水切りかご・ボード編 | 暮らしの道具、徹底比較 | cotogoto コトゴト
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私たちが比べてみました 暮らしの道具、徹底比較

水切りかご・ボード編

2018年6月公開

洗った食器や調理器具などを置く、水切りかご。
水周りで毎日使うものだから、清潔を保ちやすく、
なおかつ、キッチンのスペースを有効活用できるアイテムを選びたいものです。
また、最近では収納が楽なボード型の水切りも登場しています。
食器が収まる量やサイズ、お手入れのしやすさなどのポイント別に、
水切りかご・ボードを比べました。

スタッフの紹介

  • ユウキ

    30代、既婚。夫と2人暮らし。
    毎日の家事が気持ちよくできるような仕組みづくりに余念がない。

  • ナオミ

    30代、既婚。夫と娘と3人暮らし。
    ステンレスの調理台には水垢の一つも残したくない派。

  • ミズキ

    20代、未婚。友達と2人暮らし。
    料理は好きだけれど、片付けは苦手で面倒くさがり。

どんな水切りかご・ボードを使っていますか?

ナオミ

我が家は家を建てるときに、食器洗浄機を設置したんです。
というのも、主人が水切りかごを出しっぱなしにしたくない派で、
食器洗浄機を隠せる水切りかごとして利用したかったから。
冷風の乾燥機能はたまに使うけれど、
持っている器は作家ものが多いし、
洗浄機としては全然使っていません。
洗った食器は洗浄機の中に入れて乾かしています。
湿気が気になる木の器や、
水切りかごにがさっと入れるのがためらわれる薄手の繊細な器は、
洗浄機には入れず、すぐに拭いて竹製の碗かごに分けています。

ユウキ

私は「soil」のものではないのですが、
同じような珪藻土製のボードを水切りに使っています。
でも実は、バスマットとして売られていたものなんです……。
バスマット用に購入したら、小さかったので、
未使用だし台所用にいいかもと使いはじめたら、
珪藻土ならではの抜群の吸水力でとても気に入っています。
普段は窓際に立てかけておいて、
食器を洗うときだけ調理スペースにスタンバイ。
洗い終えたらすぐに拭いて、一時置き場である碗かごへ。
ボードはまた立てかけて、朝ならそのまま仕事へ行き、
夜帰ってきて碗かごから食器棚へ戻します。

ミズキ

2人ともまめですね……!
私は最近1口ガスコンロの狭いキッチンから、
少し広いところに引っ越したのですが、
それまではシンクの上に備えつけのワイヤーラックが水切りかご代わり。
それなりに容量もあり、別で食器を収納するスペースが少なかったので、
水切りかごから直接食器を取って使う……というズボラっぷり。
引越し後は、どんな水切りアイテムを買おうか迷って、
まずはシンプルにキッチンクロスを広げて、
その上に洗ったものを置く生活を1ヵ月続けてみたのですが、
毎日クロスを洗うのが面倒で。
また、調理スペースはなるべく広くあけておきたくて、
最終的にシンクの中に入れるタイプの水切りかごを買いました。
ただ、シンクで水などがはねて、
水切りかごの中の食器が濡れちゃうのが残念。
また、水切りかごだけでは容量不足を感じることもあるので、
「ドライングボード」が気になっています。

ナオミ

水切りのアイテムって絶対に必要なものだけれど、
キッチンのスペースや、家族の人数、すぐに拭く・拭かないなどの習慣によって、
適したかたちや大きさなどが異なりますよね。
そして、なにより水周りで使うものだから、清潔に保ちやすいかが大事!
そういった観点から、水切りかご・ボードの違いを比較しましょう。

早速、水切りかご・ボードを比べてみましょう

食器の収容力や並べやすさが違います


対応する食器の大きさ

▲cotogotoのキッチンで使用している「la base スリム」。
トレーは横置きタイプを使用しています。

▲「la base スリム」には7寸皿がぴったり収まります。

ミズキ

cotogotoのお店の裏にあるキッチンでは、
「la base」の「スリム」を横置きで使っていますよね。
「la base」は「小」、「大」、「スリム」に加え、
「大」と「スリム」は対応しているトレーが通常の縦置きと横置きの2種類あり、
シンク周りの広さや配置などによって細かく選べるのがいいですよね。
なかでも、「スリム」は、調理スペースを最大限に確保できるのが魅力的。
でも、スリムがゆえに、入るお皿の大きさは7寸皿(直径約21cm)がぎりぎり。
7寸皿と一口に言っても、22cmくらいあるお皿もあるから、意外と入るお皿は限られます。

▲「la base 小」には7寸皿が少し余裕をもって収まります。

ナオミ

8寸皿(直径約24cm)はワンプレートでの盛り付けなどで使用頻度が高いから、
収まって欲しかったなあ。
同じ「la base」の「小」も7寸皿は入るけれど、8寸皿は入らないですね。
もちろん、長辺に平行なら入るのですが、効率よくお皿を並べられないし、
食器にワイヤーの端が当たって傷がつきそうで不安です。

ミズキ

8寸のお皿の一度に使う枚数が多いなら、
「la base」の「大」や、「倉敷意匠」がいいということになりますね。
でもどちらも何でも入る大きさで安心だけれど、
こんなに大きな水切りかごは、我が家には置けないなあ……。

▲「家事問屋 47」には7寸皿を横並びに2枚置くことも可能。

ユウキ

もしなるべく省スペースで、7寸、8寸のお皿も入れたいなら、
「家事問屋」の「スリム水きりバスケット」の方がいいかもしれませんね。
「la base」は1方向にしかワイヤーが渡されていなかったけれど、
こちらは縦と横の2方向だから、縦にも横にも皿が引っかかります。
長辺が「47」cmと「55」cmの2サイズ展開ですが、
どちらも長辺に平行に置けば、7寸、8寸のお皿も余裕で入りますね。

▲「soil M」(左)には8寸皿がぴったり。
「soil L」(右)には直径24cmの鍋も悠々のります。

ミズキ

「soil」は、「M」の短辺が24cm=8寸なので、8寸皿がぴったり。
「L」なら30cm近い鍋でものりますね。
皿1枚、重なってもいいなら2枚や、鍋一つだけなら十分です。

対応する食器の量

▲「家事問屋 47」に2人分の食器をのせたところ。
別売りの「水切り用グラスホルダー」や「箸ポケット」を使えば、箸やコップも安全に収まります。

▲「家事問屋 55」に2人分の食器をのせたところ。
「47」に比べるとまだゆとりがあります。

ナオミ

「家事問屋」の「47」と「55」は、
ともに2人分の食器を入れるのにちょうどよさそうですね。

▲「la base 小」に2人分の食器をのせたところ。
かなりぎゅうぎゅうです。
箸は「ポケット 大」に入れています。

▲「la base スリム」に2人分の食器をのせたところ。
「小」より余裕があるように見えますが、スリムゆえに並べ方に苦労しました。
箸は「ポケット 大」に入れています。

ミズキ

「la base」の「小」と「スリム」にも
同じ2人分の食器を入れてみたところ、ぴったりな様子。
3人分以上だと「la base」の「大」がよさそうですね。

▲「la base 大」に3人分の食器をのせたところ。
まだ余裕がありそうです。
箸は「ポケット 大」に入れています。

ユウキ

「大」に3人分の食器を入れてみましたが、まだ余裕があります。
「la base」はどのサイズも、ワイヤーの間隔が狭いから、
お皿をたくさん並べられるのがいいですね。

▲「倉敷意匠」に3人分の食器をのせたところ。
かなり重ねないと入りきらず、水切れは少し悪そうです。

▲「倉敷意匠」に皿を立てたところ。
皿は自立しているのですが、ワイヤーに引っかかっている部分が浅く、
やや不安定な印象です。

ナオミ

「倉敷意匠」は、ちょっと皿が自立しづらいんですよね。
サイズやかたちによっては、上手く立ってくれることもあるのですが……。
「la base」の「大」と大きさはそんなに変わらないけれど、
上手にたくさん入れるには、コツが要りそうです。

▲「soil L」に1人分の食器をのせたところ。
箸とコップは「S」に置きました。

▲「soil M」にプレート(7寸)とマグカップをのせたところ。

ユウキ

「soil」はどうしても平面のボードなので、
のせられる量は限られますよね……。
「L」で1人分の食器がぎりぎり。
「M」だと、プレートとカップくらいでしょうか。
「S」はコップやカトラリーなど、小さなもの専用と考えたほうがよさそうです。

ミズキ

例えば1人暮らしで、平日の朝ごはんはパンとスープだけ、
昼は仕事、夜は軽くワンプレートで……なんて人なら、
「M」のサイズでも十分かも。
休みの日など、がっつり料理をしたり、友達を招くときには、
キッチンクロスを広げて水切りスペースを広げればいいですもんね。
または、普段は「M」だけで、大きな鍋を洗ったときには「L」も出すなど、
ボード状で普段の収納が邪魔にならないからこそ、複数持っておくと便利そう。

お手入れのしやすさも重要です


▲「倉敷意匠」は清潔感のある白い琺瑯トレーが自慢。

ナオミ

「倉敷意匠」は、真っ白な琺瑯のトレーと、
白く塗装されたかごが清潔感がありますよね。
白いタイルや大理石の調理台にも馴染むデザインです。
ただ、白ゆえに、汚れは目立っちゃいます……。
また、かごの下のトレーは水が流れるタイプではないので、
使った後には水を流し、きれいに拭き取る必要が。
かなりまめな人向きですね……。

ミズキ

ただ、白くて汚れが目立つということは、
汚れが一目でわかりやすいということ。
「水周りのものだから、汚れを逃さず、常にきれいにしておきたい!」という人には、
逆にいいのかもしれません。
また、トレーは水が溜まるタイプだからこそ
大きなバットとして布巾の漂白など、別の用途にも使えそうです。

▲長年使用した「la base」のトレー。
水が流れず溜まったところに、水垢が付いています。

ナオミ

ステンレス製のものは、何と言っても水垢が大敵!
とくに「la base」のトレーは元々がピカピカだから、
水垢がよく目立ちます。
実際にcotogotoのキッチンで使っているのを見ても、かなーり水垢が……。
細かな傷も気になります。
そして、トレーはシンクに向かって斜めになっているのですが、
少量の水だと流れず、トレーに溜まったままのことがあるんですよね。

▲「家事問屋」のトレーの表面には、細かな凹凸が施されています。

▲「家事問屋」のトレーを横から見ると、かなり傾斜がきついことが分かります。
かごの脚に引っ掛けてあるから、一度に持ち上げられて移動も楽々。

ミズキ

同じステンレス製でも、「家事問屋」のトレーは
水玉模様のような凹凸が表面にあって、
水垢や傷が目立ちにくくなっています。
また、トレーの傾斜も急で、「la base」に比べると水が流れ落ちます。
これならお手入れが最小限で済んで、私のような面倒くさがりでも安心!

▲「soil」は高い吸水性のある珪藻土製。
微細な孔が無数にある鉱物鉱石のひる石が配合され、より高い吸水性を実現しました。

ユウキ

お手入れが楽といえば、やっぱり一番は珪藻土製の「soil」です。
濡れたお皿を置いても、気持ちいいほどすぐに乾くし、
使い終わった後、通気性のいい日陰に立てかけておけばいつでも清潔を保てます。

ナオミ

私は「soil」の「バスマット」を愛用しているので、
その乾燥の速さやお手入れの楽さには納得です。
我が家の場合では、4年ほど使っていたら吸水性が落ちてきましたが、
毎日これだけ気持ちよく使えれば、十分な耐久性だったと思います。

ミズキ

サイズさえ合えば、「la base」などの水切りかごの下に、
「soil」を敷いて使うのもいいかもしれませんね。
トレーよりもお手入れに気を遣わなくてよさそうです。

<番外編>箸立てなど、オプションアイテムについても比べてみました


▲「家事問屋」の「箸ポケット」。三つに分かれているので、箸が斜めに寝そべりにくいつくりです。

▲「倉敷意匠」の「箸立て」は小さめ。ロゴが入り、統一されたデザインが魅力です。

ミズキ

ボードタイプの「soil」以外は、どれも別売りで
箸立てやグラスホルダーの販売もありますよね。
私は「家事問屋」の「箸ポケット」を使っていますが、
底が取り外して洗えるから、とても便利なんです!
以前は「倉敷意匠」の「箸立て」とよく似たかたちのものを使っていたのですが、
底に溜まった汚れが落としづらくて……。
また、ワイヤーの間隔が広いと、箸が斜めに突き出て、
落ちやすいことにも悩んでいたんですよね。

▲「家事問屋」の「箸水切りザル」。網目が大きいので水がしっかり切れるのが特徴。

ユウキ

「家事問屋」には、箸を横置きする「箸水切りザル」もありますよね。
「la base」の「ポケット」も横置きですが、
横置きなら箸が突き出て落ちてしまう心配はなさそう。
ただ、重なるほどたくさんの箸やカトラリーを入れてしまうと、
水切れが悪くなるので、入れすぎないように注意は必要です。

▲「la base」の「ポケット 大」。背の高い調理器具もしっかり受け止めてくれる大きさです。

ナオミ

「la base」は「ポケット」も「小」、「中」、「大」とサイズが選べるのもうれしいな。
「大」は長辺が40cmもあるから、縦置きだと安定しにくい
長さのあるおたまなども、すっぽり収まります。

▲「家事問屋」の「水切り用グラスホルダー」。
最大4つのグラスを引っ掛けられます。

ミズキ

「家事問屋」には「水切り用グラスホルダー」もあります。
グラスが四つ引っ掛けられるだけでなく、
まな板やペットボトル、缶の水切りもできて絶対便利。
個人的にはジッパーつき保存袋をよく使うので、
引っかけて乾かす場所にちょうどよさそうです。

最後に、三つの水切りかごと、一つのボードの違いをまとめてみました

  • ステンレス水切りかご (la base / ラ バーゼ)

    素材:
    <水切りかご>
    18-8ステンレス鋼(ゴム部:シリコン)
    <ポケット>
    18-8ステンレス鋼
    <水切りトレー>
    18-8ステンレス鋼(シリコン焼付け塗装)

    サイズ:
    <水切りかご>
    小:W350×D236×H140mm
    大:W452×D312×H140mm
    スリム:W450×D218×H140mm
    <ポケット>
    ミニ:W213×D95×H62mm
    小:W303×D95×H61mm
    大:W400×D93×H61mm
    <水切りトレー>
    小:W320×D300×H23mm
    大:W420×D375×H27mm
    大(横置き):W533×D272×H32mm
    スリム:W420×D265×H27mm
    スリム(横置き):W530×D184×H30mm


    【特徴】
    ・サイズ展開が豊富。「大」「スリム」には横置きタイプも
    ・ワイヤーの間隔が狭く、皿を効率的にたくさん並べやすい
    ・シンプルでスタイリッシュなデザイン

    【価格(税抜)】
    <水切りかご>
    小:6,000円
    大:7,000円
    スリム:6,800円
    <ポケット>
    ミニ:2,800円
    小:3,000円
    大:4,000円
    <水切りトレー>
    小:4,000円
    大:5,000円
    大(横置き):6,000円
    スリム:4,800円
    スリム(横置き):4,800円

    詳しくはこちら
  • 白い水切りかご (倉敷意匠)

    素材:
    水切りかご、箸立て:18-8ステンレス 粉体焼付け塗装
    ほうろうトレイ:鋼板琺瑯仕上げ

    サイズ:
    ステンレスワイヤー水切りかご:W410×D285×H120mm
    ステンレスワイヤー箸立て:W105×D85×H105mm
    ほうろうトレイ:W410×D285×H65mm

    【特徴】
    ・白いキッチンに馴染む、真っ白なデザイン
    ・琺瑯製のトレーは雑菌が繁殖しづらく清潔
    ・トレーは大きなバットとして煮沸や漂白など、水切り以外の用途にも

    【価格(税抜)】
    ステンレスワイヤー水切りかご:3,800円
    ステンレスワイヤー箸立て:2,080円
    ほうろうトレイ:2,900円

    詳しくはこちら
  • スリム水切りバスケット (家事問屋)

    素材:
    スリム水切りバスケット:
    18-8ステンレス、18-0ステンレス、ポリエチレン(滑り止め)
    箸ポケット、箸水切りザル、水切り用グラスホルダー:
    18-8ステンレス

    サイズ:
    スリム水切りバスケット 47:W470×D200×H180mm
    スリム水切りバスケット 55:W550×D200×H180mm
    箸ポケット:W125×D70×H100mm
    箸水切りザル:W287×D110×H73mm
    水切り用グラスホルダー:W220×D40×H85mm

    【特徴】
    ・限られた空間にも対応するスリムなかたち
    ・トレーの傾斜が急で水が切れやすい
    ・トレーは水垢や傷が目立ちにくい加工済み

    【価格(税抜)】
    スリム水切りバスケット 47:8,500円
    スリム水切りバスケット 55:9,000円
    箸ポケット:1,500円
    箸水切りザル:1,200円
    水切り用グラスホルダー:900円

    詳しくはこちら
  • GEM ドライングボード (soil)

    素材:
    珪藻土(秋田県産)、ひる石、紙

    サイズ:
    S:約W295×D120×H9.5mm
    M:約W295×D240×H9.5mm
    L:約W295×D295×H9.5mm

    【特徴】
    ・吸水性のいい珪藻土製ですぐに乾く
    ・水垢やぬめりの心配がない
    ・使用後は立てかけて収納できるので、場所をとらない

    【価格(税抜)】
    S:3,000円
    M:4,000円
    L:4,500円

    詳しくはこちら
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