cotogotoスタッフの愛用品じまん
スタッフが日々愛用している道具への愛を、
独断と偏見を交えながらご紹介!

2021年2月公開
エミさんの愛用品
こんにちは、cotogotoのエミです。
私は書籍やWEBなどの写真を撮影するカメラマン。
cotogotoではオンラインショップの商品や
特集などの撮影を担当しています。
撮影を通して商品の魅力を知ることが多く、
ついつい気になったものを買ってしまいがち。
2年くらい前に出会った「鰹節削り器」も
撮影がきっかけで購入しました。

▲緑茶に鰹節を入れた「茶節(ちゃぶし)」は薩摩半島南部の郷土料理で、疲労回復や二日酔いに効果があるとして、古くから親しまれているんだそう。
「鰹節削り器」を一緒に撮影していたスタッフさんの地元、鹿児島県では、
お祭りのときに、緑茶の中に鰹節を入れた「茶節(ちゃぶし)」というお茶が
ふるまわれると聞いたんです。
「鰹節にそんないただき方があるなんて知らなかった」という驚きと、
「美味しそう!」と興味が湧いたのが購入のきっかけでした。
実際に飲んだ茶節は鰹節の風味が豊かで、ほっとするやさしい味わいで大満足。
今では茶節だけでなく、いろんな料理に削りたての鰹節をばさっとかけて、
その美味しさを堪能しています。
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好きなところ その1
かけるだけで料理がワンランクアップ▲お昼ごはんにつくった焼うどんの上に、削った鰹節をどっさり。多めに削って、食べ進めるごとに追加して、たっぷり楽しんでいます。
「鰹節削り器」を買って一番よかったのは、
いつもの料理がより美味しくレベルアップしたこと。
冷奴やお浸し、漬け物や味噌汁、煮物などなど……。
料理にばさっとかければ、より深い味わいになるんです。
“かけるだけ”という手軽さもあって、
和食だったら、どんな料理にでもかけちゃいます。他にも、料理の味つけにも一役買っています。
我が家は夫婦2人暮らしで、
濃い味派の夫と薄味派の私で味つけの好みが合わないことも。
特に最近は健康に気をつけていて、
料理の味つけを濃くしたくなくて……。
そんなときに、料理自体が薄味でも、
鰹節自体の塩分があるから、
かける量を各々で調整すれば同じ味つけの料理でも大丈夫なんです。
お味噌汁などの出汁をとるイメージが強い鰹節ですが、
出汁がとれるだけの量を削るのは案外大変です。
体力も根気もいるので、
出汁をとるときには市販のものを使って、
「鰹節削り器」は茶節や料理の仕上げにかけるだけの
少量を削るために私は使っています。 -
好きなところ その2
削り節が取り出しやすい▲お箸で押し出すように鰹節を滑らせれば、卓上を汚すことなく、きれいに盛りつけることができます。
一般的なものは削り節がたまる箱が
引き出し式になっていることがほとんど。
削り節を取り出すときには、箸などで持ち上げる必要がありました。
だけどこの「鰹節削り器」は、削り節がたまる箱の一部が
滑り台のように斜めになっているので、
細かい粉末まで余すことなくかき出せるのです。鰹節削り器初心者なので職人さんが削るようにはいかず、
最初のうちは特に細かい削り節ばかりになってしまうことが多いんです。
それでも、 すーっと滑り台部分に削り節を滑らせれば
器にきれいに盛ることができるので、
粉末でテーブルの上を汚すこともないので助かっています。
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好きなところ その3
小物入れのような佇まい▲コンパクトで場所を取らず、上品な小物入れのよう。テーブルや和箪笥の上など、目に留まる場所に置いてその佇まいも楽しんでいます。
「鰹節削り器」は食事をするテーブルの上か、
その近くの和箪笥の上が我が家の定位置。
蓋を閉めるとブナ材の木目が美しく、
上品な小物入れのような佇まいだから
食卓に出していても違和感がないんです。「収納場所はキッチンじゃないの?」と
思う人が多いかもしれませんが、
削りからお手入れまですべてが食卓の上なので、
ここにあったほうがいいんです。
お手入れは水洗いしなくていいので、
洗い物の手間がなくて楽ちん。
ただ、細かな粉を残さないようにきれいにする必要があるので
別売りの「かつばこブラシ」が便利そうだなと思っています。サイズもコンパクトなので食卓にあっても邪魔にならず、
目について、すぐに手に取れる位置にあれば、
仕舞い込んで使わなくなってしまう、なんてこともありません。すでに試し削りされているので、刃の調節は必要なく、
買ったその日から使うことができたのもよかったです。
削りたての鰹節を手軽に楽しめて、
腰が重い私でも、すんなり暮らしに加えることができる、
そんな「鰹節削り器」です。