かわいらしいだけじゃない、驚きの液切れ

こういうのが欲しかったのです。
新潟県のガラス工房「クラフト・ユー」がつくる「ミニ汁次／しょうゆ差し」。

おはじきを思わせるかわいらしいつまみ、ストンとした円柱形に、きれいな曲線を描く注ぎ口。
一際目を引くかたちに宿るさりげない存在感は、一つ一つを手作業で仕上げているからこそ。
どんな食卓にもなじむ佇まいはもちろん、その液ぎれのよさは感動ものです。

一筋も垂れない、１滴ずつ注げる注ぎ口

しょうゆ差しといえば、気になるのは注ぎ口の液ぎれ具合。
この「ミニ汁次」は一筋も垂れることなく、食卓を汚してしまうこともありません。
１滴ずつ注ぐことができるから、減塩中の人にも持ってこいです。

その秘密は、下に向かって垂直に飛び出た注ぎ口の先端。
高温のバーナーをつかって手作業でかたちづくるからこそできる技術です。

黒みつのような、少しとろみがかった液体にも使うことができます。
とはいえ、細い注ぎ口なので、ドロッとした粘度の高いものには使えないので、ご注意を。

耐熱ガラスならではの清潔感と使いやすさ

蓋も本体も耐熱ガラス製。
蓋はのせるだけだから、洗うのも楽ちん。
本体には洗剤と水を入れてシャカシャカ振るだけでもすっきりきれいに。
においがつきにくいガラスだからこそ、さまざまな用途に使えるのです。

また、耐熱だから、電子レンジとの合わせ技だってできます。
レンジでみりんや酒のアルコールを飛ばして、しょうゆを加えて海鮮丼のタレをつくる、なんて工程もお手の物。
食器洗浄機ですっきり洗い上げることもできます。

和洋を問わないデザインだからさまざまに使える

しょうゆだけでなく、オリーブオイルやお酢など、食卓でちょいがけしたいものを入れて。
ミルクピッチャーとしてもちょうどいいサイズ。
オリーブオイルに塩やハーブを加えて、小さなマドラーやスプーンで混ぜれば、お手製のドレッシングが簡単にでき上がります。

用途に合わせて選べる２サイズ

サイズは２種類。
１～２人分の使い切りにちょうどいい「S」なら30ml、中味をボトルから移す手間が少なく済む「L」は60mlほどの実用容量です。

使っていて気分の上がるデザインだけでなく、汁ぎれがよく、清潔に保ちやすいオールガラスの「ミニ汁次／しょうゆ差し」。
視界に入るたび、使うたび、選んでよかったとしみじみ思うのです。

クラフト・ユーについて

新潟県柏崎市に工房を構える「クラフト・ユー」は、代表の徳間保則(とくまやすのり)さんが耐熱ガラスメーカーでの経験を活かし、1991年に独立して立ち上げました。
化学の教室で使われるような実験用ガラス製品のよさを家庭用品に活かしたオリジナルのデザインが魅力です。
現在では二代目の徳間純一さんと共に、200種類以上のアイテムを手がけ、少人数の工房で耐熱ガラスの魅力を全国に発信する稀有な存在です。