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平皿 (小鹿田焼)
およそ300年ほど昔から、大分県の山間地で綿々と受け継がれてきた窯業。
地元の土を採取し、丁寧に砕き、粘土にしたあと、
一子相伝で受け継がれてきた技は、ろくろの上で躍動します。
その後、登り窯で60時間の焼成を経て、「小鹿田焼」の器は私達の手元に届くのです。
民藝運動の提唱者、柳宗悦によって日本全国にその名を知られることとなった小鹿田焼。
しっかりとつくられた高台に手をかけて、お皿の表面を覗き込むと、
その代表的な模様「飛び鉋(かんな)」が。
その名の通り、鉋で釉薬の表面を削る技法が、
やわらかい色味の釉薬に、アクセントを添えてくれます。
いわゆる「民藝の器」の代表格でもありますが、
生成りのような優しい白の中に、リズミカルに現れる黒土の表情は
どこか北欧のあたたかみある器を連想させます。
取り分け皿として何枚か揃えたいのは、「4寸皿」と「5寸皿」。
煮物や天ぷらなどの他に、色鮮やかなサラダも引き立てます。
また、果物やスイーツなどをのせて、お客様へお出ししてもきっと素敵でしょう。
「6寸皿」なら毎朝のトーストやクロワッサン、夕食の焼き魚やからあげ、
ハンバークなどのおかずにちょうどいい大きさ。
「7寸皿」ならば焼きそばやパスタ、オムライスなどの主食もしっかりおさまります。
和食だけではなく、洋食もすんなり収まる懐の深さが魅力です。
やわらかい印象の「飛び鉋」と、錆釉が全体を引き締める「黒縁」。
お好みでお選びください。
きっと百年ほど前までは、近隣の人達のためにつくられていた焼き物を
こうして日本のどこにいても触れられるようになったのは、うれしいことです。
バリエーション&商品詳細
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- 材質
- 陶器
>> お手入れについてはこちら - サイズ
- 4寸皿:約φ125×H20mm
5寸皿:約φ150×H20mm
6寸皿:約φ180×H30mm
7寸皿:約φ215×H30mm - 備考
- 直火:× IH:× 電子レンジ:× オーブン:× 食器洗浄機:×
小鹿田焼(おんたやき)について
江戸時代中期に筑前の国(今の福岡県朝倉郡)の小石原焼の陶工から技術の伝達を受け開窯された李朝系の焼き物です。
昭和6年に民藝運動の指導者、柳宗悦が訪れ、その名を日本中に知らしめました。今では海外にも愛好者は広がっています。
飛び鉋(かんな)、刷毛目、櫛描き、打ち掛け、流しなどの代表的な技法と伝統は、10件の窯元が一子相伝により、300年以上にもわたって守り続けています。
平成7年に国の重要無形文化財に指定されています。
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ご購入の前に知っておいていただきたいこと
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- その他のご注意
>> 化粧土や釉薬には、凹凸などが見られます。
>> 登り窯の中では、器は重ねて焼かれるため、一番上のもの以外は、どれも器の表面に、上にのった器の高台の跡が丸く残ります。お選びいただくことはできませんので、ご了承ください。
>> 貫入(かんにゅう・表面の釉薬に入るひび)が見られます。
>> 底部分に、がたつきが見られることがあります。
>> 取扱説明書やブランド紹介などは同梱されておりません。予めご了承ください。
>> メーカーの品質基準をクリアしたもののみ販売しております。また、当店でもさらに検品を行った後に、お客様にお届けしております。