cotogotoスタッフの愛用品じまん
スタッフが日々愛用している道具への愛を、
独断と偏見を交えながらご紹介!
2025年10月公開
クリハラさんの愛用品
クリハラ
商品の選定や、買いつけなどを行う
道具好きなcotogotoの商品担当。
気になったものは自ら試し、使ってみている。
民藝の窯元への旅記録や郷土玩具、自然素材のかごなど
手仕事関連のものが好きで、SNSにはそういった投稿が多いが、
実はギミックめいた道具にも目がない。
以前からやっとこ鍋ユーザーで、その使い勝手のよさを知っていたのもあり、
中尾アルミ製作所さんに、cotogotoオリジナルの
「口つきやっとこ鍋」をつくってもらうことに。
「一緒に使うやっとこも必要だよな」と探して見つけたのが
「ステンレス やっとこ(プリンス工業)」です。
仕組みや使い方など、今まで見たことのないかたちだったので、
まずは試しに使ってみて、
その使い心地がよかったので取り扱うことになりました。
-
好きなところ その1
いろんなものをつかめるところ我が家では「やっとこ」は、基本的にやっとこ鍋に使いますが、
琺瑯容器や耐熱皿、金属製のつまみがついた蓋など、
鍋つかみ代わりに割となんでもつかんでいます。
布巾や鍋つかみだと、持ち手のない琺瑯容器や耐熱皿だと
中身に触れてしまうのが気になりますが、
「やっとこ」ならそんなことがありません。
▲やっとこ鍋と一緒に使う他、コンロ周りの掃除にも重宝しています。これなら使い終わったばかりの熱い五徳も持ち上げられて、掃除もしやすいのです。
▲鍋つかみだとうまく指を入れられない、低めの鍋蓋の持ち手も、「やっとこ」ならスムーズにつかめます。
他にも鍋つかみだと心もとないくらい
小さいサイズや高さが低い持ち手でも、
「やっとこ」はしっかり挟んでくれるので、重宝しています。
そして「やっとこ」を使う上で楽しいのが、
どんなものに使えるか、いろいろ試しているとき。
「こんなものにも使えた!」と発見があるとわくわくしてきます。
▲最近の発見だとアウトドアでも重宝したこと。缶のまま火にかけたとき、持ち上げるに際に大活躍でした。
先日も、アウトドアに持って行ったら、
缶をそのまま火にかけたときに「何で持ち上げよう?」と右往左往。
そんなときに「やっとこ」が大活躍してくれたんです。
かたちによっては合わないものもあるところがネックですが、
それ以上に、いろんなものに取りつけられる自由さが面白いのです。 -
好きなところ その2
扱いやすい重さとサイズ
▲左が「やっとこ」、右がペンチ型のやっとこばさみ。大きさももちろんですが、「やっとこ」は170g弱、ペンチ型は約335gと重さも大きく違います。
ペンチ型のやっとこばさみは、以前から使っていました。
このやっとこばさみが約335gと実はかなり重く、
特に妻は「えいやっ」と気合を入れて使っているところがありました。
それに比べると、「やっとこ」は170g弱とおよそ半分の重さ。
手軽に使うことができるのがとっても魅力なんです。
サイズも小さめなので、出しておいても、引き出しの中でも
場所を取らないところも気に入っています。 -
好きなところ その3
手の延長のようなつかみやすさ
▲「やっとこ」で「口つきやっとこ鍋」をつかんで、湯切りをしている様子。
ずっと使っていたペンチ型のやっとこばさみは、
和食の料理人が使うような、鍋の縁を上からつかんで持ち上げるタイプ。
それはそれで、道具らしくて好きなのですが、
「やっとこ」だと横向きに持てるところが便利です。「茹で汁を捨てる」、「麺をざるにあげる」、
なんてときの動作が格段に楽ですし、
てこの原理のおかげで握りやすいから、
手の延長のように、いろいろなものをつかみやすいです。薄いものをつかむときは、特にしっかり握るよう気をつけていて、
オーブンから調理スペース、コンロからシンク、のように
短い距離でのみ使うようにしています。
▲「やっとこ」と組み合わせて使った道具の傷の様子。上段左からアルミ製のやっとこ鍋、アルミ製の蓋は、触ると凹凸がわかるくらいの傷。下段左から琺瑯容器、「Bakeware」は50回くらい使って若干筋が入るくらいの傷がついています。
ペンチ型も、この「やっとこ」も、
使っていると挟む対象にやはり傷はそれなりにつきます。
素材によって力加減を変えたりと多少意識はしますが、
結局はどの程度自分が許容できるかという気がします。
ただ傷がつく以上に、いろいろつかめるのは便利。
使い勝手のよさを優先したい方には、ぴったりのアイテムだと思います!ロボットっぽいというか、ギミック感があるので、
一見すると取っつきにくいところがあるかもしれません。
でも手にすれば、とても使い勝手のいい道具です。
やっとこ鍋のような持ち手がない調理道具を使うことができるので、
コンロの上がすっきりして、服に柄を引っかけて倒してしまう心配もなく、
調理中もスムーズに動けるのです。
そんな「やっとこ」の可能性は果てしなく、
これからも使っていくのが楽しみな道具です。