをつかむ時には、
    やっぱり先の細い箸の方が使いやすいとは思いました。

    ▲「SyuRo ひのき」の箸先。よく見ると八角形になっているのがわかります。

    ミズキ

    一般的に箸先は八角のものが使いやすいと聞きますが
    「SyuRo ひのき」は八角なんだけれど、ちょっと太すぎて、
    私には少し使いづらいかも……。
    今度もう少し細めの八角箸が入荷予定らしいので、そちらに期待です!

  • 握りやすさにも違いがあります!


    ▲持ち手の様子。

    ユウキ

    箸先だけじゃなくて、持ち手の細さ・太さ・かたちも大事ですよね。
    くびれのある「くびれ箸」はやっぱり持ちやすく感じます。

    ナオミ

    私は持ち手も太い方が持ちやすさを感じるから、
    「めいぼく箸」や「SyuRo あすなろ」がフィットします。

    ミズキ

    私も太くて丸みのある形の方がいいな〜。
    「天削丸」は手で削られた凸凹があるから、なんだか手に馴染む気がします。
    一方、カクカクしている箸は、なんだかどこを持ったらいいのかわからなくって……。
    「SyuRo ひのき」だと、くるくる回して、指が置きやすいところを探してしまいます。

  • 塗装の種類を見てみましょう


    ▲cotogotoで取り扱っている箸は、「ウレタン塗装」「無塗装」「漆塗り」の3種類があります。

    シホ

    扱いが楽なのは、やっぱりウレタン塗装ですよね。
    耐水性があるし、お手入れも簡単。そんなに滑りやすくもないし。

    ▲ミズキさんの「天削丸」。「黒鉄木」は角が擦れて白くなったところが目立ちます。

    ミズキ

    ただ「天削丸」もウレタン塗装なんですが、1年近く使っていたら
    塗装が剥げて、擦れた部分が白っぽくなってしまいました……。
    手彫りの凸凹が残されたデザインだから、角が擦れやすいのかも。
    明るい色の「鉄木」や「桜」ならいいけれど、
    暗い色の「黒鉄木」だと結構目立っちゃって残念。
    とは言え、1年使ったらそろそろ替え時なのかなあ。

    ナオミ

    箸の替え時って迷いますよね。
    1〜2年で箸先が傷んできたら、そろそろかなって気はするけれど。
    ウレタン塗装はお手入れが楽でお値段もお手ごろなものが多い分、
    寿命を感じるのが早いものも多い気がします。

    ユウキ

    そう思うと、ちょっと高くても「東屋の木箸」の箸は無塗装だから
    塗装が剥げる心配もなくて魅力的ですよね。
    ピアノの鍵盤に使われている「黒檀」と、“鉄の刀”のように堅い「鉄刀木(たがやさん)」。
    丈夫な木でつくられているから塗装がなくても安心だし、
    それを職人さんがひたすら磨き上げてつくっていて……。
    食事前に塗らすと、無塗装だから木が水を吸い込んでしっとりして、本当に美しいんです!

    ミズキ

    「東屋の木箸」ほど高級感のある箸ってなかなかないですよね。
    シンプルなのに、箸界の重鎮感がすごい……!
    一方、同じ無塗装と言っても「くびれ箸 無塗装」は
    白いヒバの木そのままだから、料理の色がすぐに染み付いちゃうのが心配。
    使う前に一度水に浸した方がいいかもしれませんね。
    あと「くびれ箸 無塗装」は使い始めの頃、ヒバの清涼感のある香りがするんです。
    そういう素材の良さを直接楽しめるのは、無塗装ならではの魅力かな。

    ナオミ

    でもやっぱり高級感と言えば、漆ですよね。
    私は小さい頃、漆の細い箸で育てられたんです。
    もちろん滑りやすいんだけど、その方が正しい持ち方をしなきゃ!って身に付くからって。
    おかげで箸の持ち方がきれいって褒められることが多いから、
    敢えて子どもには漆の箸を使わせるのもいいのかも。

    ミズキ

    子どもに漆、いいな〜。
    子どもだからこそ良いものを使わせたいけれど、
    割れ物だったり、あまりに高級なお椀なんかは躊躇しちゃうから……。
    漆の箸はちょうどいいですね。
    「SyuRo ひのき」なんて、漆なのに500円とお手頃だし。
    気軽にチャレンジできそう。

  • 長さはどうですか?


    ※手仕事でつくられているため、長さには個体差があります。

    ユウキ

    私は手が大きいので、23.5cmと長めの
    「東屋の木箸」や「めいぼく箸」大がちょうどいいみたい。

    ナオミ

    私は手が小さいので、20cmの「みやこ箸」小が持ちやすく感じます。
    同じ女性でも、持ちやすい箸のサイズって違いがあるんですね。

    ミズキ

    適した箸の長さの目安は、親指と人差し指を直角に広げたときの
    それぞれの先をつないだ長さ(一咫・ひとあた)の
    1.5倍(一咫半)と言われているそう。
    私の場合、一咫が15cmだから22.5cmの箸が適正なので、
    まさに今使っている「天削丸」がちょうどいい長さみたいです。
    どうりで使いやすく感じていたのかも。

  • 重さも比べてみました


    ※手仕事でつくられているため、また個々の木によって、重さには個体差があります。

    ミズキ

    箸の重さなんて全然気にしたことがなかったのですが、
    以前cotogotoで年配のお客さまから
    「歳をとると箸も重くて持つのが辛くて、軽い箸を探している」というお声を聞いて、
    人によっては箸の重さが大事だということをはじめて知りました……。

    ナオミ

    子どもにとっても、箸の重さって大事!
    うちの子も「みやこ箸」の小は軽い!と気に入っていたけれど、
    「天削丸」や「東屋の木箸」なんかはどれも重いみたいで……。

    シホ

    まだ手が小さいから、ちょっとの重さでも疲れちゃうんですね。
    「SyuRo」の箸も6gととても軽くて、なんだか持っている感覚がないくらい。
    これなら子どもや年配の方にも優しいですね。

  • デザインもチェック!


    ▲食卓で映える「くびれ箸 輪島塗り」 (二十四節気のレシピ「2016年 小暑」より)

    シホ

    「くびれ箸 輪島塗り」みたいに全部が真っ赤の箸ってなかなかないですよね!
    取り箸として食卓に出したら、絶対かわいい!

    ▲並べれば虹のようにカラフルな「みやこ箸」

    ミズキ

    cotogotoの商品撮影でスタイリングするときも、
    「くびれ箸 輪島塗り」があると食卓が華やかになるから、つい頼りがち。
    カラフルさで言えば、「みやこ箸」は大が7色、小が5色あって、
    その日の料理やうつわにあわせて色を選べるからいいですよね〜。

    ▲3種類の木の個性を楽しめる、「めいぼく箸」と「天削丸」。

    ユウキ

    我が家のように家族で色違いにするのもいいですよ。
    「めいぼく箸」や「天削丸」、「SyuRo」の「ひのき」と「あすなろ」で
    さりげなく色違いならぬ「木違い」にしても素敵!

    ▲「東屋の木箸」の美しい木目。

    ナオミ

    「SyuRo」の「あすなろ」って、拭き漆仕上げで木目が見えてきれいですよね〜。
    だけど木の素材を楽しむなら、「東屋の木箸」も捨てがたい……。
    「黒檀」「鉄刀木」どちらも木目が美しくって、選ぶのに迷っちゃいます。
    あと、「東屋の木箸」は素敵なデザインの箱入りだから、贈り物にもぴったり!

最後に、8つの箸の違いをまとめてみました

  • みやこ箸 (公長齋小菅)

    素材:竹(ウレタン塗装)

    【特徴】
    ・大・小の2サイズ展開
    ・大は7色、小は5色あり、色違いで揃えられる
    ・軽くて細い
    ・別売りで箸ケースあり

    【価格(税抜)】
    大:800円
    小:700円

  • 木箸 (東屋)

    素材:黒檀・鉄刀木(無塗装)

    【特徴】
    ・無塗装で木の美しさを楽しめる
    ・細くて焼き魚も食べやすい
    ・箱入りでギフトにもおすすめ

    【価格(税抜)】
    黒檀:2,700円
    鉄刀木:2,500円

    詳しくはこちら
  • 塗箸 ひのき (SyuRo)

    素材:ひのき(朱漆)

    【特徴】
    ・八角形でつかみやすい
    ・光沢のある漆塗りだがお手頃

    【価格(税抜)】
    500円

  • 塗箸 あすなろ (SyuRo)

    素材:あすなろ(生漆)

    【特徴】
    ・拭き漆仕上げ
    ・ひのきの表情を楽しめる
    ・丸みのある握りやすいかたち

    【価格(税抜)】
    2,000円

  • 天削丸の木箸 (木箸しのはら)

    素材:桜・鉄木・黒鉄木(ウレタン塗装)

    【特徴】
    ・手彫りの凸凹が手に馴染みやすい
    ・持ち手は太く、先は細い
    ・木別で揃えられる

    【価格(税抜)】
    桜・鉄木・黒鉄木:各1,000円

    詳しくはこちら
  • めいぼく箸 たがね (薗部産業)

    素材:桜・楢・楓(ウレタン塗装)

    【特徴】
    ・木の表情を楽しめる
    ・丸みのある握りやすいかたち
    ・木別で揃えられる

    【価格(税抜)】
    桜・楢・楓:各1,200円

    詳しくはこちら
  • ヒバくびれ箸 無塗装 (カルデサック)

    素材:ヒバ(無塗装)

    【特徴】
    ・ヒバの素材と香りを楽しめる
    ・滑りにくい
    ・くびれているので握りやすい

    【価格(税抜)】
    1,000円(2膳セット)

  • ヒバくびれ箸 輪島塗り (カルデサック)

    素材:ヒバ(漆)

    【特徴】
    ・食卓に映える赤い漆
    ・くびれているので握りやすい

    【価格(税抜)】
    2,600円

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