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  • 面取り湯呑み (福光焼)
  • 面取り湯呑み (福光焼)
    2,200円
  • 面取り湯呑み (福光焼)
    粉引 2,200円
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    2,200円

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面取り湯呑み (福光焼)


  • 手跡を感じさせる素朴さと、どこか凛とした気高さを感じさせる湯呑みです。「黒」を使用

  • どんな食卓にもすっと馴染みます。「粉引」を使用

  • 「湯呑み」ですが、コーヒーだって似合います。フリーカップとして、入れるものを選ばず使えます。
    「白」を使用

  • 福光焼が得意とする「面取り」。表面を平らに削って面をつくる技法です。
    迷いを感じさせない勢いのある面が、手しごとのぬくもりに力強さを加えています

  • 釉薬違いの3色展開です。左から、黒釉をかけた「黒」、糠釉をかけた「白」、白化粧を施した上に土灰釉をかけた「粉引」

  • ころっとしていて、手にしっくり収まる大きさです。
    左から、「黒」、「白」、「粉引」

  • 福光焼のこだわりの一つが、薪を使う登り窯で焼成すること。
    自然に左右される焼き方だからこそ、人知を超えた唯一無二のものができ上がります

 

鳥取県倉吉市にて河本さん親子が営む「福光焼(ふくみつやき)」から、
切れ味のいい「面取り」が特徴の「面取り湯呑み」が届きました。

父・賢治さんの修行時代からのトレードマークという「面取り」。
ヘラで一気に、勢いよく側面を削り落とします。
現れる面はキリッとしまり、隣り合わせる面とシャープな境界線をつくりだします。
それでいて、手に持つとしっとり馴染むあたたかさもあるのは、
電動に頼らず、足で蹴り続けて回す蹴ろくろを使っているからでしょうか。
器との対話をしながら、回転速度に強弱をつけられるところが、
河本さんには合っているのだそう。
でき上がるかたちは、手仕事ゆえの個体差はもちろんあるのですが、
口当たりよく、飲みやすいように、反り気味に薄く仕上げられた縁。
内側がしっかり深く削り取られて、持ちやすい高台など。
細かなところに、使い手を想ってぶれない、つくり手の横顔が見えます。

白化粧の上に、溶けるとガラス質の透明な釉薬になる
土灰釉(どばいゆう)をかけた「粉引(こひき)」、
青みがかった「白」は糠釉(ぬかゆう)をかけたもの。
鉄分を多く含んだ釉薬を化粧土のようにかけて、マットに仕上げた「黒」は、
見込みのやわらかい白との対比がかっこいいのです。
やっぱりお茶を飲むなら、内側は白の方が美味しく見えるから、とのこと。
ざらっとした黒色の表面は、使い込むことで滑らかに育つのだとか。
手仕事だからこそ生まれる心地よい揺らぎが
五感に伝わる、そんな湯呑みです。

バリエーション&商品詳細

クリックで拡大画像をご覧いただけます。

  • 面取り湯呑み (福光焼)

    真横から見たところ。ふっくらと広がったかたちを、面取りがシャープな印象に

  • 面取り湯呑み (福光焼)

    裏側には高台があります。持ったときに指がすっと入るよう、深めに彫り込まれています

  • 面取り湯呑み (福光焼)

    釉薬はすべて自家製。米のもみ殻からつくる昔ながらの「糠釉」をかけた「白」。青みがかった白色で、面取りの角から素地の様子も伺えます

  • 面取り湯呑み (福光焼)

    化粧土を施した上に、透明な「土灰釉」をかけた「粉引」。生成り色でぽってりとやさしげな表情です

  • 面取り湯呑み (福光焼)

    福光焼の窯主・河本さんが生み出した「黒釉」をかけた「黒」。ざらりとマットな質感と、ときおり見える艶のバランスが絶妙です

  • 面取り湯呑み (福光焼)

    一つ一つ手作業でつくられているため、かたちや大きさには個体差があります。また、登り窯で焼成しているため、同じ釉薬であっても色味はさまざま。個性豊かな器の表情をお楽しみください

  • 面取り湯呑み (福光焼)

    二つとも「黒」ですが、左は焼成時に薪の灰がかかりガラス質に変化した場所がキラキラとしています。一方右は、しっとりとマットな質感です

福光焼(ふくみつやき)について
 

「福光焼」。なんだかいいことがありそうな予感のする名前。
鳥取県倉吉市にある地域の名前を冠したこの名前は、
しかし、親子2人で営む窯の名前です。
民藝運動の中心人物・河井寛次郎氏の弟子であった
生田和孝氏のもと、丹波で修行を積んだ河本賢治さんは、
1980年の開窯以来、蹴ろくろ、登り窯という方法を守り作陶を続けてきました。
薪を使って焼き上げる登り窯も、回転が一定でない蹴ろくろも、
より効率的に均一なものをつくろうとするなら選ばない手段ですが、
人の力を超えた美しいものが生まれる喜びを知ってしまったつくり手には、
大きな魅力なのだそう。
登り窯の中で、薪の灰がかかってガラス質になり、
ところどころキラキラと輝く自然釉などは、その例の一つでしょう。

2016年の鳥取県中部地震の際には大きな被害を受けた同地域。
福光焼では、登り窯に詰めた器全てが割れてしまったのだそう。
再建には1年かかったそうですが、
今では一緒に作陶している息子さんと共に、
今後も時代に左右されないものづくりを続けてくださることでしょう。

 
福光焼の工房を訪ねて
  • ご購入の前に知っておいていただきたいこと

    クリックで拡大画像をご覧いただけます。

  • 1点1点手作業でつくられているため、同じサイズや同じ釉薬のものでも、サイズ、かたち、色味、濃淡やムラの有無にかなりの個体差がありますが、器の個性としてお楽しみください

  • 1点1点手作業でつくられているため、同じサイズや同じ釉薬のものでも、サイズ、かたち、色味、濃淡やムラの有無にかなりの個体差がありますが、器の個性としてお楽しみください

  • 釉薬に入るヒビ「貫入」が見られることがあります

  • 製作過程で生じた凹凸が見られることがあります

  • 製作過程で生じた凹凸が見られることがあります

  • 登り窯で焼成しています。焼成時の位置の関係で、焼き色に個体差があります

  • その他のご注意
    >> 気泡による穴が見られることがあります。
    >> 高台部分などに、土が盛り上がったり、欠けたりしている部分が見られることがあります。
    >> 底部分に、わずかながたつきが見られることがあります。
    >> メーカーの品質基準をクリアしたもののみ販売しております。また、当店でもさらに検品を行った後に、お客様にお届けしております。