天削丸の木箸 (木箸しのはら)
日本で最初に箸を食卓に取り入れたのは聖徳太子だといわれています。
7世紀はじめ、当時栄華を極めていた隋に習うべく、
遣隋使が持ち帰った箸と食事作法を朝廷に取り入れたのだとか。
今となっては日本の食卓になくてはならない存在。
はじめの頃は竹のものが多かったそうですが、
その後、さまざまな素材の特性を活かした箸がつくられるようになりました。
東京都葛飾区四つ木で3代に渡り木箸づくりを続けている
「木箸しのはら」の代表作「天削丸(てんそぎまる)の木箸」は、
木の質感を活かし、使いやすさを追求した箸です。
材料となる木は、「桜」、「鉄木(てつぼく)」の2種類。
3代目の吉成金房(よしなりかねふさ)さんが一膳一膳手仕上げで丁寧につくりあげています。
持ち手側の端を、丸く削ぐ技法を「天削丸(てんそぎまる)」といい、
手で削られた持ち手部分にはやわらかな凹凸が残っているので、とても握りやすいのが特徴。
また、口先は細く、食べ物をつかみやすくできています。
2種の木材それぞれに適度な重さがあるのも使いやすさの秘密。
持ってみて軽いのが、色目も明るい「桜」。
「鉄木」は軽すぎず、重すぎずちょうどいい重さで赤味の強い色合いが特徴です。
一番軽い「桜」の木だけ「子共箸」をご用意。
長さ150mmで4~6歳まで対応しています。
子ども用といっても、使い心地は大人用と同じ。
これでお子さんのお箸も上達するはずです。
通常サイズの塗装には無着色のウレタン塗装を採用。
「子供箸」にはより体にやさしく、植物の亜麻の実からとれる亜麻仁油をベースにした
油脂や松根油(まつやに)からとれる樹脂などが主成分の
オイル塗装を施しています。
どちらの塗装も口に含んでも害はなく、安心・安全を第一に厳選されたものです。
無着色なので木目の美しさ、素材の違いが見えるのも特徴です。
それぞれ高級木材であるにも関わらず、お手ごろな値段なのもうれしいところ。
普段使いには、いつものご飯がより美味しく感じられそうな、
こんなお箸がしっくりきそうです。
バリエーション&商品詳細
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- 材質
- 鉄木(ウレタン塗装)
子供箸 桜:桜(オイル仕上げ)
>> お手入れについてはこちら - サイズ
- 約W8×D8×H225mm
子供箸 約W5×D5×H150mm - 重量
- 鉄木:約16g
子供箸 桜:約6g - 備考
- 食器洗浄機:×
木箸しのはらについて
東京都葛飾区四つ木に工房を構える「木箸しのはら」は、昭和初期から3代続く木箸工房。
かつて火事の多かった江戸では、焼け残った端材などを集めて箸をつくる箸屋が増えたことから、
木箸づくりが盛んになったといいます。
「木箸しのはら」でつくる箸は「唐木箸(からきばし)」と呼ばれ、木の風合いを活かした箸づくりが特徴。
現当主である吉成金房(よしなりかねふさ)さんは、
その唐木箸の特徴を損なわずに、一人でも多くの人にとって使いやすい箸づくりに取り組んでいます。
使い手の声に耳を傾けることに加え、無着色塗装などさまざまな技法を積極的に取り入れ、
現代の食卓に合わせて使いやすい箸を提案し続けています。
「鉄木」の色味について

2023年7月の入荷分は、掲載写真に写っているものより色味が濃くなっています。
上記写真をご確認の上、ご購入いただきますよう、お願い申し上げます。
色味による返品・交換は承りかねますのでご了承ください。
※「桜」、「黒檀」は、生産終了です。再入荷はございません。
※「子供箸 桜」は、在庫限りで生産終了予定です。再入荷はございません。
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ご購入の前に知っておいていただきたいこと
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- その他のご注意
>> 職人が一膳一膳、手仕事で仕上げているため、凹凸などはすべて異なります。またわずかな長さの違いなどが見られる場合もあります。使用上問題はございませんのでご了承ください。
>> 取扱説明書などはございませんので、ご了承ください。
>> メーカーの品質基準をクリアしたもののみ販売しております。また、当店でもさらに検品を行った後に、お客様にお届けしております。