醤油差し編 | 暮らしの道具、徹底比較 | cotogoto コトゴト
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私たちが比べてみました 暮らしの道具、徹底比較

醤油差し編

2018年2月公開

あると便利な食卓の道具、醤油差し。
液だれなどの小さなストレスから解放してくれる、重要なアイテムです。
毎日の食卓に出すものだから、見た目の美しさにもこだわりたいもの。
使い勝手や洗いやすさ、デザインなどの観点から
3つの醤油差しを比べてみました。

スタッフの紹介

  • ユウタ

    20代、未婚。
    彼女と2人暮らし。
    デザイン性の高いものが大好き。

  • ナオミ

    30代、既婚。
    夫と娘と3人暮らし。
    醤油差しについては夫のこだわりに押され気味。

  • ミズキ

    20代、未婚。
    1人暮らし。
    九州出身のため好みの醤油への愛が強い。

どんな醤油差しを使っていますか?

ミズキ

私は九州出身なので、地元の甘い醤油を
実家から大きなボトルで送ってもらっています。
大きなボトルだと量の調節が難しいので、
食卓で醤油が必要なときは、醤油差しが欠かせません。
2年ほど前から「G型しょうゆさし」を使っています。

ナオミ

我が家は旦那が醤油差しにうるさくって。
旦那がいつの間にか買ってきたガラス製のものをずっと使っています。
使うのは週に1度の刺身の晩ごはんのときが中心。
必要な量の醤油を入れて食卓へ出し、食後にはその都度洗っています。
でも少量の醤油しか入れないのに醤油差しが大きめで、
我が家のような使い方ならもう少し小さい醤油差しでもいいのかな~と思って。
「使う分だけ中身を入れる」がコンセプトの、
「テーブルソイソース」が気になっています。

ユウタ

僕は「東屋の醤油差し」のデザインに惹かれて
1年ほど前に購入しました。
でも正直、食卓で醤油を使う機会がそんなになくて……。
最近ようやく使いはじめました。
刺身や餃子を食べるときなどに重宝しています。

ミズキ

私は朝ごはんに卵かけごはんや目玉焼きなど
卵料理を食べることが多いから、醤油をよく使う方なのかな~。
1人暮らしなのもあって毎日使う必需品とまでは言えないけれど、
醤油が必要なときには、醤油差しが無いと不便で……。

ユウタ

最近では押し出し式で量を調節しやすいボトルの醤油が人気ですよね。
ああいう醤油なら、醤油差しがなくても量の調整は楽なんだけど、
やっぱりデザインが……。
食卓に出すにはちょっと抵抗があります。
機能性はもちろん、見た目も大事にしたいです。

早速、醤油差しを比べてみましょう

注ぎやすさはどうですか?


▲左から「東屋の醤油差し」「G型しょうゆさし」「テーブルソイソース」。

ナオミ

いい醤油差しであるために、液だれしないことは大前提。
何度か醤油を注いでみましたが、3つとも液だれは一切なし!

ミズキ

醤油の種類や状態によって
絶対に1回もたれない!というわけではないでしょうが、
私たちが試したところでは全くたれなかったですね。
ちょっとだけ注ぎたいというときに、ひゅっと頭を持ち上げると
キレよくとまってくれました。

▲「G型しょうゆさし」で醤油を注いでいるところ。
※蓋を押さえてご使用ください。

▲「東屋の醤油差し」で醤油を注いでいるところ。
※蓋を押さえてご使用ください。

▲「テーブルソイソース」で醤油を注いでいるところ。

ユウタ

「G型しょうゆさし」と「東屋の醤油差し」は
口が象の鼻のようにカーブして突き出ていますよね。
反対に、「テーブルソイソース」は小さなくちばしのような注ぎ口。
このかたちの違いから、「G型しょうゆさし」と「東屋の醤油差し」は
少し手首を動かすだけで醤油が出てきて注ぎやすく感じました。

ナオミ

「G型しょうゆさし」や「東屋の醤油差し」と比べると、
「テーブルソイソース」は醤油が細く少しずつしか出ません。
減塩のためなどで、醤油の量を控えたいという人にいいかも。

ミズキ

「G型しょうゆさし」は蓋のつまみにある空気穴を押さえると、
注ぐ量を調節できるという仕組み。
(商品によって蓋の大きさがわずかに異なり、調節しにくい場合もあります)
ただ我が家では友達が空気穴と気づかず、つまみを押さえて注ごうとして、
「この醤油差し詰まっているよ!」と指摘されることがしばしば。
便利な反面、ちょっと困っているところでもあります。


持ちやすさも比べてみました


▲重さ一覧。

ナオミ

私には「東屋の醤油差し」が軽くて、持ちやすいな~。
やっぱり何でも重いと手が伸びなくなるものですよね……。

ミズキ

私は胴体にくびれがある「G型しょうゆさし」と「テーブルソイソース」が
持ちやすいと思いました。
球体の「東屋の醤油差し」は、するっと手が滑ってしまいそうで……。
また、「テーブルソイソース」は蓋が重めなので、
他の醤油差しに比べると蓋を押さえなきゃ!って力が入っちゃいます。
ということで、やっぱり私は「G型しょうゆさし」が持ちやすいかも。

ユウタ

僕はあまり重さやかたちのことは気にならず、
どれも持ちやすく感じます。
女性だと手が小さいから、気になってしまうのかもしれませんね。


見た目やデザインも重要です


▲美しいフォルムが際立つ「東屋の醤油差し」。

ユウタ

「東屋の醤油差し」は潔い白と、丸いかたちが美しくて好きなんです。
でも球体で底が小さいので、他と比べるとやや安定感に欠けます。
うっかり倒してしまう危険性は高いかもしれないので、
とくにお子さんがいる家庭などでは気をつけたほうがいいかもしれません。

▲ミズキさん宅で「G型しょうゆさし」を使っている様子。

ミズキ

「G型しょうゆさし」は1960年に初代グッドデザイン賞を受賞、
その後ロングライフデザイン賞も受賞した名デザインですよね。
6色のカラーバリエーションがあるから、
食卓の雰囲気に合わせて選べるのも嬉しいです。
我が家は渋い色味の器が多いので、
色味を合わせて茶色のものを使っています。

▲「テーブルソイソース」はガラス製。

ナオミ

「テーブルソイソース」は無色透明なガラス製だから、
どんな食卓でもすんなりと馴染みそう。
透明だと中に入っている醤油の量も一目瞭然で
わかりやすくていいですね。


洗いやすさ、お手入れについても比較します


▲「テーブルソイソース」は洗いやすさにこだわってデザインされています。

ミズキ

洗いやすさで言うと、
「テーブルソイソース」は素晴らしいですね!
男性の指でもしっかり中まで入れて洗えるかたちで、
底も丸みを帯びているので、隙間に醤油が残ることはありません。
注ぎ口もホースのような筒状ではなく、隅々まで手が届き、
また透明だから目で汚れを確認することも可能。
これだけ洗いやすければ、
使ったら洗うという習慣が身につきそうです。

▲左から「G型しょうゆさし」「東屋の醤油差し」「テーブルソイソース」の蓋。

ナオミ

「東屋の醤油差し」は蓋がとても軽くて小さいので、
シンクでうっかり流してしまいそうなのが心配……。
また、どれも落としたりぶつけたりすると割れてしまう素材だから、
扱いには注意が必要ですね。

▲「東屋の醤油差し」は蓋の底と本体の底だけ無釉です。

▲「G型しょうゆさし」は蓋と本体の合わせ部分(写真の白い部分)や本体の底は無釉です。

ユウタ

磁器製の「東屋の醤油差し」と「G型しょうゆさし」は、
釉薬がかかっていないところに醤油の色がついてしまいそう。
「東屋の醤油差し」は無釉部分が極めて少ないつくりですが、
「G型しょうゆさし」は蓋と本体の合わせ部分に無釉部分がありますね。

▲ミズキさんの「G型しょうゆさし」。とくに着色は見られません。

ミズキ

私は「G型しょうゆさし」を2年使って、
今のところ着色は見られずきれいです。
合わせ部分に醤油がついてしまったら早めに洗うなど、
普段からのケアが重要そうですね。


<番外編>醤油以外にも使えます

ナオミ

我が家では醤油以外にも、酢やポン酢、レモン汁などを
醤油差しに入れて食卓に出しています。
醤油と同じように必要な量だけ注げてとても便利なんです。
食卓でよく使うソース類やドレッシングを3つの醤油差しに入れてみて、
使えるかどうか実験してみましょう!

ユウタ

まずはウスターソース。
醤油とさほど変わらないくらいサラサラしているので、
どの醤油差しでもスムーズに流れ出てきました。
一方、とんかつソースほどのとろみがあると、
点滴のように少しずつしか出てこず、実用的ではなさそう。

ミズキ

オリーブオイルでも試してみたところ、
ウスターソースと同様に気持ちよく注げました。
オリーブオイルベースで酢や塩胡椒などを合わせた
自家製のイタリアンドレッシングなどなら、醤油差しに入れて使えますね。

※同じ調味料でも商品によって粘度などが異なります。
あくまで参考程度とお考えください。

最後に、3つの醤油差しの違いをまとめてみました

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