私たちが比べてみました 暮らしの道具、徹底比較
箸置き編
2018年4月公開
食卓の脇役である箸置き。
箸置きは使わないという家庭もありますが、
箸を置くだけでなく、テーブルコーディネートの小物としても重宝します。
箸置きの必要性、そしてどんなものが一番使いやすいと感じるのか、
3人のスタッフが考えてみました。
比べるアイテム
陶磁器
木・竹
金属
スタッフの紹介
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カメ
30代、未婚。
両親と3人暮らし。
引越しで実家に眠っていた箸置きを大量発掘し、活用中。
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ナオミ
30代、既婚。
夫と小学生の娘と3人暮らし。
なるべく物を持たない生活を心がけている。
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ミズキ
20代、未婚。
1人暮らし。
箸置きと器、料理の組み合わせを考えるのが、休日の朝のささやかな楽しみ。
どんな箸置きを使っていますか?
ミズキ
私は「真鍮の箸置き (FUTAGAMI)」や陶磁器、木のものなど、
素材・かたち様々な8種ほどの箸置きを持っています。
1人暮らしなので、普段は料理と一緒に箸を食卓に持っていって
そのまま食べることが多いから、箸置きを使わない日も。
でも友達が来ているときや、休日の朝ごはんなど1人でも気分を上げたいときに使います。
カメ
我が家は15種類くらいあるでしょうか。
それぞれ家族の人数分3~4個ずつあるので、全部で50個くらいになりますね。
「印判手箸置き こけし (倉敷意匠×kata kata)」は4種類全部持っています。
箸置きは毎食用意しますが、基本的にいつも使うものは一緒で、
箸だけでなくスプーンやフォークも一緒に置けるような大きめのもの。
どんなカトラリーを使う食事のときでも対応できるので、
普段はその箸置きを使い、器や行事に合わせてほかの箸置きを使っています。
「印判手箸置き こけし」はひなまつりの時期に使うことが多く、
箸置きで季節を取り入れるなんてのも粋ですよね。
ナオミ
私は結婚祝いでいただいた「とり型はしおき (白山陶器)」のほか、
全部で4種ほどの箸置きを持っています。
なるべく必要最低限にしたいと思いつつ、
箸置きってお手ごろなものが多いし、つい欲しくなりますよね。
我が家でも常に箸置きを使っていて、
娘が食事前に箸と箸置きを並べる係をしてくれています。
そもそも、箸置きって必要だと思いますか?
▲「真鍮の箸置き 三つ月・四つ月 (FUTAGAMI)」。
カメ
我が家は元々、箸置きを使わない家庭で、
私と母が夕食の用意をしている間に、
父が箸を手に取り晩酌をはじめている……というのが日常だったんです。
でも最近引越しなどを機に暮らしが変わり、私が食事をつくる係に。
最初に各自の席に箸を並べておこうと箸置きを使いはじめたら、
両親揃って料理ができるのを待っていてくれるようになりました。
ナオミ
箸を直接手渡すと、手にした人から先に食べてしまいがち。
全員の手元箸と箸置きがセットしてあると、
みんな同じタイミングで「いただきます」ができていいですよね。
ミズキ
箸置きが先に食べはじめることの抑止力になっているのかも!?
また、箸置きが無いと食事中に器に箸を渡す「渡し箸」をしてしまいがち。
渡し箸は食事のマナーとしてよくないことだから、日頃から注意したいですよね。
ナオミ
娘には渡し箸にも気をつけて欲しいけれど、
何より自宅以外での食事のシーンで、テーブルやトレーに直接箸を置かれるのが嫌なんです。
自分は無意識のうちに割り箸の袋を折って箸置きをつくっていますが、
娘にも普段から箸置きを使わせることで、箸を直接置かない習慣をつけています。
▲「箸置き 沢瀉 (JICON・磁今)」。
カメ
箸置きって実用的なよさもあるけれど、
なによりテーブルコーディネートの小物として欠かせないですよね。
器より金額的にも収納のしやすさ的にも買いやすく、色柄ものにも手が出しやすい気がします。
毎日の食卓のマンネリ化を防いだり、気分転換になっていいんです。
ナオミ
主婦としては、一汁一菜の簡素な食事のときでも、
箸置きがあるだけできちんと感が出るから助かります。
どんな食卓にも合うようなシンプルなものと、
華やかなアクセントになるような個性的なものなど、
いくつか持っておきたいですよね。
早速、箸置きを比べてみましょう
▲しっかりと中央がくぼんでいる箸置き。左奥から時計回りに「とり型はしおき (白山陶器)」
「箸置き (カルデサック)」「真鍮の箸置き 結晶 (FUTAGAMI)」「箸置き かえで (SyuRo)」。
そのほかの箸置きもくぼみはあるものが多いですが、
このくらい深くくぼんでいると箸が転がらず安心です。
ミズキ
やっぱり箸置きは、箸を置く部分に
しっかりとくぼみがついていた方が安定感がありますよね。
くぼみが無いと、慌しく食卓のセットをしているときに、
つい手が当たって箸が転げ落ちちゃうってことがあるんですよね。
▲「郡司さんの餅型箸置き B (倉敷意匠)」。
カメ
あと高さも重要。
「郡司さんの餅型箸置き B (倉敷意匠)」は、
個性的なかたちで食卓のアクセントにはとても素敵なのですが、
小さくて高さがあるから、箸先の傾斜が急なので、ちょっと不安定なんですよね……。
▲「印判箸置 (東屋)」を2つ並べて。
ミズキ
くぼみがなくても、背が低めの「印判箸置 (東屋)」は箸を置きやすく感じます。
スタッフの中には柄違いで2つ並べて使う上級者も。
かたちがシンプルだけに使い方が広がりますね。
▲「円窓箸置き・角窓箸置き (公長斎小菅)」。
ナオミ
「円窓箸置き・角窓箸置き (公長斎小菅)」は
箸を差し込める窓のような穴が開いているので、
あらかじめ箸置きに箸を差して保管しておけます。
割り箸のように、差してあるときは「未使用ですよ」という目印になり、
食事中は箸置きの上に箸を置けるから便利ですね。
来客時に重宝しそうです。
▲上から「塗箸 (SyuRo)」と「めいぼく箸 たがね 中 (薗部産業)」を
「円窓箸置き・角窓箸置き (公長斎小菅)」に合わせた様子。
ミズキ
ただし「めいぼく箸 たがね 中 (薗部産業)」や「塗箸 (SyuRo)」のように
箸先が太い箸を窓に入れると、箸の頭が開いてしまって不恰好。
箸の太さによって相性がありますね。
▲「箸置き 二葉 (JICON・磁今)」。
カメ
箸を置くだけでない用途があるものだと、お得感があっていいな。
「箸置き (JICON・磁今)」なら豆皿としても使えて、
薬味などをちょっと盛るのにぴったりです。
箸以外のカトラリーも置くなら?
▲「とり型はしおき(白山陶器)」。
ナオミ
用途の広さと言えば、箸置きは箸だけでなく、カトラリーレストとして
スプーンやフォーク、ナイフなどにも使えるものだと嬉しいですよね。
▲「印判箸置 (東屋)」。
ミズキ
高さの低い「印判箸置 (東屋)」の場合、
スープスプーンなどの頭の大きなカトラリーをのせると、
頭が重くて落ちてしまい、テーブルに接触してしまうことも。
頭の大きなカトラリーに使うときは、少し高さのあるものの方がいいのかも。
▲「真鍮の箸置き 流星 (FUTAGAMI)」。
▲「郡司さんの餅型箸置き E (倉敷意匠)」。
ナオミ
ほとんどの箸置きが、スプーンだけやフォークだけなら置くことができますが、
スプーンとフォークやフォークとナイフといった2本を一緒に並べるとなると、
「真鍮の箸置き 流星 (FUTAGAMI)」や
「郡司さんの餅型箸置き E (倉敷意匠)」のような、細長く大きめのものが活躍します。
我が家には小さめの箸置きしかないので、
箸置きの上にスプーンとフォークを重ねて置いていますが、
こんな風に並べて置ければ見栄えも使い勝手もぐんとよくなりそう。
▲「真鍮の箸置き 流星 (FUTAGAMI)」。
カメ
「真鍮の箸置き 流星 (FUTAGAMI)」なら、
ぎりぎりナイフ、フォーク、スプーンの3点一緒にセットすることもできますね。
▲「郡司さんの餅型箸置き E (倉敷意匠)」。
ミズキ
「真鍮の箸置き 流星 (FUTAGAMI)」や
「郡司さんの餅型箸置き E (倉敷意匠)」は、
箸だけを置くと少し大きすぎるような気もしますが、
個人的には器とのバランスがよければありかも。
どんな箸、カトラリーでも万能に対応できそうですね。
素材の違いはどうですか?
▲素材別一覧。
ミズキ
箸置きの素材で多いのは圧倒的に陶磁器。
そのほかcotogotoで取り扱っているものだと、木や真鍮のものもありますね。
陶磁器のものは落としたりぶつけたりすると割れてしまいますが、
食器と同じ感覚でさっと洗えて、お手入れに気を遣わなくていいのが魅力。
ナオミ
木のもののなかでも、
とくに「箸置き (カルデサック)」「箸置き (SyuRo)」のように無塗装のものだと、
つい汚れた箸を置いてそのままにしてしまったときに、衛生面がちょっと心配。
真鍮も同じく食べ物が付いた状態のままにしておくと、
黒ずんだり緑青(ろくしょう・緑色の錆)が出てしまうことも。
▲「真鍮の箸置き 結晶 (FUTAGAMI)」。
ミズキ
木や真鍮のものはお手入れに気を遣う部分もあるけれど、
陶磁器が多い食卓の上で、いいアクセントになるから好きなんです。
とくに「真鍮の箸置き (FUTAGAMI)」はいつもの食卓に
さりげない特別感を与えてくれるんですよね。
使い込むと色が深まり、育てる楽しみがあります。
▲「箸置き (カルデサック)」。
カメ
「箸置き (カルデサック)」は木をそのまま箸置きに仕立てているから、
個人的には木の箸との組み合わせより、
あえて異素材のステンレスなどのカトラリーと合わせたほうが
木の素朴な雰囲気が引き立って素敵だと思うんです。
箸やカトラリーに合わせて箸置きの素材を選ぶのも楽しいですね。
最後に、9つの箸置きの違いをまとめてみました
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印判箸置 (東屋)
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とり型はしおき (白山陶器)
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箸置き (JICON・磁今)
【特徴】
・食卓のアクセントになる個性的なかたち
・豆皿としても使える
【価格(税抜)】
詳しくはこちら
剣 2個入り 1,200円
二葉 2個入り 1,200円
沢瀉 2個入り 1,400円
3種各1個入り 1,900円
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郡司さんの餅型箸置き (倉敷意匠)
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印判手箸置き こけし (倉敷意匠×kata kata)
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箸置き (SyuRo)
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箸置き (カルデサック)
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円窓箸置き・角窓箸置き (公長斎小菅)
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真鍮の箸置き (FUTAGAMI)
素材:
真鍮
サイズ:
結晶 約W45×D24×H12mm
瞬き 約W35×D30×H10mm
三つ月、四つ月 約W35×D30×H10mm
閃光 約W50×D18×H10mm
流星 約W78×H12mm
【特徴】
・「流星」はカトラリーレストとしても
・「結晶」はしっかりとくぼみがあり安定する
・光沢があり華やかな真鍮製
・落としても壊れにくい
【価格(税抜)】
詳しくはこちら
結晶 3,510円
瞬き 4,630円
三つ月 3,750円
四つ月 4,750円
閃光 2個入り 2,880円
閃光 4個入り 4,750円
流星 2個入り 3,190円
流星 4個入り 6,380円