私たちが比べてみました 暮らしの道具、徹底比較
蒸し器編
2026年4月公開
油を使わずに蒸気で素材の力を引き出して、ふっくらと仕上げてくれる蒸し料理。
その美味しさとヘルシーさから注目をさらに集めています。
蒸し器の種類もさまざま。
手持ちの鍋やフライパンで蒸せるタイプから、専用の蒸し器も金属製からせいろまで。
どれが自分に合っているのか見定めるのもなかなか難しいもの。
火の通りの早さや蒸し上がり、手軽に使えるかどうか、お手入れなど、注目すべきポイントはたくさん。
今回は、cotogotoで人気の5種類の蒸し器を比べてみました。
比べるアイテム
せいろ (鳥乃子)※以下、「せいろ」。今回は「21cm 白木」の「身」と「蓋」を使用。
スチーマー (工房アイザワ)※以下、「スチーマー」。今回は「20cm」を使用。
蒸しかご(家事問屋)※以下、「蒸しかご」
スチームプレート (北陸アルミニウム)※以下、「スチームプレート」。今回は「19cm(内径20cm以上用)」を使用。
ヘイワ圧力鍋 (鋳物屋)※以下、「圧力鍋」。今回は直径約21cmの「2.8L」と付属の「蒸し板」を使用。
スタッフの紹介
野菜を蒸してみましょう

カメ
今回比較する蒸し器は、cotogotoで人気の5種類をピックアップしました。
素材別で見ると、木と竹でできているのが「せいろ」、ステンレス製が「スチーマー」と「蒸しかご」、アルミニウム製が「スチームプレート」と「圧力鍋」になります。
「圧力鍋」については、付属の「蒸し板」を使用します。
▲「圧力鍋」に蒸し板をセットしたところ。

ミナミ
素材によって熱伝導率が異なるので、加熱時間や仕上がりに関係しそうですよね。
▲「せいろ」でにんじんを蒸したところ。

アヤノ
さっそく蒸し器によって料理のでき上がりがどう異なるか、見ていきましょう。
まずは、蒸すのに一定の時間がかかる根菜として、にんじんを蒸してみます。

カメ
「圧力鍋」以外は、にんじん1本を7mm厚さの輪切りにし、蒸し器に平らに並べます。
下鍋には、「スチーマー」は付属の下鍋、それ以外は「ステンレス両手鍋 22cm 浅型 (柳宗理)」を使用。
「せいろ」は鍋との間に「中華セイロ用受け台 27cm鍋用 (北陸アルミニウム)」を使用します。
「せいろ」以外は、食材に水滴が落ちないよう、蓋の内側を覆うように晒を結びつけます。
水量は、「せいろ」、「スチーマー」は鍋の7分目ほどまで、「蒸しかご」、「スチームプレート」は脚の高さの7分目程度まで水を入れることにします。
鍋から蒸気が十分に上がったら蒸し器をセットし、中弱火(火が鍋底に触れるか触れないかくらい)で蒸します。
1分おきに竹串を差してすっと入るようになるまでの時間を計ります。

ミナミ
「圧力鍋」については、圧力がかかり途中で蓋を開けることができないため、付属のレシピに記載の蒸し時間で調理します。
水400mlを鍋に入れて蒸し板を入れ、にんじんまるごと1本をのせ、軽いおもりをセットした蓋をして強火にかけます。圧力が上がったら3分弱火で加圧し、火を止め5分蒸らしたにんじんを、7mm厚さの輪切りにします。
| 竹串がすっと入るまでにかかる時間 | |
|---|---|
| せいろ | 13分 |
| スチーマー | 6分 |
| 蒸しかご | 6分 |
| スチームプレート | 6分 |
▲蒸し器ごとの、にんじんに竹串がすっと入るまでにかかる時間。

アヤノ
金属製の蒸し器は6分、「せいろ」は13分と、蒸し器の素材によってはっきりと蒸し時間が分かれましたね。
アルミはステンレスよりも熱伝導率がいいので、早く蒸し上がると予想していましたが、ステンレスと違いがなかったのが意外です。
そして、「蒸しかご」、「スチームプレート」は水をあまり張れないため、お湯の注ぎ足しが必要かと思われましたが、結果として注ぎ足しの必要はありませんでした。これも意外でしたが、食材が薄めでこれくらいの量であれば、注ぎ足すことなくささっと蒸せるんですね。
▲「蒸しかご」で野菜を蒸しているところ。
▲「スチームプレート」で野菜を蒸しているところ。
▲「せいろ」の蓋から蒸気が抜けていくところ。

カメ
「せいろ」は蓋も格子状に編まれているから通気性がよく、蒸気が抜けていきやすいです。
なので晒や布巾を蓋に結びつける必要がないのも、ちょっとしたことだけどうれしいポイント。
せいろ
スチーマー
蒸しかご
スチームプレート
圧力鍋▲蒸し上がったにんじんの様子。

ミナミ
蒸し上がったにんじんはどれも透明感があって美味しそう。
さっそく実食してみましょう。食感や味の違いにも注目していきます。
▲にんじんの蒸し上がりをまとめたチャート。

ミナミ
一番甘みを引き出してくれていると感じたのが「スチーマー」。下鍋から蒸し器までの距離が割とあるので、熱がゆるやかに伝わって、甘みが引き出されているんじゃないでしょうか。
火が通るまでに時間はかかっていないのにこの蒸し上がりは、優秀です。
かたさもやわらかすぎず、かたくなく、でちょうどいい感じです。

カメ
「蒸しかご」で蒸したにんじんの下側は沸騰したお湯が多少触れるせいか、少し水気を感じてしまいます。
味は、甘みもあって美味しい仕上がりです。

ミナミ
「スチームプレート」の蒸し上がりは、「他よりもちょっとかたいかな?」という感じもしますが、そこまでかたくはありません。
パンチング形状なので、にんじんが蒸し器に触れる面積が多く、「べちゃっとするのでは?」という懸念がありましたが、べちゃつくこともありませんでした。
甘みはあまり強くは感じないかなぁ。

カメ
金属製の3種は同じ時間で蒸し上がりますが、蒸し器の形状によって甘みや水分量といった仕上がりに違いが出てくる結果となりました。

アヤノ
「せいろ」で蒸したにんじんには檜の香りがほんのりしますね!他にはない唯一無二の美味しさがあります。

ミナミ
にんじんは、わずかに歯応えも残しながら、ほどよいやわらかさです。べちょっと蒸し器に張りつく感じがほとんどありません。
私は普段、「ひのきのせいろ」で冷凍したパンを蒸したりしていますが、格子状に編まれている蓋から蒸気がほどよく飛んでいくおかげか、べちょっとせずふかふかに美味しく蒸し上げることができますよ。
キャベツなどの葉物もべったりすることなく蒸せちゃいます。
甘みも感じますね。蒸し上がるまで一番時間はかかりましたが、じっくり火が通ることによって甘みが引き出されるとよく言われている通りなんじゃないかな。

アヤノ
「圧力鍋」で蒸したにんじんは、1本丸ごと蒸したためか、内側は歯応えを感じる仕上がりで、外側は若干やわらかいです。
外側のやわらかい部分はほのかに甘みを感じますが、内側はあっさりしています。
まるまる1本蒸すのに加熱時間が少なくて、ガス代の節約になるのはうれしいですね。
蒸らし時間をもう少し長くしたり、輪切りにしてから蒸してみたらもう少しやわらかい食感も楽しめそう。
茶碗蒸しをつくってみましょう

ミナミ
代表的な蒸し料理である茶碗蒸しもつくってみます。
蒸し上がりの食感や、食感が悪くなる原因となる、卵液の内部にできる細かい穴で「す」の入り方に違いがあるのかも見ていきます。
▲「スチーマー」に茶碗蒸しをセットしたところ。
▲「スチーマー」で茶碗蒸しを蒸しているところ。

アヤノ
茶碗蒸しの卵液(溶き卵、だし、塩を混ぜて濾したもの)を蕎麦猪口に注いでアルミホイルで蓋をしたものを2個ずつ蒸します。
蕎麦猪口を蒸気の上がった蒸し器に入れ、せいろ以外の蒸し器でつくるときの一般的な方法として、蓋と蒸し器(または鍋)との間に菜箸を1本挟み、蒸気がこもるのを防ぎます。
強火で3分加熱したのち、弱火で10分加熱します。
「圧力鍋」のみ、一般的なつくり方にのっとり、水を200ml注いだ鍋に蒸し板、蕎麦猪口を入れ、軽いおもりをセットして強火にかけます。おもりが動いて圧がかかったら弱火で2分加熱し、火を止めて10分蒸らします。菜箸は挟みません。
せいろ
スチーマー
蒸しかご
スチームプレート
圧力鍋
▲蒸し器ごとの茶碗蒸しの蒸し上がりの様子。左は蓋を開けた状態、右は中身をくるっとひっくり返したところ。

ミナミ
今回は圧力鍋以外は同じ蒸し時間でしたが、蒸し上がりの差はほとんどありませんでした。

アヤノ
蒸し上がって蓋を開けてみると、どれもきれいで滑らかな表面です。
スプーンでひっくり返して中身を見てみると、一番きれいで「す」がほとんど入っていないように感じたのは「せいろ」。
蒸し器内が高温になりすぎ、蒸気が入ってしまうことが「す」が入る主な原因。熱をゆるやかに伝えるから温度が上がりすぎず、蒸気も蓋や本体からほどよく抜けていく「せいろ」だからこその、さすがの仕上がり!
実際に食べてみても、うっとり、滑らかな舌触りです。

カメ
その他の金属製の蒸し器は、中身をひっくり返してみると、側面などにわずかに数ヵ所、小さな「す」が見られました。
でも食べてみると滑らかで、「す」が入ることによる「せいろ」との舌触りの違いは感じられません。

ミナミ
「圧力鍋」は内部が高温になるため、「す」が入りそうな予感がありましたが、見事に覆されました。「す」はほとんど見られず、舌触りも滑らかで美味しいです。
これがたった2分間の加熱でできてしまうなんて、驚きでした。

アヤノ
どの蒸し器でも失敗なく茶碗蒸しがつくれる、というのは大きな発見。
茶碗蒸しって難しそうなイメージがありましたが、自分でもつくってみたいなという気持ちになりました。
使い勝手について
▲「蒸しかご」をフライパンから取り出すところ。

ミナミ
蒸し器ごとに、料理によって蒸し上がりに違いが見られましたが、注目したい大きなポイントが「使い勝手」。
気軽に使えるかどうかというのも大事な基準ですよね。

カメ
金属製は、肉や魚などの汚れが気になる食材も直接のせることができます。手軽にメイン料理がつくれるのはうれしいですよね。
また、洗剤でまるっと洗うことができて、カビの心配もありません。「せいろ」にも憧れるんだけど、手軽にお手入れしたい私はまだ今のところ、金属派かなぁ。
そして何といっても一番楽に扱えるのが「蒸しかご」。
メッシュ状のざるのような形状だから、とにかく軽い!
そして、高さがないので、手持ちのフライパンで蒸せるんです。
そのまま取り出してお皿にのせられるのも便利です。
この蒸しはじめから卓上までのハードルの低さが本当にありがたくて。

アヤノ
「まず蒸し料理をはじめてみたい」という人や、「せいろを持っているけれど、サクッと蒸したいときもある」という人にも「蒸しかご」はとってもおすすめ。
「スチームプレート」も、手持ちの鍋でささっと蒸せるという気軽さがあります。
「蒸しかご」と違うのは、「プレート」というだけあって、縁の立ち上がりなどもない真平らなんです。
そのため、器ごと蒸したいときの安定感は抜群!
ただ、鍋から外すときは、中央のつまみを持ったり、鍋をひっくり返したりする必要があります。蒸し上がったら食材を皿に1個ずつ移す必要があるから、器ごと蒸したり、肉まんなど、さっと取り出せるものを蒸すときに便利そう。

ミナミ
「スチーマー」は金属製で気軽に扱えるのですが、下鍋があるからたっぷりお湯を入れられて、赤飯など長時間の本格的な蒸し料理にも対応できる、万能選手です。
私はせいろを使ってみたかったけど扱いに不安があったので、まずは「スチーマー」で蒸し料理をはじめました。

アヤノ
「せいろ」は自然素材ならではの佇まいのよさも魅力ですよね。出しっぱなしにしていても絵になりますし、蒸したらそのままお皿にのせてせいろごと食卓に出しても華やかになるんです。
ただし、油の染み込みを防ぐため、肉や魚、シュウマイなどは直接のせず、下に葉物野菜やクッキングペーパーなどを敷く必要があります。
また、ゆるやかな火の通りと自然素材の調湿効果のおかげで、一度火にかけておけば多少長めの時間放っておいても、べちゃっとせずほどよいやわらかさを保ってくれます。失敗知らずで、おおらかな感じが私は好きです。
▲「せいろ 21cm 白木」の「身」を2段重ねて使用しているところ。

ミナミ
「せいろ」、「スチーマー」は、拡張性の高さも魅力。
「せいろ」は「身」を3段まで、「スチーマー」の「20cm」は「中子」(蒸し器本体)を2段まで重ねることができます。
複数段あると、大量の食材を蒸せるだけでなく、火の通りやすさごとに段を分けて、時間差で蒸すこともできるのが便利ですね。
▲「スチーマー 20cm」で鶏肉を蒸して、下鍋にたまった残り汁を使って鶏ガラスープにしたところ。

アヤノ
「スチーマー」は肉や魚を蒸したときに下鍋に落ちただしでスープがつくれるのもうれしいです。食材の旨みを余すことなく使えるのがいいですね。
「せいろ」も下鍋で食材を茹でながら、「せいろ」で蒸す、なんて離れ技もできます。私自身も下鍋でブロック肉を茹でながらせいろで野菜を蒸して……という料理も楽しんでいます。
一石二鳥とはまさにこのこと。洗い物が増えないのも助かります。

カメ
「圧力鍋」は、やはり短時間で仕上げられることが魅力です。
圧のかかったタイミングの把握や、蓋を開ける前に圧を抜く、パーツのセットなど、使うときに押さえるポイントはいくつかありますが、覚えてしまえばとても便利な道具。
ちなみに蒸し板の中央にはつまみがついているので、蒸した食材ごと引き上げるのは簡単ですね。
かたちについて

アヤノ
蒸し器それぞれに、かたちの違いもあります。
使い勝手や、収納のしやすさ、取り出しやすさなどに影響しますね。

カメ
薄くて場所を取らないのは、「スチームプレート」と「蒸しかご」。キッチンのちょっとした隙間に差し込んでおくこともできますね。
とりわけ「スチームプレート」は余計なパーツがなく、直径も小さめなので狭い場所にも収まりやすいです。
「蒸しかご」は持ち手をフックなどに引っかけておけるから、使うとき取り出しやすいのも魅力ですね。

ミナミ
どちらも脚が短めですが、蒸す面までの高さは「スチームプレート」は約2.5cm、「蒸しかご」は約1cm。
「スチームプレート」は意外と余裕をもって水を張れます。「蒸しかご」は張れる水が少なめなので、火加減にもよりますが一度に蒸せるのは5分くらいでしょうか。それを過ぎたらお湯を足すか、蒸し時間が短めの調理に使うのがよさそう。

アヤノ
「スチーマー」、「圧力鍋」は鍋もあるため比較的高さを取ります。
「スチーマー」は鍋自体は大きくても直径20cmほどで、持ち手や蓋はかさばらないので、思ったほど幅や奥行きは取らない印象です。
「圧力鍋」はしっかりした持ち手もついているので、それなりに場所をとる大きさです。
「圧力鍋」の蒸し板は高さ1cmほどなので、さほど水量は入りません。あまり蒸気が逃げない構造ではありますが、長時間の蒸し料理の際は、お湯がなくならないよう注意はした方がいいかもしれないですね。
▲「せいろ」は蓋に高さがあるため、こんもり食材をのせても大丈夫。

ミナミ
「せいろ」は身も蓋も高さがあるので、かさばるのがたまにきず。でも、蓋にも高さがある分、身の方にこんもり食材を入れられるので、逆にこちらはメリットなんじゃないかなと思います。
それに、「せいろ」は軽いから、高いところに置いても大丈夫。棚の上や換気扇のフードの上、壁面のフックなど、空いた隙間スペースを活用して収納できるのもいいんです。
▲「せいろ」は高いところにかけたり置いたりしても。
大きさについて
▲蒸し器ごとの大きさ。

アヤノ
どれくらいの量を蒸せるか、というのに関わってくるのが大きさ。
一番大きさのバリエーションが多いのは「せいろ」ですね。
「15cm」から「27cm」まで直径が3cm刻みで5サイズあります。内径は大体表記のサイズよりマイナス2.5~3cmくらいです。
「15cm」は肉まん1個、「27cm」なら4人くらいの家族のメインのおかずまで1段でまかなえます。
このサイズの多さ故に、どれを何段買うか迷われるお客さんもいっぱいいるんです。家族の人数や、つくりたいもの、調理スタイルによっても変わるので、「暮らしの道具 お悩み相談室」の動画「せいろはどの大きさを買うのがいいですか?」も参考にしてみてほしいです。
人数やつくりたい料理によって変わる、せいろのサイズの選び方を動画でご紹介!

ミナミ
その次にサイズのバリエーションが多いのが、「スチームプレート」と「圧力鍋」で、それぞれ3サイズあります。
「スチームプレート」は「16cm(内径18cm以上用)」、「17cm(内径19cm以上用)」、「19cm(内径20cm以上用)」と小刻みに分かれています。
一般的な雪平鍋などの大きさである内径18cmの鍋から使えるのは、小回りが効いていいですね。
「圧力鍋」は、蒸し板の直径が約16.5cmの「2.8L」と「4.5L」、蒸し板の直径が約21cmの「6.0L」があります。「6.0L」は蒸せる面積は比較的大きいですが、本体の大きさや重量もそれなりにあります。

カメ
「スチーマー」は「18cm」と「20cm」の2サイズ。蒸せる面積は表記のサイズとほぼ一緒で無駄がなく、比較的コンパクトな割にたくさん蒸せる印象です。
「蒸しかご」は1サイズのみ。食材をのせられるスペースは直径19.5cmほどと小さめ。1人分サイズです。また、両側に持ち手がついているから外寸が大きくなるので、直径が24cm以上のフライパンまたは鍋での使用が推奨されています。

ミナミ
サイズがいろいろとあって、どれがいいか迷ってしまいますよね。
以前、料理家の先生には、サイズ選びで迷ったら「少し大きめを購入しておくのもいい」と勧められました。小さすぎると蒸せるものが限定されてしまうんですって。
「せいろ」や「スチーマー」のように段を増やせるものなら、試しに1段買ってみて、足りないなと思ったら段を買い足すというのも手です。
重さについて
▲蒸し器ごとの重さ。

カメ
気軽に蒸したいから、軽めだと出し入れやお手入れがしやすくて助かります。
こうして見ると、「スチーマー」と「圧力鍋」以外は、どれも比較的軽いですよね。
一番軽い「スチームプレート」は100gをきっています。

ミナミ
「スチーマー」は下鍋、蓋を含んだ重量なので、蒸し器本体自体は300g前後と比較的軽いです。むしろ、蒸し器と鍋が一緒になっているから、一番出し入れはしやすいと感じるくらい。

アヤノ
「圧力鍋」は厚みがあるためどうしても重さが出てしまいますが、ハンドルが手前だけでなく奥側にもあるから、両手で持つことができます。両手で持てばそこまで重さを感じませんよ。
お手入れ、耐久性について

カメ
日々使うものなので、お手入れのしやすさ、そして耐久性についても気になるもの。
「せいろ」はカビさせてしまわないか、心配になるのですがお手入れはどうするのがいいんでしょうか。

アヤノ
「せいろ」はポイントを押さえればお手入れはむしろ簡単。
最初に使うときだけ、食材を入れずに10分程度蒸す「空蒸し」をすることで、木くずやにおいを取り除くことができます。
普段使う前には、身を水にさらしておくと、汚れや焦げつき防止になりますよ。晒や経木、クッキングシートなどを敷くのも汚れ防止にいいです。
使い終わったら、汚れていなければ布巾で拭いて、汚れている場合はお湯とたわしで洗い、水気をきって拭き上げます。油汚れがひどいときは、薄めた中性洗剤を使っても。木は洗剤を吸い込みやすく、それがカビの原因になるので、洗剤の使用はなるべく少なめに。
カゴなどに立てかけて丸1日程度しっかり乾かしたら、風通しのいいところに保管しておくのが、カビさせないコツです。

ミナミ
自然素材の「せいろ」は使ううちにだんだんと濃い色に変わっていきますが、これも経年変化や味わいとして楽しむもの。最初は一部の変色が気になるかもしれませんが、全体が変化していくと馴染んでいって気にならなくなっていきます。
料理家さんがお持ちの焦げ茶色の味わい深いせいろなんて、とても憧れちゃいます。
仕上げは「白木」と「漆」の2種類がありますが、両方とも内側は白木なので蒸し上がりにあまり違いはありません。「漆」は外側を漆塗りで仕上げているので「白木」よりも水に耐久性があります。
お手入れ方法もどちらも一緒なので、見た目の好みで選ぶのもいいですね。

アヤノ
また、よく聞かれるのがせいろ本体の素材による香り、使い勝手や耐久性の違い。
一般的にせいろの素材としては、 竹、 杉、檜がよく使われていますが、耐久性は檜が一番高いと言われています。
そのため、連続して蒸せる時間も檜が一番長く、赤飯やおこわなど比較的時間がかかる蒸し料理にも使えます。
その分、檜は竹や杉に比べると高価になりますが、調理の幅やお手入れ次第で長く使うことができるという点から、cotogotoでは檜の「せいろ」をお取り扱いしています。

カメ
しっかり乾かすことに気をつければ、むしろ毎回洗剤で洗わなくてもいいし、お手入れできそうな気がしてきました。
「蒸しかご」、「スチーマー」、「スチームプレート」、「圧力鍋」はお手入れは基本的に中性洗剤とスポンジで洗えばいいのでシンプルですね。
「蒸しかご」は網目状になっていますが、意外と目詰まりしなくて洗いやすいところが気に入っています。
「スチーマー」、「スチームプレート」、「圧力鍋」の蒸し器部分もパンチング形状なので、目詰まりの心配なくスッと洗えるのはうれしいです。

ミナミ
「蒸しかご」、「スチーマー」は食器洗浄機に入れて丸ごと洗えるのもお手軽でいいです。
「圧力鍋」はアルミ製ながらも食器洗浄機で洗うことができるのもうれしいですね。パーツが多いので、取り外すのを忘れないようにしたり、なくしたりしないように注意は必要です。

アヤノ
「圧力鍋」はアルミ製のため、食材と反応して黒っぽい変色が起こりやすいです。
最初に使う前に米の研ぎ汁か、野菜と水を煮ることで変色を緩やかにすることができます。
使ううちに変色が気になったら、レモンの輪切りを煮たり、クレンザーや金たわしで擦るときれいになります。
また「圧力鍋」の魅力が、パーツごとに買い足しができること。数年使ってパッキンが劣化したり、おもりをなくしたりしても購入して長く使うことができるから、世代を超えて使うご家庭もあるそうです。
まとめ

カメ
素材によって、でき上がりや使い勝手に違いが出てきますね。
手軽に使いたいときや肉、魚には金属製、じっくり火を通して料理したいときに「せいろ」、などと使い分けるのがよさそうです。

アヤノ
「せいろ」は、佇まいの美しさと、放っておいても美味しくつくれるおおらかさを持ち合わせています。お手入れもコツを押さえれば難しくありませんし、段数を増やしていけるのも魅力ですね。

ミナミ
野菜もお肉もバンバン蒸せて、何をつくっても美味しくできるのが「スチーマー」。長時間蒸すこともできるし、お手入れも洗剤や食洗機で気がねなくでき、さらに段数も増やせてと、美味しさと機能性のバランスがいいです。

カメ
「蒸しかご」は比較的少量のものをさっと蒸して食べたいというときに一番気楽に使えるのが強み。取り出して、蒸して、食卓に出して、洗って……の一連の流れがとてもスムーズです。

アヤノ
肉まん一つなど、少量のものを手持ちの鍋でささっと蒸したいときにおすすめなのが「スチームプレート」。お値段も一番お手頃で、はじめての蒸しアイテムとしてもおすすめです。

ミナミ
煮込み料理や玄米ご飯など、他の本格的な料理にも使いたい人は「圧力鍋」の蒸し板を活用するのがおすすめ。比較的少なめの時間でしっかり火を通すことができます。
スペック一覧
-
せいろ (鳥乃子)
【材質】
詳しくはこちら
蓋と身の上面と底面:竹
蓋と身の側面(白木):檜
蓋と身の側面(漆):檜(漆塗り)
留め具:桜皮、ステンレス
【サイズ】
15cm
蓋:約φ150~155×H70~75(内寸 φ120~125×H40~45)mm
身:約φ150~155×H70(内寸 φ120~125×H40~45)mm
18cm
蓋:約φ180×H80~85(内寸 φ150~155×H55)mm
身:約φ180×H75(内寸 φ150~155×H55)mm
21cm
蓋:約φ210~215×H80~85(内寸 φ175~180×H55)mm
身:約φ210~215×H75(内寸 φ175~180×H55)mm
24cm
蓋:約φ240~245×H85~90(内寸 φ215~220×H60)mm
身:約φ240~245×H70~75(内寸 φ215~220×H55)mm
27cm
蓋:約φ270~275×H90~95(内寸 φ240~245×H65)mm
身:約φ270~275×H70~75(内寸 φ240~245×H55)mm
※蓋の外寸の高さは取っ手を含みます。
【重量】
蓋
15cm:約105~110g
18cm:約185~200g
21cm:約240~250g
24cm:約335~345g
27cm:約430~440g
身
15cm:約140~155g
18cm:約200~215g
21cm:約275~285g
24cm:約330~345g
27cm:約415~420g
【にんじん】
・食感:歯応えあり
・味:ほどよい甘み
【茶碗蒸し】
・ほとんど「す」が入らず滑らか
【お手入れ、耐久性】
・拭いて乾かす。汚れがひどいときはお湯+たわしか、薄めた中性洗剤で洗う
・檜製はお手入れをきちんとすれば長年使える
【特徴】
・佇まいのよさ
・蒸しすぎてもべちゃっとせず美味しく仕上がり、失敗知らず
・身を3段まで重ねられる
・深い下鍋を使えば長時間蒸せる -
スチーマー (工房アイザワ)
【材質】
詳しくはこちら
蓋、蒸し器、中子:18-8ステンレス
下鍋:三層鋼(18-10ステンレス/鉄/18-10ステンレス)
【サイズ】
スチーマー 18cm
外寸:約W230×D185×H170mm
蒸し器の有効内寸の高さ:約H65㎜
下鍋の有効内寸の高さ:約H65㎜
スチーマー 20cm
外寸:約W250×D210×H175mm
蒸し器の有効内寸の高さ:約H70(中子使用時50)㎜
下鍋の有効内寸の高さ:約H70㎜
中子 20㎝
外寸:約W250×D210×H85mm
有効内寸の高さ:約H70㎜
【重量】
スチーマー 18cm:約890g
スチーマー 20cm:約1080g
中子 20㎝:約330g
【にんじん】
・食感:ほどよくやわらか
・味:とても甘い
【茶碗蒸し】
・滑らか
【お手入れ、耐久性】
・中性洗剤+スポンジ ・食洗機使用可能
【特徴】
・「20cm」は2段まで重ねられる
・肉や魚も直接置いて蒸せる
・下鍋が深いので長時間蒸せる -
蒸しかご(家事問屋)
【材質】
詳しくはこちら
18-8ステンレス(4メッシュ)
【サイズ】
W220×D195×H45mm
【重量】
約130g
【にんじん】
・食感:かなりやわらかい
・味:ややあっさり
【茶碗蒸し】
・滑らか
【お手入れ、耐久性】
・中性洗剤+スポンジ
・食洗機使用可能
【特徴】
・手持ちのフライパン、鍋で蒸せる
・そのままお皿にのせて食卓に出せる
・肉や魚も直接置いて蒸せる -
スチームプレート (北陸アルミニウム)
【材質】
詳しくはこちら
アルミニウム合金(硫酸アルマイト加工)
【サイズ】
16cm(内径18cm以上用):約φ155×H25mm(底面のφ約140mm)
17cm(内径19cm以上用):約φ170×H25mm(底面のφ約155mm)
19cm(内径20cm以上用):約φ190×H25mm(底面のφ約175mm)
【重量】
16cm(内径18cm以上用):約85g
17cm(内径19cm以上用):約70g
19cm(内径20cm以上用):約90g
【にんじん】
・食感:やや歯応えあり
・味:あっさり
【茶碗蒸し】
・滑らか
【お手入れ、耐久性】
・中性洗剤+スポンジ
【特徴】
・手持ちの鍋で蒸せる
・お手頃に入手できる
・肉や魚も直接置いて蒸せる -
ヘイワ圧力鍋 (鋳物屋)
【材質】
詳しくはこちら
本体、内鍋:アルミニウム 取っ手・補助手:フェノール樹脂 パッキン:シリコン
【サイズ】
2.8L
本体:約φ210(取っ手含むW410)×H170(ノズル含む)mm
本体内寸:約φ170×H100mm
内鍋:約φ160×H92mm
蒸し板:φ165×H28mm
4.5L
本体:約φ235(取っ手含むW435)×H193(ノズル含む)mm
本体内寸:約φ200×H120mm
内鍋:約φ185×H111mm(内鍋)
蒸し板:φ165×28mm
6.0L
本体:約φ265(取っ手含むW465)×H204(ノズル含む)mm
本体内寸:約φ230×H130mm
内鍋:約φ218×H122mm
蒸し板:約φ212×H28mm
【重量】
2.8L:約2500g
4.5L:約2950g
6.0L:約3550g
※付属品を含まない本体のみの重さです。
【にんじん】
・食感:歯応えあり
・味:あっさり
【茶碗蒸し】
・滑らか
【お手入れ、耐久性】
・中性洗剤+スポンジ
・食洗機使用可能
【特徴】
・煮込み料理、玄米ご飯など本格的な料理もできる
・火にかける時間が少ない
・肉や魚も直接置いて蒸せる