はじめて椀 (輪島キリモト)
各18,000円(税抜)
漆の器を使ったときのうれしさ。
そして指先や唇が喜んでいる感触を、
存分に味わってもらいたくて。
漆器の伝統的生産地・輪島で、
現代に活きる器づくりを続ける「輪島キリモト」と
デザイナーの大治将典さんが一緒に提案する「はじめて椀」です。
奇をてらうのではなく、まさにお椀の王道をいくかたち。
手の平に沿う、やわらかなカーブ。
縁が少し外側に向けて反っている「端反(はぞり)」のお陰で、
汁物がするりと口に流れ込んできます。
「千すじねず溜(ため)」と「千すじ朱溜(しゅだめ)」の2色とも、
よく見ると、側面にはいくつもの細い線が。
職人の手の動きによってできる筋模様を残す技法「千すじ塗り」と、
上塗りに透明の漆を塗ることで下の層が透けて
奥行きのある質感を生み出す「溜塗(ためぬり)」を組み合わせ、
深みのある表情を器に与えています。
経年変化により、色が明るくなるのが漆の特徴。
千筋もよりくっきりと見えるようになるのを楽しめます。
お椀を返して、高台を見てみると、
内側の角がゆるやかなカーブを描くよう仕上げてあります。
水分を拭き取りやすくすることで、水垢や汚れが残りにくくなるのです。
漆の器を洗うとき、
「油物もスポンジでするりと落ちてしまうのはなぜだろう」
と思っていました。
その答えは、漆の中に含まれる水分。
陶器などと違って、漆は湿度が65~80%の状態で固まります。
それ故に、もともと水分が含まれている漆器には
汚れがつきにくいのだとか。
食後、さっと漆の器だけは水かぬるま湯で洗う癖をつければ、
扱いもそんなに難しく考える必要はありません。
水をくぐるたびに美しくなる器を育てている実感。
はじめてだからこそ、本当にいいものを。
そんな思いがじわじわと伝わる器です。
バリエーション&商品詳細
クリックで拡大画像をご覧いただけます。
- 材質
- ケヤキ
- サイズ
- φ121×H66mm
- 容量
- 約330ml(満水)/約264ml(8分目)
※容量の計測方法について - 重量
- 約120g
- 備考
- 直火:× IH:× 電子レンジ:× オーブン:× 食器洗浄機:×
輪島キリモトについて
欧米では「japan」と言い表されるほど、日本を代表する工芸品、漆器。 その中でも最高級の日用品として親しまれているのが「輪島塗」です。
その輪島塗の伝統と技法を今に伝える「輪島キリモト」の歴史は、江戸時代にさかのぼります。元は塗師屋にはじまり、昭和初期に漆器木地屋に、そして三代目の輪島泰一氏により「輪島キリモト」が創設され、木地から漆塗りまでの一貫生産を行うようになりました。 その作品は、国内外で高い評価を受け、多くの賞を受賞しています。
また歴史や伝統を大切にしながらも、和菓子の「とらや」や「ルイ・ヴィトン」などと、ジャンルも国も越えたコラボレーションを行う柔軟さも持ち合せています。
「少しでも多くの人々に漆を知ってもらい、使ってもらえるものを創りたい」。そんな想いのもと、これからの日用品としての漆器作りを続けるブランドです。
※こちらの商品は、高い技術を要する上塗りの工程を行う職人の高齢化等の理由により、現在生産を中止しています。今後の生産について現時点では未定です。「再入荷のお知らせ」にご登録いただくと、生産が再開し入荷した場合に自動的にメールでお知らせいたします。
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カラー
価格: 19,800円
(税抜価格 18,000 円)
396ポイント進呈
1万円(税込)以上のお買い上げで送料無料
ご購入数量
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ご購入の前に知っておいていただきたいこと
- >> 木地の加工から、下地、上塗りまで、すべての行程が1点1点手仕事によってつくられています。すべての商品の表情は異なりますので、ご了承ください。
>> メーカーの品質基準をクリアしたもののみ販売しております。また、当店でもさらに検品を行った後に、お客様にお届けしております。
【使用上のご注意】
>> 取扱説明書をよく読んでからご使用ください。
>> 漆器の使いはじめには、漆のにおいが気になる場合があります。天然漆ならではのにおいで、使っていくうちに徐々になくなっていきます。気になる場合は、米の研ぎ汁に一晩浸けてぬるま湯で洗う、直射日光の当たらない風通しのよいところに置く、鷹の爪を半分に割ったものを器の内側に入れておく、などをお試しください。
>> 沸騰したての高温のものは入れないでください。急激な温度変化により漆が変色する場合があります。
>> ご使用後は、やわらかいスポンジやアクリルたわしを使い、水かぬるま湯で洗ってください。中性洗剤も使用可能です。すすいだ後は、布巾で水滴を拭いてください。水道水の中に含まれるカルキ分がこびりつくのを防ぎます。
>> 化学ぞうきんの使用は避けてください。光沢がなくなります。