安比塗漆器工房
どんな食事や食卓にも自然に合うようにと、
時代に左右されないデザインの漆器「安比塗」をつくる工房。
「安比塗」と書いて「あっぴぬり」。
岩手県八幡平周辺で20世紀前半まで日常生活の中で使われていた漆器は
プラスチック製品の浸透と共に衰退してしまいました。
失われた漆器製作の技術と文化をただ復興するだけでなく、より質を高めたものを、
と改めて制作法などが検証され、1983年に生まれ変わったのが「安比塗」です。
原料となる漆は貴重な岩手県産のものを使い、木地はミズメザクラ、トチ、セン、
ケヤキなど国内産の材料を使っています。
安比塗漆器工房では、漆器文化を長く伝承していくため、漆器の生産だけではなく、
塗師の育成にも取り組んでいます。
さらに、漆の精製も季節や天候を考慮しながらすべて工房内で行うことにより
安定した品質を保つことを可能にしました。
漆の精製も季節や天候を考慮しながらすべて工房内で行うことにより
安定した品質を保つことを可能にしています。
再生時につけられた名前である「安比塗」はまだ生まれて40年ほどですが、そのルーツは遠く遡ります。
飽きのこないかたちと修理にも応じる体制で、今後も長く食卓に寄り添えるかたちを目指します。
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8,800円~(税込)