郡司さんの餅型箸置き (倉敷意匠)
550円(税抜)〜
韓国では、祭祀や婚礼などに使われる「餅」に、スタンプ状の道具で文様を押す文化があり、
磁器で作られたその道具のことを「餅型」と言うそうです。
そんな李朝時代の餅型をモチーフにした、見た目に楽しく美しい「餅型箸置き」ができました。
栃木県足尾に工房を構える陶芸一家、
郡司(ぐんじ)家の三代目・庸久さんの奥様・慶子さんが削りだしてつくった原形を型にし、
郡司家で役割分担をしながら制作したというこの箸置きは、
どれもブローチやボタンにでもしたいような愛らしさ。
掛かる釉薬の違いで表情が異なります。
どっしりと存在感のある飴釉、素材の土感が楽しめる透明釉、しっとりマットな輝きの白磁。
そして、高さがあったり、真ん中が盛り上がっていたり、
日本の箸置きにはあまり見られない珍しいかたちは、
手のひらにころりと馴染み、すぐに愛着がわくはずです。
箸の先をきちんと揃えて、箸置きにそっと置く……。
普段は何気なく行っている「箸をおく」という行為を否応なく意識させるそのかたちに、
自然と背筋が伸びる気がします。
普段の生活に、今までなかった要素を取り入れると、
何気ない風景も新鮮に見えてくるから不思議です。
お隣、韓国の美意識を、こんな風に、毎日の食卓にのせてみてはいかがでしょう?
バリエーション&商品詳細
クリックで拡大画像をご覧いただけます。
- 材質
- 陶器
- サイズ
箸置きB:約W22×D22×H25mm
箸置きE:約W60×D24×H16mm
箸置きF:約φ41×H15mm
箸置きH:約φ43×H17mm
- 備考
- 食器洗浄機:×
郡司(ぐんじ)さんご一家について
栃木県足尾に工房を構える郡司さんご一家。
3代目となる郡司庸久さんと慶子さんは、ユニットとして個展を中心に活動し、
主に庸久さんがろくろを中心とした成形、慶子さんが絵付けや彫刻による装飾を担当して陶芸を続けていらっしゃいます。
もともと足尾の町おこしを、ということで庸久さんのおじいさんが始められた「足尾焼」。
庸久さんは栃木県益子で修行を積んでから、足尾に戻り独立されました。
独特の親しみやすいデザインと遊び心、使い勝手を考えたかたち。
作家の個性と伝統がもたらす必然性が、程よいバランスで共存するのが郡司さん一家の作品です。
倉敷意匠(くらしきいしょう)について
江戸時代から続く美しい町並みと、今も手仕事の伝統が残る、岡山県倉敷市。
「倉敷意匠」はその名にあるとおり、倉敷を拠点に活動する雑貨メーカーのブランドネームです。
オリジナル商品から、作家さんとのコラボレーション作品まで、日用品として日々使われることでより美しく育っていくような、
誰かにとってのかけがえのないモノを生み出しているブランドです。
「透明釉」について

「透明釉」は、2020年7月入荷分から、商品ページに映っているものよりだいぶ色が薄くなり、「白磁」と色味が近くなっています。
左から「B」、「E」、「F」、「H」です。
上記写真をご確認の上、ご購入いただきますよう、お願い申し上げます。
色味による返品・交換は承りかねますのでご了承ください。