クルクマシコ

リズミカルで弾むような動きを感じさせるその名前は、
スウェーデン語で陶器を意味する「krukmakeri(クルクマケリ)」に益子(マシコ)をかけた造語。
焼きものの産地として知られる栃木県益子町に根づく益子焼は1852年(江戸時代)、
栃木県生まれの大塚啓三郎が隣の茨城県笠間で陶技を学び、益子町に築窯したのがはじまりとされます。
益子の土はきめが粗く、粘り気が少ないため、細かい細工や成形には向かず、肉厚になる傾向が。
釉薬は、地元で調達される鉱物や素材が利用されてきた歴史があります。
その益子焼の素材の持ち味をそのままに、
現代の食卓での使いやすさを改めて検証し2021年に立ち上げられたブランドが「クルクマシコ」です。
益子の土、釉薬を活かした素材感、
かたちは70年代に益子でつくられていたヴィンテージ陶器に再注目。
古くより定番として愛されてきた機能性や普段使いに適したかたちに
益子焼の個性を混ぜあわせ、現代の食卓で変わらず愛される器が誕生しました。