花を飾る器展
2025年11月7日(金)~24日(月・祝)
お部屋を彩ったり、季節感を取り入れるのにぴったりな花器。
花や植物を活けて愛でたり、
デザイン性の高いものはインテリアとしても重宝します。
今展では、さまざまな作家さんによる多種多様な花器をご用意しました。
普段植物を飾るのが好きな方はもちろん、
「飾る頻度は多くないけれど素敵な花器がほしい!」という方にも
ぴったりなものばかりが揃います。
ドライフラワーの販売もありますので、
お気に入りや購入した花器に合わせてお選びいただけます。
これからの冬を鮮やかに彩ってくれる、そんな花器をぜひ探しに来てください。
出品作家 ※五十音順

埼玉県越谷市に工房を構える飯高幸作さん。
「毎日の暮らしに欠かせない上質な使い心地の器」を手がけ、
美しいシルエットと独特な釉薬の色合いが目を引きます。
今回の花瓶はすべて1点もの。
「花が喜んでくれる花器を作りたい」という想いで
花を引き立てつつも、花瓶自体も素敵な佇まいのものをご用意くださいます。

もともとウェブデザインやディレクションの仕事をされていたという小川綾さん。
刺激的で多忙な日々を過ごしながら、
いつからか手を動かして何かをつくるという世界に惹かれるようになったそうです。
週末に陶芸教室に通ううちに、その正解のない、
デジタルとは真逆の世界がどんどん面白くなっていったのだとか。
今では、作陶拠点を東京の工房へと定め、
レストランとのコラボレーション、国内外の公募展への出品・入選も多数。
盆栽鉢など、陶を活用したプロダクト提案や開発等にも取り組みますが、
傍にいてくれる友達のような存在である花器が原点なのだそうです。

2022年に多治見市陶磁器意匠研究所での学びを修了し、
現在は岐阜県拠点に作陶されている五嶋穂波さん。
自然の景色や印象からインスピレーションを得て、
軽やかで、淡く複雑な世界を描く器を制作されています。
色彩のグラデーションや、やわらかな質感を表現するため、
釉薬の調合やかけ合わせ、土の相性を日々研究されているそう。
見入ってしまうような不思議な色彩が、
活けた花をやさしく受け止めてくれます。

秋田・五城目町(ごじょうめまち)にて1983年に開窯した三温窯は、
佐藤秀樹さんと息子の幸穂(ゆきほ)さんの二人三脚で営まれています。
会津本郷焼・「宗像窯(むなかたがま)」で修行したのち、秋田で独立した秀樹さん。
息子の幸穂さんは秋田公立美術工芸短期大学で
木工と漆を学んで漆の工房で働いたのち、家業に入り陶芸をはじめました。
地元で採れる土や、藁(わら)に杉、欅(けやき)といった
植物の灰を材料に使いながら出来上がる器は
どれも自然な色合いと、シンプルで奇をてらわないおおらかなかたちが温もりを感じさせます。
花瓶も日常に溶け込みつつも、活けた花の色彩をより引き立ててくれるものばかりです。

生まれも育ちも東京のマツウラカオリさんは、現在は愛知県瀬戸市で作陶しています。
以前バックパッカーをしていたという経験が反映されているのでしょうか、
「あいまいな記憶」をテーマにつくられているフラットな花器は、
どこか北欧のテイストが感じられるかたちをしています。
それでいて、日本のインテリアに馴染みやすい質感や釉薬で、
花を活けていなくても、インテリアとして映える素敵な花器ばかり。
一枚の絵のような空間をつくることができそうです。

茨城県で作陶している吉田麻衣子さん。
折れてしまいそうなくらい細いピッチャーの持ち手や、独特のかたちなど、
自身が思う花瓶を極限まで手び練りで再現しています。
その独特のフォルムと、使う釉薬のかけ合わせ方が特徴的ですが、
不思議と気軽に花を活けやすく、どんな色やかたちのブーケにも合わせやすいのです。
花を活けていないときでも、オブジェのように飾られるインテリア性の高い花器ばかりです。

「flower」、「friend」、「family」といった3つの「f」を大切にしている
山梨県北杜市にあるドライフラワー専門店。
八ヶ岳周辺で栽培された花を集め、丁寧に乾燥をかけて加工しているそう。
木の実、葉、枝などのアレンジパーツも豊富に取り扱い、
デザイナーによるアレンジメントも人気。
野に咲く花のような、可愛らしい印象のドライフラワーをたくさんご用意いただきます。
ぜひお気に入りの花瓶に合わせてお選びください。
花を飾る器展
開催概要
【会期】
2025年11月7日(金)~24日(月・祝)
無休 11:00~19:00
【会場】
cotogoto(コトゴト)
〒166-0003
東京都杉並区高円寺南4-27-17-2F
(JR中央線・総武線 高円寺駅 南口より徒歩1分)
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