おろし器 | 暮らしの道具、徹底比較 | cotogoto コトゴト

私たちが比べてみました 暮らしの道具、徹底比較

おろし器編

2018年9月公開

食材をすりおろすために欠かせない「おろし器」。
金属製のおろし金をはじめ、スプーン形のもの、
皿形の磁器製・セラミック製のものなど、さまざまなタイプのものがあります。
そして、おろしたい食材も、
しょうがやにんにくなどの小さいものから、
大根やりんごなどの大きいものまで多岐にわたるため、
どんなかたち・大きさ・素材のおろし器を買えばいいのか迷いがち。
3人のスタッフが、用途別におろし器の使い心地を比べてみました。

スタッフの紹介

  • ミズキ

    20代、1人暮らし。
    調理器具が大好きで、おろし器の違いにも興味津々。

  • カメ

    30代、家族と3人暮らし。
    好物のキャロットケーキをつくるため、おろし器は欠かせない。

  • ミナミ

    20代、1人暮らし。
    キッチンが狭く、収納スペースが確保できないのが悩みの種。

どんなおろし器を使っていますか?

ミナミ

私はプラスチック製のおろし器を持っていたのですが、
落として持ち手が欠けてしまって……。
新しいものが欲しいなと思いつつ、
種類があり過ぎて迷っています。
しょうが焼きをよくつくるので、しょうがをおろしやすいことが第一条件。
一番気になっているのは、コンパクトで
収納しやすそうな「おろしスプーン」です。

カメ

私は「おろし金」の「中」サイズのものを2年近く前から使っています。
大根やにんにく、しょうがの他に、
キャロットケーキが好きなのでにんじんもよくおろします。
でもおろし器って力がいるから、結構大変なんですよね……。
少しでも軽い力で、安定しておろせるとうれしいです。

ミズキ

私は「薬味おろし」の小ぶりで手に収まる握りやすさに惹かれて購入。
しょうがやにんにくってよく使うけれど、
市販のチューブタイプのものは苦手で、おろし器がかなり頻繁に活躍しています。
また、大根おろし用には「竹鬼おろし」を持っています。
大根をザクザク刻むようにおろせる鬼おろし、おすすめです!

カメ

おろす食材って、小さいものから大きいものまで幅広いですよね。
一つのおろし器ですべてをまかなえる場合もあるけれど、
用途に合わせて刃の大きさも違うから、
しょうが、にんにくには小さなおろし器、
大根には大きなおろし器と分けて使ったほうが、
より美味しくおろせるのかもしれません。
実際に試してみましょう!

早速、おろし器を使い比べてみましょう

実際におろしてみました


▲刃の大きさの比較。

ミズキ

cotogotoでお取り扱いしているおろし器は、
小、中、大という3つのサイズと、粗くおろせる鬼おろしの
計4タイプに分類できそうです。
小はどれも刃も小さく細かく、中と大は刃の大きさは変わらないようです。
そして鬼おろしは、圧倒的に刃が大きいですね。

ミナミ

小、中サイズでしょうがを、
大サイズ、鬼おろしで大根をおろして、
使い心地を比べてみましょう!

しょうがをおろしてみました

▲「SITAKU おろし器」でおろしているところ。

カメ

「SITAKU おろし器」の刃は小さくて、まるで鮫皮のよう。
あまり鋭利には見えませんが、かなり細かくおろせます。
ただ、ちょっと水っぽい仕上がりになるのが気になります。

▲「SITAKU おろし器」でおろしたものを集めたところ。

ミズキ

刃の周りの溝は、一見深くておろしたしょうがを取り出しにくそうですが、
試してみると箸を差し込んで集めやすく、注ぎ口からするっと出せました。

▲「セラミックおろし」の裏には、シリコンがしっかり密着。

ミナミ

同じ置き型タイプでも、「セラミックおろし」は
裏面にシリコンがついているから、滑らず安定しますね!

▲「セラミックおろし 小」でおろしているところ。

ミズキ

「中」サイズだと刃が大きいので力が必要。
「小」サイズの方がおろしやすく感じました。
「小」でも十分な受け皿スペースがあり、しょうがをたっぷりおろせそうです。
他のおろし器よりも刃が大きいからか、水っぽくなく、ふんわりした食感です。

カメ

セラミック製だからか、普段使っている「おろし金」に比べると、
少し力がいるような気がします。 でも、左手は添えるだけでいいのは楽。
「SITAKU おろし器」、「セラミックおろし」は、
金属臭がしないから、食べ物の味を損ねないのもいいですね。
金物のにおいって結構気になるんです。

▲「薬味おろし」でおろしているところ。

ミズキ

「薬味おろし」は、手のひらで包み込むように持っておろせるから、
安定しやすく、力をかけやすいです。
ただ、おろしたものがおろし器の縁周辺に集まるから、
いっぱいおろそうとすると、しょうがが溢れ出してきちゃって……。
また、とても細かくおろせる分、おろすのに時間がかかりました。

▲「おろしスプーン」でおろしているところ。

ミナミ

「おろしスプーン」は、スプーン形だからおろせる量が少ないですね。
1人暮らしの私には十分かなと思っていましたが、
しょうが焼き用のしょうがをたっぷりおろすには、ちょっと小さいかも。
「薬味おろし」も「おろしスプーン」も、少量をおろす用と考えた方がよさそうです。

▲「おろし金 小」でおろしているところ。

カメ

やっぱり「おろし金」は切れ味がよく、
私は一番おろしやすく感じました!
でも、斜めに倒しておろすから、指先が見えづらく、
気づいたら指を怪我してしまったことも……。

ミズキ

「おろし金」は「小」サイズだと刃が小さいから、
おろしたしょうがは、かなり滑らか。
「中」サイズは刃が大きいから、ふんわりした感じにおろせました。
どちらがいいかは好み次第ですが、
「小」に比べると「中」はかなり大きいので、
正直、しょうがをおろすだけなら「小」サイズで十分そう。

▲松野屋の「おろし金スクレーパー」があれば、刃の間の食材も集めやすく、無駄にしません。

ミナミ

「薬味おろし」と「おろしスプーン」以外は、
おろした後のしょうがが刃の周りに溜まってしまって、
箸ではかき出しにくかったです。
「スクレーパー」があると、使い勝手がよくなりそうですね。

大根をおろしてみました

▲おろした大根の比較。

▲「おろし金 大」でおろしているところ。

カメ

いつも私は「おろし金」の「中」で大根をおろしているのですが、
まるのままおろすには、スペースに遊びがなくって……。
結果的に大根を縦に切っておろしているのですが、
大根がポキッと折れちゃうこともあり、ちょっとおろしづらく感じています。
「大」は正直大きすぎると思っていたのですが、
実際におろしてみると、大根くらい直径の大きいものは、
このくらい余裕のある大きさの方がおろしやすいですね。

▲左から「おろし金 大」の表と裏。

▲左から「おろし金 大」の表でおろしたものと、裏でおろしたもの。

ミナミ

「おろし金」は「大」のみ裏にも刃がついているのもポイント。
裏の刃は、表に比べて小さいので、大根は表で、
しょうがやにんにくは裏でと使い分けてもよさそうです。
裏の刃で大根をおろすと、細かくすりおろせる分、かなり時間がかかってしまいました。

▲「セラミックおろし」でおろしているところ。

ミズキ

「セラミックおろし 大」でおろした大根と、
「おろし金 大」でおろした大根を食べ比べてみましたが、
ほとんど差はなく、どちらもとても滑らかでふわふわです。
ただ、どちらも水っぽさが気になりました。

カメ

「セラミックおろし」で大根をおろすと、
腕をまわす動きが大きいからか、すごく腕が疲れてしまいました……。

ミナミ

私もしょうがをおろすときには、
安定する「セラミックおろし」の方がおろしやすく感じたのですが、
大根をおろすときには「おろし金」の方が楽でした。
一方向への直線的な動きの方が、無駄な力がいらないような気がします。

ミズキ

私は腕の力があるほうだからか、
そんなに力の差は感じなかったです。
それよりも、「おろし器」のように浮かせた状態で大根をおろすと、
支えている左手が疲れてしまうし、不安定でおろしづらくて。
ここらへんは好みの問題でしょうか。

▲「竹鬼おろし」で大根をおろしているところ。

カメ

最後に刃が大きな鬼おろしでおろしてみましょう。
合わせる料理によって、ふわふわで繊細な大根おろしが欲しいときも、
シャキシャキと歯ごたえがある大根おろしがいいときもあるはず。
「竹鬼おろし」は刃がとても大きく、かなり力がいります。
私はとても1本まるごとなんておろせない……。

ミズキ

でも、「竹鬼おろし」でおろした大根は、
ざくざくと刻まれたような食感で、とっても美味しい!
大根の中に水分がたっぷり含まれたままで、
噛むと水分がジュワッと出てきてとても瑞々しいです。
「これは頑張る甲斐がある!」と思いつつも、
もう少し楽におろせたらいいな、というのが本音です。

▲「サラダとジュースの鬼おろし」で大根をおろしているところ。

ミナミ

「サラダとジュースの鬼おろし」だと、
刃の小さなおろし器に比べるとやはり力は必要ですが、
「竹鬼おろし」に比べると、だいぶ楽です!
「セラミックおろし」同様に、裏にはシリコンがついているので、
力をかけても動かず、おろしやすいです。
でも、おろした大根の粒はやや小さめ。
全体が水っぽくなってしまい、
「竹鬼おろし」でおろした方がやっぱり美味しいな。
美味しさをとるなら「竹鬼おろし」、
楽をとるなら「サラダとジュースの鬼おろし」というところでしょうか。

【番外編】鬼おろしでトマトをおろしてみました

ミズキ

「サラダとジュースの鬼おろし」って、大根だけでなく、
名前の通りじゃがいもやたまねぎ、ゆで卵をおろしてサラダをつくれたり、
トマトやオレンジをおろしてジュースにしたり、
通常のおろし器の枠を超えた用途にも使えるんですよね!

▲「サラダとジュースの鬼おろし」でトマトをおろしているところ。

ミナミ

試しにやわらかいトマトをまるごとおろしてみたら、
するするとスムーズにおろせました。
1個おろすのに1分強くらいでしょうか。
大きめの注ぎ口があるから、そのままコップに移せるのもいいですね。

▲「サラダとジュースの鬼おろし」でおろしたトマトジュース。

カメ

そして、びっくりするほど美味しい!
適度に果肉感が残っていて、とってもフレッシュです。
トマトを1個食べるのって大変だけれど、
これなら楽に美味しく栄養を摂れます。
こんなに簡単だったら、忙しい朝でもつくれそう。

▲左が「サラダとジュースの鬼おろし」でおろしたもの、右が「竹鬼おろし」でおろしたもの。

ミズキ

「『竹鬼おろし』なら、さらに果肉感のあるジュースになるのでは?」と
試してみましたが、果肉がごろごろし過ぎていて、
皮の存在感も強く、飲み物というよりは、食べ物という感じ。
カレーなど料理に使うのにはよさそうですが、
ジュースとしてはイマイチでした。
「サラダとジュースの鬼おろし」は
名前に「ジュース」とあるだけあって、すごいです。
オレンジジュースやスイカジュース、梨ジュースなど、
いろいろ試してみたくなります。

洗いやすさ、お手入れのしやすさはどうですか?


ミナミ

おろし器って、きれいに長く使いたいから、
洗いやすさは重要です。
とくにしょうがの繊維って、絡まってなかなか取れないんですよね。

カメ

しょうがをおろしたあとのおろし器を洗ってみると、
意外とどれも水で流しただけで、するっと落ちました。
強いて言うなら、「おろし金」と「おろしスプーン」は
ちょっと残ってしまいました。

ミナミ

大根をおろした後の「竹鬼おろし」を洗ってみたら、
隅に繊維が残ってしまい、なかなかきれいになりません。

ミズキ

実は私、「竹鬼おろし」に
薄っすらカビを生やしたことがあります……。
金属やセラミックのおろし器に比べ、自然素材の竹は
お手入れに気を使わなければいけないのは事実。
細かな繊維まできれいに落とすのと、
しっかり乾かして、風通しのいい場所に収納することが大事です。

▲左が使い込んだ「おろし金」、右は重曹で磨いてみたもの。少しきれいになりました。

カメ

金属製のおろし器は、
色が変わってきたり、水垢が気になったりという点も。
とくに「おろし金」は元々ピカピカに輝く鏡のような仕上げなので、
使い込むと曇ってきます。
試しに重曹と歯ブラシで磨いてみたらちょっときれいになりましたが、
刃の間まで全部きれいにするのはなかなか大変そう。

ミズキ

お手入れのしやすさで言うと、磁器製・セラミック製に軍配が上がるでしょうか。
ただ、この二つの注意点は、落としたら割れてしまうというところ。
そこさえ気をつければ、長くきれいに使うことができそうです。

最後に、八つのおろし器の違いをまとめてみました

ミナミ

8種試してみた結果、
しょうがが一番おろしやすかった
「セラミックおろし 小」が欲しくなりました!
ただ、小さいので大根おろしはやりづらいので、
ゆくゆくは大きいものも考えたいと思います。

カメ

自分が何を一番よくおろすのか考えて選ぶことは大事ですね。
私は大根が一番、でもしょうがもにんにくもおろしたいから、
「おろし金 大」がよかったな。
大根が最もおろしやすかったし、裏の小さな刃で
しょうが、にんにくをおろすこともできるから。

ミズキ

私もしょうが用に「セラミックおろし 小」が気になります。
そして何より、「サラダとジュースの鬼おろし」がすごく欲しくなっちゃって。
トマトのおろし心地と美味しさが病みつきに……。
一つあるだけで、調理の幅がぐんと広がりそうです!

  • おろし金 (工房アイザワ)

    素材:
    18-8ステンレス

    サイズ:
    小 W100×D60×H4mm
    中 W179×D96×H10mm
    大 W200×D106×H10mm


    【特徴】
    ・切れ味がよく、軽い力でおろせる
    ・用途に合わせて選べる3サイズ
    ・大には2種類の刃がついている

    【価格(税抜)】
    小:700円
    中:1,500円
    大:2,600円

    詳しくはこちら
  • 薬味おろし (家事問屋)

    素材:
    18-0ステンレス

    サイズ:
    W80×H15mm


    【特徴】
    ・手のひらに収まるコンパクトサイズ
    ・おろした食材が縁周辺に集まり、薬味を余さず使いやすい
    ・注ぎ口つきで、調味料を入れて混ぜ合わせて注ぎやすい

    【価格(税抜)】
    1,400円

    詳しくはこちら
  • おろしスプーン (オークス)

    素材:
    18-0ステンレス

    サイズ:
    約W165×D40×H15mm


    【特徴】
    ・手軽に使えるスプーン形
    ・コンパクトで収納しやすい
    ・直接飲み物や鍋の中に入れられるので、
    薬味を余さず使いやすい

    【価格(税抜)】
    1,500円

    詳しくはこちら
  • SITAKU おろし器 (KIHARA)

    素材:
    磁器

    サイズ:
    φ100×H30mm


    【特徴】
    ・刃が細かく、滑らかにおろせる
    ・食卓で使いやすいデザイン
    ・セットで使えるすり鉢やレモン絞りなどもあり

    【価格(税抜)】
    1,500円

    詳しくはこちら
  • セラミックおろし (ポーレックス)

    素材:
    セラミック

    サイズ:
    小 約φ110×H20mm
    中 約φ150×H25mm
    大 約φ180×H30mm


    【特徴】
    ・食材の風味を損なわないセラミック刃
    ・底がシリコンつきで滑らない
    ・用途に合わせて選べる3サイズ

    【価格(税抜)】
    小 1,500円
    中 2,000円
    大 2,800円

    詳しくはこちら
  • サラダとジュースの鬼おろし (ポーレックス)

    素材:
    セラミック

    サイズ:
    約W195×D190×H35mm


    【特徴】
    ・大根だけでなく、さまざまな食材をおろせて多用途
    ・食材の風味を損なわないセラミック刃
    ・底がシリコンつきで滑らない
    ・両サイドに口があり、注ぎやすい

    【価格(税抜)】
    3,000円

    詳しくはこちら
  • 竹鬼おろし (松野屋)

    素材:


    サイズ:
    約W290×H85mm


    【特徴】
    ・食材の水分を残して、瑞々しくおろせる
    ・風情のある竹製

    【価格(税抜)】
    2,100円

    詳しくはこちら