ヘイワ圧力鍋 (鋳物屋)
玄米食が見直されて、注目度も高まる圧力鍋。
玄米を美味しく、はもちろん、
煮る・炊く・蒸す・茹でる、さらにはケーキづくりにも。
日々の台所で必ず活躍してくれるのが「ヘイワ圧力鍋」です。
内部の圧力を上げ、沸点を高めることによって、
100度以上の高温調理ができ、
さらにはその気密性から余熱調理の時間も長くできるのが圧力鍋。
調理にかかる加熱時間が3分の1、燃料は4分の1と、
時短と省エネが実現できるのが魅力です。
玄米を浸水無しで炊いても、芯が残らず美味しく炊き上がります。
時間のかかる煮豆も圧力鍋ならあっという間。
煮魚は骨までやわらかく、手羽先などの骨つき肉も、短時間でほろほろに。
パスタもモチモチに茹で上がるのだから、
出番はほぼ毎日と言って過言ではありません。
サイズは、1人暮らしでも気軽に毎日使える「2.8L」から、
「4.5L」、そして3~4人家族でも十分頼りになる「6.0L」まで3種類。
炊飯には、付属の内鍋をどうぞ。
内鍋に米と分量の水を、本体と内鍋の間にも水を入れることで、
湯煎状態で炊飯することになり、ふっくら炊き上がります。
鍋全体を洗う必要がないので、お手入れも簡単。
少量の炊飯やご飯のあたためなおし、汁気のある蒸しものに使えます。
蒸し料理には、同じく付属の蒸し板が便利。
さつまいもやかぼちゃ、にんじんのような硬い野菜に、
くったりとやわらかくしたい茄子まで。
短時間で中までやわらかく蒸し上げることができます。
世代を超えて愛される、ロングセラーの「ヘイワ圧力鍋」。
消耗品のパッキンをはじめ、部品を買い替えたり修理したり、
何十年と使い続けられる安心感もひとしおです。
片手鍋で、扱いが楽なのも、長く愛される理由の一つでしょう。
付属のそうじ棒でノズルの詰まりの掃除も楽々。
もし万が一詰まってしまったとしても、安全弁が二つもついていて
そこから蒸気が抜けるから安心です。
圧力鍋は使い勝手が分からなくてなんとなく怖い、そんな人にも、
手入れや使用方法の簡単さで、安心してもらえそうです。
長く愛されるものにはやっぱり理由があるものです。
【調理時のおもりの動き】
おもり式の圧力鍋は、おもりの動きや音で加圧状況を確認することができます。
点火後、圧がかかり始めるとおもりが振れはじめます。
加圧調理中は音とともにおもりは振れ続け、火を止めると徐々に静かになって止まります。
調理後も鍋の中には圧力が残っています。
所定の蒸し時間が過ぎたら、おもりを傾けて残りの蒸気を抜いて圧力を下げてから蓋を開けます。
【ヘイワ圧力鍋の標準調理時間】
圧力鍋の魅力は、なんといっても加熱時間の短縮です。
付属の「クッキングブック」をもとに、代表的な料理の目安調理時間をご紹介します。
①おもりが動いてからの調理時間(弱火) ②火を止めてからの蒸らし時間
<玄米>①25分 ②15分
※洗米後、浸水は必要ありません。
<白米>①3~5分 ②10分
※洗米後、浸水は必要ありません。
<ゆで大豆>①1分 ②5分
※一晩水に浸します。
<焼豚>①10分 ②10分
<ふかし芋>①3~7分 ②10分
<スパゲティ>①すぐ火を止める ②6~8分
バリエーション&商品詳細
クリックで拡大画像をご覧いただけます。
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厚みのある鋳物アルミニウム製。蓋としっかり密着するから密閉性が高く、ムラなく熱が伝わり保温性も抜群です。
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底の裏側は平らです。
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底の裏側には、かつての社名「ヘイワ」の文字が。「ヘイワ圧力鍋」と呼ばれる所以です。
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おもり式で、加圧状況を音で確認できるので、コンロの前に張りついている必要はありません。おもりの手前にある二つの突起は、おもりをのせるノズルが詰まった際の圧力調整をする安全弁。
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安全弁は、写真左が「安全弁No1」、右が「安全弁No2」。No2は、No1が正常に動作しないときの非常用圧力排出装置です。安全弁が二つついているのも、「ヘイワ圧力鍋」ならではの安心ポイント。
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蓋の内側には密閉性を高めるためのパッキンがついています。パッキンは交換可能。蓋の間から圧力が漏れ出すようになったら交換してください。
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本体の内側には、内容量の目盛りつき。吹き出しやノズルが詰まる恐れがあるため、中に入れる量は、一般的な料理で2/3以下、豆料理や麺類などかさの増える料理では1/3以下が基本です。
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取っ手つきの内鍋が付属しています。本体と内鍋の間に水を入れることで、湯煎状態での調理が可能に。炊飯はふっくら炊き上がり、汁気のある蒸し物にも重宝します。
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おもりは、重いもの(右)と軽いもの(左)の2種類が付属。重さによってかかる圧力が変わるため、料理に合わせて使い分けます。おもりをかぶせるノズルを掃除するそうじ棒も付属しています。
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通常の鍋とは調理方法も時間も異なる圧力鍋。コツがつかめれば自分なりにアレンジ自在ですが、慣れないうちは付属のクッキングガイドが頼りになります。
- 材質
- 本体:アルミニウム
取っ手・補助手:フェノール樹脂
パッキン:シリコン
>> お手入れについてはこちら - サイズ
- 2.8L
本体:約φ210(取っ手含むW410)×H170(ノズル含む)mm
本体内寸:約φ170×H100mm
内鍋:約φ160×H92mm
蒸し板:φ165×H28mm
4.5L
本体:約φ235(取っ手含むW435)×H193(ノズル含む)mm
本体内寸:約φ200×H120mm
内鍋:約φ185×H111mm(内鍋)
蒸し板:φ165×28mm
6.0L
本体:約φ265(取っ手含むW465)×H204(ノズル含む)mm
本体内寸:約φ230×H130mm
内鍋:約φ218×H122mm
蒸し板:約φ212×H28mm - 容量
- 2.8L:2800ml(満水)/約1850ml(2/3量)/約930ml(1/3量)
4.5L:4500ml(満水)/約3000ml(2/3量)/約1500ml(1/3量)
6.0L:6000ml(満水)/約4000ml(2/3量)/約2000ml(1/3量)
※吹き出しやノズルが詰まる恐れがあるため、中に入れる量は、一般的な料理で2/3以下、豆料理や麺類などの増える料理では1/3以下をお守りください。 - 炊飯量
- 2.8L:直炊飯の場合5合/内鍋使用の場合3合
4.5L:直炊飯の場合8合/内鍋使用の場合5合
6.0L:直炊飯の場合1升/内鍋使用の場合6合 - 重量
- 2.8L:約2500g
4.5L:約2950g
6.0L:約3550g
※付属品を含まない本体のみの重さです。 - 付属品
- 重いおもり、軽いおもり、内鍋、蒸し板、掃除棒、取扱説明書、クッキングガイド、保証書
※交換用のパッキンはお取り寄せ可能です。詳しくは、お問合せください。 - 備考
- 直火:〇 IH:× 電子レンジ:× オーブン:× 食器洗浄機:〇
鋳物屋について
大正7年の、前身となる株式会社中條(ちゅうじょう)軽銀製造所の創業から、1世紀。
もともと東京で設立された同社ですが、1945年には戦禍を避けて
山形県山形市に工場を設立。
終戦後、株式会社平和アルミ製作所として事業を再開させたのは
1946年のことです。
現在は株式会社鋳物屋として山形県東根市に拠点を構え、
発売以来40年のロングセラーとなった「ヘイワ圧力鍋」を含め、アルミ鋳物の製造・販売を行なっています。
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ご購入の前に知っておいていただきたいこと
- >> 製造時や作業時などについた小さな傷が見られる場合があります。
>> 出荷前にメーカーにて、一つ一つ沸騰水を入れて圧力検査をしています。鍋の中に多少の色がついている場合がありますが、検査の過程で鍋の表面に被膜ができるためのものです。この被膜はアルマイトの一種でまったく無害です。そのまま使用してください。
>> 吹き出しやノズルが詰まる恐れがあるので、中に入れる量は、一般的な料理で2/3以下、豆料理や麺類などの増える料理は1/3以下になります。この内容量を加味してサイズを選んでください。
>> メーカーの品質基準をクリアしたもののみ販売しております。また、当店でもさらに検品を行った後に、お客様にお届けしております。
【使用上のご注意】
>> 付属の取扱説明書をよく読んでからご使用ください。
>> アルミニウム製の鍋は、水だけで沸騰させると、水の中に含まれるミネラルやイオンと反応して黒色の被膜が発生します。人体にはまったく害はありません。
>> 火を消した後も、鍋の中には圧力が残っています。急におもりを取ると内容物が吹き上がります。所定の蒸し時間が過ぎたら、おもりを手前に傾けておもりの下から蒸気を抜くか、水を張ったバットなどに圧力鍋をつけて急冷させてから蓋を開けるようにしてください。