角座 (桂樹舎)
今の生活に溢れている紙は破れたり、濡れたり、切れたり……は当たり前で、
長く使うなんて考えもしないことがほとんど。
けれど、出会う回数は減っても、やはり今でもあるのです。
生地や表具、家具など、長く残るものに使われる紙。
そして、紙ならではの魅力。
富山県富山市八尾町で、かつて薬売りが使うカバンにも利用されていたほどの
耐久性と軽さがある八尾和紙を使い、
親しみやすく、心踊る色やデザインの和紙の品々をつくる「桂樹舎」。
今回届いた「角座」は、その紙の魅力を存分に堪能できます。
座布団として使ったり、椅子の座面に敷いて部屋のアクセントに。
紙が破れてしまわないのかと心配してしまいますが、大丈夫。
丈夫なだけでなく、和紙に強化、防水を与えてくれる
コンニャク糊を表面に塗って仕上げることで
和紙の手触りを活かしながら、防水や汚れよけの効果も期待できます。
和紙独特の抗菌・消臭作用もあり、ペットの毛が絡まりにくいのだとか。
中材にはポリウレタン使用していて、ややかための座り心地。
厚みも約20mmで、何枚か重ねて置いてもかさ張らず、
軽いので扱いも楽にできるのもうれしいところ。
創設者、吉田圭介氏によってデザインされた絵柄は2種類。
ぽっぽ、ととぼけた表情の2羽の鳥が向き合った
愛らしいデザインの「バード」は「黒」、「緑」、「紺」、「エンジ」の全4色。
裏側には杵のような、砂時計のような、リボンのようなかたちが7つ、リズムよく並びます。
白を背景にした鳥の表面と、各色を背景にした裏面、と1枚で2柄楽しめます。
「ギザギザ」は「黒」、「グレー」、「紺」、「緑」、「黄」、「エンジ」の6色。
こちらは模様は表面のみ。
より抽象的で、モダンな印象です。
それでいて、土壁の蔵や土間のような力強い空間にも、似合いますね。
どちらも、和の空間はもちろん似合うのですが、
木製のベンチや椅子とも相性がいいのが、人気の理由。
経年変化を経ることでツヤが増し、まるで革のような質感が生まれます。
長く使うことで増す美しさ。
もともと身近だった素材を、気軽に、素敵に取り入れられるのはうれしいですね。
バリエーション&商品詳細
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- 材質
- 和紙 中材 ポリウレタン
- サイズ
- 約W380×D350×H20mm
- 重量
- 約350~400g
桂樹舎(けいじゅしゃ)について
富山県八尾町に「桂樹舎(けいじゅしゃ)」の工房はあります。
日本海に面した雪深い土地で半世紀以上、和紙の製造に携わる同社は、
雪解け水から良質の和紙を漉き出しています。
富山県と言えば薬売りが有名ですが、そもそも薬を包むための紙、
さらには薬売りが使うカバンにも利用される
丈夫で軽い紙として求められた八尾和紙。
その丈夫さには定評があります。
桂樹舎の和紙のもう一つの強みは、
「型染め」で和紙を染める技術を開発したこと。
繊維の奥まで浸透し、折れ曲がった部分が白くならないのが長所。
さらには防水効果もあるので、長く美しい状態で使い続けることができ、
紙といえども用途は書くだけに限りません。
今も当時の製法を守り続け、生活の様々なシーンで使うことのできる和紙の製品を届けています。
※こちらの商品は、2023年1月3日より価格が変更になりました。
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ご購入の前に知っておいていただきたいこと
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- その他のご注意
>> 一つ一つ手作業でつくっているため、サイズや色、風合いなどにかなりの個体差があります。
>> 手染めのため、多少色合いが異なる場合がございます。
>> 取扱説明書やブランド紹介などは同梱されておりません。予めご了承ください
>> メーカーの品質基準をクリアしたもののみ販売しております。また、当店でもさらに検品を行った後に、お客様にお届けしております。
【使用上のご注意】
>> 撥水加工商品ですが、中綿のお取替えは行っておりません
>> 汚れた際は、中性洗剤を含ませた布で軽く拭いてください
>> 水にぬれた場合は、長時間放置せずによく水分を拭き取ってから乾燥してください