小川綾展−北中植物商店のドライフラワーで飾る小さな花器− | お知らせ | cotogoto コトゴト
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小川綾展

小川綾展
 

2020年10月2日(金)から13日(火)までの12日間、
cotogoto実店舗にて「小川綾展」を開催いたします。


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小川綾展
−北中植物商店のドライフラワーで飾る小さな花器−


【会期】
2020年10月2日(金)~ 10月13日(火)
無休 11:00~18:00(時間短縮営業)

※営業時間等については、状況に応じて変更になる可能性がございます。
お越しの際には当店のウェブサイトやSNSにて最新情報をご確認ください。

※ご来店の際には、マスクの着用ならびに、
店内でのソーシャルディスタンスの確保のため、
2名様以下でのご来店にご協力いただけますようお願い申し上げます。

【作家在店日】
10月2日(金)11:00~18:00 小川綾さん
10月4日(日)11:00~16:00 小川綾さん・小野木彩香さん(北中植物商店)
10月10日(土)11:00~18:00 小川綾さん・小野木彩香さん(北中植物商店)


【会場】
cotogoto(コトゴト)
〒166-0003
東京都杉並区高円寺南4-27-17-2F
(JR中央線・総武線 高円寺駅 南口より徒歩1分)
詳しくはこちら

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土や釉薬の配合にこだわり、独自の色や質感を追求する陶芸作家・小川綾さん。

デンマークのセラミックアーティスト、エリック・ランドン氏のつくる花器に感銘を受け、
コペンハーゲンで開催されたランドン氏のセラミックワークショップに参加。
色表現の素晴らしさ、一本の枝を挿すだけで空気が変わるような体験が、小川さんらしい
花器をつくるきっかけとなりました。

北欧デザインが好きなことと、フィンランドやデンマークへの旅行や滞在経験を活かしながら、
日本の暮らしにやさしく寄り添うものづくりに取り組んでいます。



今回の展示では、小川さんの代名詞ともいえる小さな花器が中心に並びます。
色やかたちなど個性豊かで、目に入ると、
ほっと肩の力が抜けるようなあたたかみのある花器。
家の中のどんな場所でも飾りやすいようなサイズ感でつくられています。



さらに今回は、季節の花の販売や庭づくりなどを行う「北中植物商店」の
フローリスト・小野木彩香さんにつくっていただいた、ドライフラワーも販売します。
小さな花器に飾りやすいよう、数種類のドライフラワーが1輪ずつ入ったパッケージや、
大きめのピッチャーにおすすめの花束などを、
小川さんのイメージや季節感に合わせてセレクト。
花器と一緒に持ち帰って、その日から手軽に花のある暮らしをお楽しみいただけます。


【小川さんより本展のコンセプト】

10月は秋の入り口とはいえ、年の終わりが意識され始める頃ですので
今年の閉塞的な状況や心持を前向きに来年へつないでいこう、と
思ってもらえるようなものを意識しました。

また今回、北中さんのドライフラワ-とご一緒させていただくことを
踏まえて色褪せた美しさ、しかし元は生花であった時間の経過を、
人が重ねていく思い出の時間軸とリンクさせています。

行動が制限されたことで時代を遡ったような、
シンプルに地元や家庭を大事にする経験をしましたし、
10月のこの展示もお客さまの良い思い出になるように
「ノスタルジ-」を軸に表現できればと考えています。


【作品紹介(一部)】


▲花器 「えんぴつ」
鉛筆をイメージして施された鎬(しのぎ)の凹凸感が心地よく、
小さいながらも存在感があります。口元が少し広めになっているので、
一輪だけでなく、数種類の花を飾ることができるところも魅力です。


▲花器 「しずく」
小ぶりで少し丸みのある愛らしいフォルム。その名の通り、雨上がりの朝に
木の葉から落ちる雫をイメージしてつくられています。
口がすぼまっているので、花を生けた時のおさまりもいいです。


▲花器 「トット」
手のひらサイズのコロンとした丸みを帯びたデザインは、
なんと黒柳徹子さんの髪型がモチーフ。
とりわけ小ぶりなので、小さめのかわいらしい草花でお楽しみください。


▲花器 「白花」
白百合の花びらをイメージした鎬と、口元には鉄釉のアクセントが。
少し高さがあるので、一輪花や小さなブーケなどに向いています。


▲花器 「ねこのしっぽ」
くるくる、ひゅるり。しっぽでご挨拶。
ゆさゆさ、ぽよぽよ、ぼってりおなかの猫が散歩している、
そんなインスピレーションからつくられています。
飾るだけで、ほっこりした気分に浸れそうです。


▲花器 「ミッドナイトブルー ボトル」(写真左)
▲花器 「ミッドナイトブルー 台形」(写真中央)
▲ピッチャー 「ミッドナイトスターダスト」(写真右)
高さ10cm以上の大きめの花器も数点ご用意いただきます。
トルコブルーの釉薬に深いネイビーを重ねてつくられた花器は、
角度によってさまざまな表情を見せてくれます。


▲陶器オブジェ 「リンカーネーション」
陶器でつくられた直径約20cmのリング型オブジェも登場。
ドライフラワーと共に壁かけとして吊したり、置いて飾っても。
空間のアクセントになりそうです。

※取り扱い商品は、作品の仕上がりに応じて、変更になる可能性があります。


【書籍のご案内】

会期中は、小川さんの書籍「Here, There and Everyday - The objet d’life – 」もお取り扱い
いたします。
インスタグラムで綴ってきた写真や言葉、作品背景やインタビューなどをまとめた小川さんの魅力が
ぎゅっと詰まった一冊になっています。









また、10月1日(木)発売予定の小野木さんの新著
「朽ちてなお美しい ドライボタニカル入門」もお取り扱いいたします。
一輪の花や木の実を飾るところから、インテリアに映えるスワッグやリースづくりまで、
四季のドライボタニカルを暮らしに取り入れるためのさまざまなアイデアが紹介されています。



(撮影:高橋郁子)


(撮影:高橋郁子)


(撮影:高橋郁子)


【本展に向けての小川さんからのメッセージ】

「自分はこれが好き」と気づくのは意外と難しい。

ある日、ノスタルジーの魔法をかけられた世界では、
視界が狭まり、人々の悦びの色は褪せてしまいました。
でも、余計なノイズが鳴りを潜めると
「本当に好きなもの」が浮かび上がってくるかもしれません。

心を映すうつわ、好きな気持ちの気づきはエネルギー源になるでしょう。
陽が降り注ぎ植物が息を吹き返すように
その気づきに出会えたとき魔法は解け、
褪せた悦びは色濃く蘇ってくるように思います。

今展では、あなたが作る一日の風景が、いつかよい思い出になりますようにと願い、
土から成る陶で作られた、豊かな色やカタチの花器と、
朽ちてなお美しいドライフラワーをご用意します。
好きな自分を見つけられるかもしれません。
どうぞお楽しみください。

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