三福神が福を呼ぶ、おめでたい手塩皿

菊の花弁を模した波打つ縁に、手描きで引いた赤の線。見込みには、呉須で福の神々が描かれています。
「東屋」が波佐見焼の窯元「光春窯（こうしゅんがま）」とつくった「春菊　三福神」は、縁起物が集まった、いかにもおめでたい佇まい。

さらに、光春窯の「春」をつけて「春菊」だそう。
持っているだけで何かいいことが起きそうな豆皿３点セットです。

手のひらサイズに施された細かな意匠

一つ一つのディテールの細かいこと。
直径およそ６cmという、豆皿の中でもひと際小さいサイズに、１cm角にも満たない三福神が描かれています。
型紙に刷った絵柄を転写する「印判」の手法で絵付けされ、呉須の溜まり具合で生まれるところどころの凹凸が、器に味わいを添えます。

俵の上で大きな袋を背負い、打ち出の小槌を持った大黒様。

携えた大きな布の袋にもたれかかる布袋様。ふくよかな姿が福々しいです。

抱えるように持った大きな魚に頬杖をつく恵比寿様。

どの神様も、目を凝らすと、どこかユーモアのある悠々としたお姿に笑みがこぼれます。
ぽろりと心の内をこぼしたら、そっと願いごとも聞いてくれそう。

調味料をのせたり、箸置きにしたり

ミニチュアのような小ささですが、意外と用途は広がります。
塩やこしょう、おろした生姜にわさび、塩昆布や梅干しなど、少量を料理に添えたいとき。
適量が気持ちよく収まります。

三福神の絵柄を活かすなら、箸置きに。
縁のぎざぎざが滑り止めになっていい塩梅。
お祝いの席やお正月の食卓でも活躍してくれます。

おめでたさは申し分なく、もらっても負担にならないサイズと用途。 そこに神々のくすっと笑えるユーモアまで備わって、これほど気の利いた贈り物はありません。
もちろん、縁起を担いで自分用にも１セット。
３枚では足りない、という方には、同じシリーズの「春菊　招き猫」も一緒にいかがでしょうか。

東屋について

日本の素材を扱う、熟練の日本の職人とともに、「使い手」の立場に立った暮らしの道具をつくり出し、発信し続けている東屋。一切の妥協を許さない、東屋ブランドの道具たちは「大事に使えば、千年だってもつ道具」なのです。