2023年7月7日(金)~7月17日(月)までの11日間、
cotogoto実店舗にて「今津加菜展」を開催いたします。
福岡県糸島市に工房を構える、陶芸家・今津加菜さん。
今津さんは独特な線模様や色合いが印象的なスリップウェアの器を手がけています。
一見すると印象が強いスリップウェアの器ですが、
今津さんの作品は、ぽってりとしていて丸みのある線や、やさしい印象の色合い。
かわいらしさを感じます。
今展では皿やボウル、マグカップ、水差しなど多様な作品が揃います。
日常使いだけでなく、インテリアとして飾るのも素敵なスリップウェア。
ぜひ、自分だけのお気に入りの1枚を見つけてみてはいかがでしょうか。
7月7日(金)・8日(土)には、今津さんが在店してくださいます。
直接作品について伺える機会ですので、ぜひお立ち寄りください。
スリップウェアとはイギリス伝統の装飾技法。
器の表面にスリップと呼ばれる化粧土で装飾する手法です。
また器を成型する前に装飾を行うため、線模様が器に溶け込んで見えるのも、他の器にはないスリップウェアの特徴の一つです。
スリップウェアは19世紀ごろから衰退し姿を消しかけていましたが、柳宗悦やバーナード・リーチなど民藝運動家がその美しさを再発見。
日本各地にスリップの技法を伝え、現代まで受け継がれています。
今回取り扱う器を使った、食卓イメージをご紹介します。
ぽってりとやわらかい線模様と落ち着いた色合いは、自然と食卓に馴染み、
毎日の食卓で活躍してくれます。
▲「ボウル 小」にシリアル、「正角皿」にフルーツ、「マグカップ」にカフェラテを用意して朝食時間
▲「7寸皿」にカレーライス、「ラヴィエ皿 小」にサラダを盛りつけて昼食時間
▲「ピッチャー 小」「片口」「カップ」「ソーサー」でティータイム
皿やボウル、マグカップや水差しなど多様な作品が集合します。
お気に入りの一枚を見つけてみてはいかがでしょうか
(写真は店頭に並ぶ一部の商品です)
▲「6寸リム皿」
▲「7寸皿」
▲「正角皿」
▲「箱鉢」
▲「長方形皿」
▲「ラヴィエ皿」
▲左から「ボウル 小」、「楕円鉢」
▲「マグカップ」
▲「カップ」、「ソーサー」
▲「ピッチャー 小」
▲左から「クリーマー」、「片口」
▲「蓋物」
高校からプロダクトデザインを学び、ガラスを専攻しようと大学は芸術学科へ進学。
大学で授業を受ける中で陶芸を学ぶ機会があり、手でつくることや自由にかたちつくれることがしっくりときて、陶芸家を目指すように。
大学卒業後は陶芸を学ぶために技術専門校に進み、卒業後は鳥取で民藝運動の精神を受け継ぐ窯元の一つである「中井窯」で働きはじめました。
あるとき、美術館でスリップウェアの器を目にする機会があり、その作品に感銘を受け、スリップウェアを独学。
独立後は福岡県糸島市に工房を構え、スリップウェアの作品を中心に、料理に合う模様を模索しながら作陶しています。
【会期】
2023年7月7日(金)~7月17日(月)
無休 11:00~19:00
【会場】
cotogoto(コトゴト)
〒166-0003
東京都杉並区高円寺南4-27-17-2F
(JR中央線・総武線 高円寺駅 南口より徒歩1分)
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【在店日時】
7月7日(金):11時~18時
7月8日(土):11時~15時