“油控えめでパリもち食感” 高橋雅子さんに教わる「とうもろこしチャバタのサーモンリエットサンド」 | 仕込み上手な朝ごはん | cotogoto コトゴト
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とうもろこしチャバタのサーモンリエットサンド

2025年7月公開

油控えめでパリもち食感
高橋雅子さんに教わる
「とうもろこしチャバタの
サーモンリエットサンド」

定番のトーストからちょっと目先を変えたいなと思ったら、
イタリアの食事パン「チャバタ」はいかがでしょうか。

チャバタとは、水分量の多い生地を使った、
中はしっとりもっちり、外側はパリッとした細長いかたちのパンです。
生地に油を入れずに焼くので、あっさりヘルシー。
素朴な味わいでどんな具とも相性がいいから、
朝なら手軽に食べられるサンドイッチがおすすめです。

今回はパン教室を主宰する高橋雅子さんに、
手づくりのチャバタにサーモンリエット、きゅうりのラペを挟んだ
「とうもろこしチャバタのサーモンリエットサンド」を教わりました。

バジルの代わりに紫蘇を使った、爽やかな風味で暑い日にも飲みやすい
「紫蘇ジェノベーゼの豆乳スープ」も一緒に。
とうもろこし、さけ、きゅうりや紫蘇といったいつもの食材でも
いつもの朝ごはんがちょっと特別な朝ごはんに。
楽しく1日のスタートをきれそうです。

教えていただいたのは……

パン教室主宰
高橋雅子さん

高橋雅子さん

製パンスクールにて講師を務めたのち、ル・コルドン・ブルー東京校にてフランスのパンづくりを習得。1999年にパンとワインの教室「わいんのある12ヶ月」をはじめます。書籍、雑誌、企業へのレシピ提供など幅広く活躍中です。
著書に「冷凍生地で焼きたてパン」(扶桑社)、「ストックデリで簡単!パン弁」、「おうちで作る プレミアム食パン」(パルコ)など。
オフィシャルサイトは、こちらから。

とうもろこしチャバタの
サーモンリエットサンド

しっとり米粉パン

とうもろこし入りのチャバタで「サーモンリエット」と「きゅうりのラペ」を挟んだ、
見た目にも華やかなサンドイッチです。

パン初心者でもつくれるのが「とうもろこしチャバタ」のいいところ。
生地にとうもろこしの粒とクリーム缶を加えることで、食感や風味のアクセントになるだけでなく、
生地が引き締まって扱いやすくなります。

そして生地づくりはボウルで混ぜるだけと、
こねたり叩いたりや成形といった技術のいる作業は必要なし。
見た目を左右するだけでなく、膨らみや火の通りを助けてくれる効果もある、
チャバタの上部に入れるクープ(切れ込み)の、崩れにくい入れ方もしっかりご紹介しています。

具材の「サーモンリエット」は、さけ缶とマスカルポーネチーズを合わせたクリーミーな食感が、
あっさりしたパンにぴったり。
お肉をほぐして香辛料や香味野菜と合わせてつくることが多いリエットですが、
さけでつくっても美味しくいただけます。

一緒に挟む「きゅうりのラペ」が、サンドイッチの爽やかなアクセントに。
「ラペ」とは、フランス語でせん切り、細切りを意味する言葉で、
細切りにした野菜のサラダもこう呼びます。
ディルとレモン果皮と一緒に和えみずみずしい「きゅうりのラペ」は、
そのままサラダとして食べるのもおすすめです。

仕込み上手のポイント

「とうもろこしチャバタ」はボウルで混ぜて、保存容器に入れて冷蔵庫で一晩発酵させれば、
朝は天板の上で切って、クープを入れバターをのせて焼くだけ。
サンドに挟む具材も前日までにつくっておくことで、朝は挟むだけで完成です。

材料(つくりやすい量)
  • 【とうもろこしチャバタ】
  • 準強力粉…185g
    ※強力粉で代用できますが、その場合はふわふわとした食パンに近い仕上がりになります。
  • 米粉…15g
    ※準強力粉、強力粉で代用できますが、米粉を使うとサクッとした軽い食感になります。
  • 塩…4g
  • インスタントドライイースト…1.5g
  • 水…150g
  • コーンクリーム缶…40g
  • とうもろこし(粒)…40g
    ※缶でも生でも
  • 打ち粉(準強力粉)…適量
  • バター…適量
  •  
  • 【サーモンリエット】
  • さけ缶…1缶(水気をきって100g)
  • マスカルポーネチーズ…50g
    ※常温に戻したクリームチーズや、水切りヨーグルトに置き換えることも可能です。
    その場合より酸味のある仕上がりになります。
  • 玉ねぎ…1/6個(25g)
  • レモンの皮(すりおろし)…適量
  • 塩…適量
  • 白こしょう…適量
  •  
  • 【きゅうりのラペ】
  • きゅうり…2本(250g)
  • ディル…2本
    ※ない場合はいれなくても。その場合少量のレモンの皮をすりおろして入れると爽やかになります。
  • 塩…適量
  • 白こしょう…適量
  • レモン汁…小さじ1/2
  • オリーブオイル…大さじ1
つくり方
前日まで
【とうもろこしチャバタ】
  • 大きいボウルにコーンクリーム缶、とうもろこし(粒)、水、イースト、準強力粉、塩を入れ、カードかゴムべらでさっくりと混ぜ合わせます。粉気がなくなればOK。

  • 室温28度程度の場合、ラップを被せて20分寝かせます。

  • 生地を半分持ち上げ、ボウルを半周ほど回します。

  • 2~3をあと2回繰り返します(寝かせる、回す作業を合計で3回行います)。

    ※室温が20度程度と低い場合は、2~3をさらに1回追加します。

    ※この作業を行うことで、生地を均一にしながらゆるやかにグルテンをつなぎ、ハードパンらしい食感にすることができます。
    逆に叩いたりこねたりすると強いグルテンになるので、食パンのようなふわふわとした食感に近づきます。

  • 余裕のある大きさの保存容器に入れて蓋をし、冷蔵庫で8~12時間保存します。
    写真ではレクタングル浅型 S (野田琺瑯)(サイズ:約W210×D145×H45mm)を使用。

  • 【サーモンリエット】
    • 玉ねぎをみじん切りにします。

    • さけ缶は軽く水気をきり、お好みで皮を外します。
      ボウルに入れてフォークなどで軽く潰します。
      そこにマスカルポーネチーズと1、レモンの皮を入れ混ぜ合わせます。
      塩と白こしょうで味を調えます。

      ※さけの皮を外すと見た目がきれいなピンクに仕上がります。
      ※フードプロセッサーで最初からすべて混ぜ合わせても。滑らかな仕上がりになります。

      ※日持ちは冷蔵庫で2日程度。

    • 【きゅうりのラペ】
      • きゅうりはお好みでピーラーで皮をむき、幅5mm程度に斜め切りし、さらに細切りにします。

      • 1と食べやすい大きさにちぎったディル、塩、白こしょう、レモン汁を合わせます。
        最後にオリーブオイルを合わせます。

        ※日持ちは冷蔵庫で1日程度。

      当日
      • オーブンは250度に予熱を開始します。ガスオーブンの場合は210度にしてください。
        とうもろこしチャバタの生地を冷蔵庫から取り出し、生地の高さが2倍程度に膨らんでいることを確認します。
        もし膨らみが悪い場合は、室温に置き2倍になるまで膨らませます。

      • 保存容器の上から打ち粉を隅までまんべんなく振り、四方からカードまたはゴムベラを中央まで差し込み、生地を容器からはがします。

      • 保存容器をオーブンペーパーをのせた天板の上でひっくり返し、生地を取り出します。

      • カードで横に4分割します。

      • ここからは手早く行います。
        小さいナイフで生地の中央にクープ(切り込み)をスッと一直線に入れます。

        ※ハード系パンは油脂や卵が入らないため膨らみにくく、膨らむ前に外側が焼きかたまって膨張を妨げてしまいます。クープを入れるとそこから内側の生地が露出して膨らんでいき、生地の膨らみを助けてくれる効果があります。
        また、クープを入れて生地の表面積を増やすことで火の通りがよくなり、水分がほどよく抜けて大小の気泡ができ、軽い食感になります。

      • 細長くカットして冷蔵庫で冷やしておいたバターを切れ目にのせます。
        230度のオーブンで15分焼きます。ガスオーブンの場合は190度にしてください。

        ※きれいなクープに仕上げるためには、蓋をするなどして乾きにくくし、ゆっくり熱を通す必要があります。冷たいバターをのせることで蓋をするのと同じ効果があるため、簡単にきれいなクープに仕上がりやすくなります。

      • こんがりした色に焼き上がったら網の上で粗熱を取り、高さ半分にカットします。

        ※とうもろこしチャバタの日持ちは冷凍庫で2週間程度。

      • サーモンリエット、きゅうりのラペの順にのせ、サンドします。

紫蘇ジェノベーゼの
豆乳スープ

チリコンカン

紫蘇をしょうがやオイルとともにすり潰した「紫蘇ジェノベーゼ」を豆乳にかけた冷たいスープ。
「ジェノベーゼ」とはバジルや松の実、オリーブオイルなどを混ぜてつくる
イタリアの伝統的なソースですが、紫蘇でもつくることができるんです。
チャバタと同じイタリアの料理同士、相性は抜群。
紫蘇の緑と風味が目にも舌にも爽やかで、暑い日の朝ごはんにぴったりです。
火を使わずにつくれるのもうれしいポイント。

紫蘇ジェノベーゼは、つくっておくと便利な万能ソース。
パンに塗ったりパスタのソースにしたり、カプレーゼ、そうめんなどにかけても
さっぱり美味しくいただけます。

仕込み上手のポイント

前日に紫蘇ジェノベーゼをつくっておけば、朝は豆乳にかけるだけで完成します。

材料(2人分)
  • 豆乳…200ml
  • 白だし(濃縮タイプ)…小さじ2
    ※メーカーによって濃度が異なるので量を調節してください。
  • 紫蘇…10枚(7g)
  • しょうが…1/3かけ(皮をむいて8g)
  • 松の実…10g
  • 太白ごま油…大さじ3
    ※米油、オリーブ油などでも
  • 塩…小さじ1/4
つくり方
前日まで
  • 紫蘇、しょうがを細めのざく切りにします。

  • フードプロセッサーに1、松の実、太白ごま油、塩を加えて攪拌します。

    ※紫蘇ジェノベーゼの日持ちは冷蔵庫で3日程度。
    ※すり鉢でする場合は、しょうがはすりおろしにして入れます。

当日
  • 豆乳に白だしを加え、混ぜます。

  • 1を半量ずつ器に注ぎ、紫蘇ジェノベーゼをスプーンで適量かけます。

高橋さんの器選び

高橋さんの器選び

木のものとパンは、温かみのあるもの同士、相性抜群。
パンを引き立ててくれる、丸みのあるやさしい印象の木のお盆に合うものを選びました。

パンが細長いので長い八角皿を選びました。
温かみのある色味と風合いもパンにぴったりです。
スープを入れたガラスボウルは、すこしぽってりして厚みがあるので、
やわらかい色のスープに似合います。
コーヒーカップやれんげも、木に馴染むやさしい白を選びました。

1.くるみガラス モール小鉢 (ガラス工房 橙)
2.unjour カップ suna nuit(S) (ユミコ イイホシ ポーセリン/yumiko iihoshi porcelain)
3.琺瑯れんげ アイボリー (倉敷意匠×野田琺瑯)
4.八角プレート 小 鉄散 (古谷製陶所)
5.KITO ふくら盆 ソロ (四十沢木材工芸)

朝食づくりにあると便利な道具、食材

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