cotogotoオリジナル、一刀彫の干支飾り

楠（くすのき）ならではのどこか懐かしさを覚える香りをただよわせる、つぶらな瞳のかわいらしい生きものたち。

三重県伊勢地方に伝わる伝統工芸「伊勢一刀彫（いせいっとうぼり）」。
もともとは宮大工たちが余技として、端材を使って縁起物をつくったのがはじまりだそう。
その一刀彫の技はそのままに、彫り師・太田結衣さんならではの感性でほっこりする置き物を生み出すブランド「一刀彫　結」。

「伊勢一刀彫　干支」は、お正月にはもちろん、普段の暮らしにも馴染むものをお願いして彫ってもらったcotogotoオリジナルの干支の置き物です。

やすりがけをしない、伊勢伝統の彫り技術

一度の彫りがそのまま仕上がりの面になる一刀彫。
どこか凛々しさを感じるのはその技法からでしょうか。
細かく彫り込まずとも、干支それぞれの特徴がしっかり表現されています。

全て集めたくなる、かわいらしい佇まいの十二支

かたちは、干支の12種類。
どれも手のひらにのる大きさです。
木目をいかした彫りと、ちょこんと描かれた瞳。
にっこり笑う口もとや、ピンクに色づけされた鼻の穴など、どの干支もほっこりとした雰囲気。
「工芸品がはじめての方にも取り入れやすい、さまざまな暮らしに合う縁起物を」という太田さんのイメージがそのままかたちになったようです。

家族それぞれの干支を揃えるもよし、毎年一つずつ迎えるもよし、素朴な風情は、ずらりと12個並べて飾ってもうるさくなりません。

素材の楠は、昔から伊勢神宮で毎年授与される干支守にも使用され、伊勢地方では馴染みの深い素材。
香りはだんだん弱くなりますが、箱に一晩入れておくと翌朝香りが戻るそうです。

ころんとかわいらしいかたちに、すべすべとしたさわり心地とその香りに心がほぐれていきます。
お正月にだけ飾るのはもったいない、いつもの景色にも加えたい干支ものです。

一刀彫 結について

三重県伊勢に伝わる伝統工芸「伊勢一刀彫（いせいっとうぼり）」の彫り師・太田結衣さんが手がけるブランド。
太田さんは美術大学で木彫を学んだのち、伊勢一刀彫師・岸川行輝（ゆきてる）さんに弟子入り。
現在は主に全国各地の神社の干支のお守りなどを制作しています。
一度の彫りでその仕上がり面が決まる、一刀彫の潔さやかっこよさを残しつつ、木目の美しさを大切にし、さらにかたちや色にもこだわり、ほっこりとした雰囲気をまとった一刀彫を製作しています。