“ハーブの香りで気持ちよく目覚める” 角田真秀さんに教わる「ハーブティーの野菜スープ」 | 仕込み上手な朝ごはん | cotogoto コトゴト
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角田真秀さんに教わる「ハーブティーの野菜スープ」

2025年1月公開

ハーブの香りで気持ちよく目覚める
角田真秀さんに教わる
「ハーブティーの野菜スープ」

寒い朝にうれしい温かいスープ。
そこにハーブの香りが加われば、より気持ちよく目覚められそう。

身近な食材をシンプルな味つけや調理方法でつくる、
やさしい味わいのレシピが人気の料理研究家、角田真秀(まほ)さんに
たっぷりの野菜とハーブティーを使った「ハーブティーの野菜スープ」を教わりました。

ふわっとした卵の食感が朝から食べやすく、タンパク質を補ってくれる
「ブロッコリーと塩玉子のサラダ」と、パンも添えて。
食卓に漂うハーブの香りに包まれて、野菜のスープでお腹と心を暖めれば、
心地いい朝がはじまります。

教えていただいたのは……

料理研究家
角田真秀さん

角田真秀さん

東京・九段下で飲食店を営む父母のもとに育ち、販売業やカフェ勤務、家業の手伝いを経て2015年に独立。夫である角田和彦さんとともにフードユニット「すみや」をスタートし、ケータリングや企業向けのレシピ監修、雑誌へのレシピ提供などを手がけています。身近な食材をシンプルな味つけや調理方法でつくる、やさしい味わいのレシピを数々提案しています。地域の農産物を使ったレシピ開発や料理教室など、日本の農家を応援する活動も行っています。
著書に「しみこむスープ」(主婦の友社)、「基本調味料だけで作る毎日のお弁当」(PHP研究所)、「塩の料理帖:味つけや保存、体に優しい使い方がわかる」(誠文堂新光社)など。
活動情報は公式サイトより。

ハーブティーの野菜スープ

ハーブティーの野菜スープ

たっぷりの野菜とベーコンでつくったスープストックをハーブティーでのばす、
香りを楽しむ野菜スープ。
塩だけのシンプルな味つけですが、しっかり引き出した野菜とベーコンの旨みに、
ハーブティーの風味が合わさって奥行きのある味わいに。

ハーブティーの香りと効能が、気持ちよく心と体を目覚めさせてくれます。
使うハーブティーは、気分や体調に合わせてお好みのものをお使いください。
材料としてしょうがを使うので、ジンジャー系のものだとより馴染みます。
撮影時はごぼうやしょうがが入った
チューニングハーブティー 温(ON) 04 バードックベース (チムグスイ)を使用しました。

野菜も、冷蔵庫の中にあるものを加えたりしてアレンジを楽しめます。
冷蔵庫の整理もできて、体もすっきりできる一石二鳥なスープです。

仕込み上手のポイント

前日にスープストックをつくっておけば、
朝はハーブティーと一緒に温めるだけで完成です。

材料(2人分)
  • 【スープストック】
  • ベーコン…30g
  • 玉ねぎ…1/4個(50g)
  • セロリ…1/2本(45g)
  • 大根…2~3cm(150g)
  • にんじん…1/2本(60g)
  • キャベツ…2枚(60g)
  • しょうが…1/2かけ(15g)
  • オリーブオイル…小さじ2
  • 水…200ml
  •  
  • 【スープ仕上げ用】
  • 水…300~350ml
  • ハーブティー…小さじ1(ティーバッグなら1袋)
    ※ハーブティーの量はお使いのものによって適宜調整してください
  • 塩…小さじ1/2
つくり方
前日まで
【スープストック】
  • セロリの茎の部分の筋を取ります。
    葉の部分も使うのでとっておきます。
    しょうがはみじん切りにしておき、セロリの葉としょうが以外の野菜とベーコンをさいの目切りにします。

  • 鍋にオリーブオイルを入れて弱火にかけ、香りが出るまでしょうがを炒めます。
    玉ねぎと人参を炒め、全体に油を行き渡らせます。
    さらにセロリの葉以外の野菜とベーコンを加えて、写真のように全体に油が行き渡るまでざっと炒めます。
    煮る前に軽く炒めることで、食材の旨みを引き出します。

  • 水200mlとセロリの葉を加えて蓋をし、弱めの中火で2分ほど煮ます。
    セロリの葉は香りづけ用なので、煮終わったら取り出します。
    スープストックは冷蔵庫で3日間ほど保存可能です。

当日
  • 水200mlを沸かし、ハーブティーを入れて蒸らします。

  • スープストックに、1、残りの水、塩を加え温めて仕上げます。

ブロッコリーと塩玉子のサラダ

ブロッコリーと塩玉子のサラダ

塩茹でブロッコリー、塩水に漬けた茹で玉子を白ワインビネガーと合わせたサラダ。
酸味の効いたさっぱりとした味わいで、朝の体を目覚めさせてくれます。

茹で玉子を塩水に漬けておくことで、通常の茹で玉子よりも日持ちするようになり、
また塩だけのシンプルな味なので、幅広い風味づけのアレンジもできます。

ブロッコリーの代わりに塩茹でしたカリフラワーや、
塩もみしたにんじんなどを合わせるのもおすすめです。

仕込み上手のポイント

前日に塩茹でブロッコリー、塩水漬けの玉子を用意しておけば、
朝は調味料と合わせるだけで完成します。

材料
  • 【塩茹でブロッコリー】(2人分)
  • ブロッコリー…80g
  • 水…1L
  • 塩…小さじ2
  •  
  • 【塩玉子】(つくりやすい量)
  • 卵…5~6個
  • 3%の塩水…適量
  •  
  • 【サラダ】(2人分)
  • 塩茹でブロッコリー…全量
  • 塩玉子…1個
  • オリーブオイル…大さじ2
  • 白ワインビネガー(または米酢)…大さじ1
つくり方
前日まで
【塩茹でブロッコリー】
  • ブロッコリーは小房に切り分けます。

  • 鍋に水を沸かし、塩を入れて、中火で2分茹でざるに上げて粗熱を取ります。
    冷蔵庫で3~4日ほど保存可能です。

【塩玉子】
  • 沸騰した湯に玉子を入れて中火で8分茹でます。

  • 1の殻をむき、3%の塩水に漬けます。
    冷蔵庫で5日ほど保存可能です。

当日
  • 塩玉子を手でちぎり、ブロッコリーとボウルに混ぜます。
    玉子は手で割ることで味が馴染みやすくなり、またふわっとしたやさしい食感になり朝から食べやすくなります。

  • オリーブオイルと白ワインビネガーを加え、好みで仕上げに少し塩(分量外)をかけて仕上げます。

角田さんの器選び

角田さんの器選び

スープを入れたカップは、春らしい明るく爽やかな色を選びました。
忙しい朝に、片手で飲める持ち手つきのマグカップタイプのスープボウルは重宝します。

サラダを盛りつけたボウルは、表情があって引き締まる色だから、
シンプルな料理が引き立つと思います。
冷蔵庫から出したての食材は冷たいので、ボウルによそっておいて
常温に戻すと食べやすくなります。
そういったときに蓋つきの器だと乾燥しないのでいいですね。

蒸したてのパンは木のカッティングボードにのせると、
パンの水分を調整してくれて美味しくいただけます。
スプーン、フォークは経年変化の味わいが楽しめる銅のものを。
スプーンはスープが飲みやすい丸みのあるかたちなのも使いやすいです。

1.ボウルセット M (ONE KILN/ワンキルン)
2.チーズボード 小 (東屋)
3.純銅洋食器 銀仕上 カトラリー デザートスプーン、デザートフォーク (工房アイザワ)
4.S型スープボール グリーンマット (白山陶器)

朝食づくりにあると便利な道具、食材

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