陶眞窯展
2025年6月20日(金)
~30日(月)
夏の食卓にほしくなる、沖縄の焼き物「やちむん」。
沖縄の日差しのようなパワーのある絵つけや、青々とした海の色が映える器は、
目にも楽しく、食卓に彩りを与えてくれます。
今展では、沖縄本島中部、自然と伝統の息づく読谷村(よみたんそん)に工房を構える
「陶眞窯(とうしんがま)」の器が勢揃いします。
1975年の創業以来、壺屋焼(つぼややき)の技法を受け継ぎながらも、
現代の暮らしに寄り添うやちむんをつくり続けている窯元です。
そんな「陶眞窯」の器を中心に、陶眞窯2代目である相馬大作さんによる個人作品、
さらにかつて陶眞窯で修行した「十九三窯(とくさんがま)」の徳尾聡さんの器まで、
合計約500点が揃います。
イベント初日の6月20日(金)には、相馬大作さんと徳尾聡さんが在店予定。
つくり手さんに直接会える、またとない機会です。
沖縄のおおらかさや鮮やかさを感じられる、表情豊かな器たちにぜひ会いにいらしてください。
土地と人の手から生まれる、陶眞窯の器
陶眞窯の器には、沖縄の風土と手仕事のぬくもりが感じられます。
印象的な、沖縄伝統の唐草模様や魚、花などのモチーフ。
それらが大胆に絵つけされているのが特徴的ですが、
どこか懐かしくも新鮮な佇まいを持っています。
そして日常使いしやすい丈夫さと、使うたびに心が和むような親しみやすさ。
日常の器として、多くの食卓に華を添える器ばかりです。
そんな器を手がけるのは、約10人の職人たち。
ろくろを回す人、成形をする人、絵つけをする人……。
完全分業制でありながら、互いの仕事を理解し、
尊重し合う「チーム」としてのものづくりを行っています。
沖縄の伝統を大切にしながらも、過去にとらわれず、今の暮らしに合う器を届けたい。
そんな想いが、一つ一つの器から滲み出ているよう。
沖縄の風土で育まれた伝統と、多くの人の手によってつくられる、
ぬくもりが詰まった器を、今展ではみなさまにお届けします。


相馬大作さんによる、特別な器
相馬大作さんは、2007年に父である相馬正和さんから工房を継ぎ、現在の陶眞窯を率いる存在。
日々の制作やスタッフの指導に携わりながら、現場の中心としてものづくりに向き合っています。
今展では、大作さん自身の名義の器もご紹介。
絵つけもなく、サトウキビの灰を使った釉薬の
素朴で落ち着いた風合いの器をご用意してくださいました。
陶眞窯とはまた違った表情を持っています。
どれも暮らしの中で自然に手が伸びるような、日々の食卓にやさしく寄り添うものばかりです。

陶眞窯から巣立った、陶芸家・徳尾聡さん
陶眞窯で修行を積み、独立。
現在は沖縄うるま市で活動する十九三窯・徳尾聡さん。
沖縄の海をイメージした深く澄んだ青の釉薬を使い、
力強くも静かな存在感を放つ器をつくっています。
また、縄文土器やシーサー、土偶といった造形的な作品も手がけ、
独自の世界観を築いている注目の陶芸家です。
今回は「陶眞窯展」の特別な一員として、約70点の器を出品いただきます。

つくり手に会える、貴重な機会
今展初日である6月20日(金)には、相馬大作さんと徳尾聡さんが在店予定です。
器に込めた想いや、沖縄でのものづくりのことなど、
つくり手の声を直接聞ける、またとない機会です。
ぜひお越しくださいませ。
【在店日時】
6月20日(金) 15:00頃~18:00頃
陶眞窯展
開催概要
【会期】
2025年6月20日(金)~30日(月)
無休 11:00~19:00
【会場】
cotogoto(コトゴト)
〒166-0003
東京都杉並区高円寺南4-27-17-2F
(JR中央線・総武線 高円寺駅 南口より徒歩1分)
詳しくはこちら
【在店日時】
6月20日(金) 15:00頃~18:00頃