樫椀 (喜八工房)
各4,000円(税抜)
「樫(かし)」とはこんな木だったのか、と、
その木目の力強さと存在感に目を奪われます。
漆の伝統が今も根強く残る、石川県。
加賀市山中温泉に、伝統工芸・山中漆器の工房、「喜八(きはち)工房」はあります。
ろくろで一つ一つ挽き上げられた「樫椀」。
樫の木は、虎のシマのような模様「虎斑(トラフ)」や、
時に現れる山水画のような重厚感ある模様が魅力です。
G、U、Yと、アルファベットで表現される名前の由来は、横から眺めると一目瞭然。
「G」のように、横に丸く張り出した形と、
「U」のように縦にすっきりと伸びるライン。
そして高台からくっと真横に張り出してから、真上に伸びる直線的なラインが特徴の「Y」。
それぞれが愛嬌のある特徴的なかたちをしています。
いずれも高台は小ぶり。けれど、安定感は抜群です。
口元は薄く、底に近づくにつれ厚手になっているので、
しっかりと重心が下にあり、転がってしまうことなどめったにないのです。
テーブル上の食器の間にも、手の中にもしっかりおさまる、安定感のあるデザインです。
用途を限定しない大きさと形は、
その日の気分で、飯わんにしても汁わんにしても、または小鉢にしてもいいでしょう。
ウレタン加工が施してあるので、中性洗剤で洗うことのできる手軽な器。
普段使いではありますが、お客様のお膳でも映える、きちんと感もうれしいところです。
二つとない木目の美しさを、毎日の食卓で愛でてみてはいかがでしょうか。

バリエーション&商品詳細
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- 材質
- 天然木(樫)
- サイズ
- G型:φ110×H70mm
U型:φ112×H70mm
Y型:φ112×H70mm - 容量
- G型:約375ml(満水)/約300ml(8分目)
U型:約320ml(満水)/約256ml(8分目)
Y型:約340ml(満水)/約272ml(8分目)
※容量の計測方法について - 重量
- G型:約95〜105g
U型:約105〜115g
Y型:約120〜130g - 備考
- 直火:× IH:× 電子レンジ:× オーブン:× 食器洗浄機:×
喜八工房(きはちこうぼう)について
明治15年創業。石川県加賀市山中温泉に工房をかまえる老舗、「喜八(きはち)工房」。
一流の技術を持つ木地師、下地師、塗師、蒔絵師を擁し、日本の伝統工芸のひとつ、山中漆器を、古くから受け継がれてきた伝統の技術を活かしながらひとつひとつ丁寧につくりあげています。 国産にこだわり、歴史に裏打ちされたデザイン力で、伝統的なものから現代的なもの、高級品から日用雑器まで、幅広いものづくりを手がけています。