レンゲ (やまほん陶房)
ころん……。
無造作にテーブルに置くと、何度か振り子運動をして止まる
なんとも愛らしい動きをする「レンゲ」。
ティースプーンを縦長にぐぐっと引き延ばしたようなかたちで、
すくう部分が浅く、口にフィットしやすい細身でスマートなデザインなので、
口当たりもよく、食べやすいのです。
一般的なれんげは、すくう部分が深く角張っているから、
一口で食べきれないこともありますが、この「レンゲ」は、
そんなストレスもなく、スッと食べられるのが特徴的。
また、すっと伸びた持ち手部分は、手に馴染んで、持ちやすいデザインに。
余計な溝がないからスープなどが流れてくる心配もなし。
素材は、伊賀の白土を活かした半磁器製。
陶器の吸水性のよさとあたたかみのある質感、
磁器の丈夫さと持ち心地の軽やかさ、
両方のいいところを併せ持っています。
なめらかな質感とマットな仕上がりは、やさしい印象を与えてくれます。
さらに、金属やステンレスに比べて、熱伝導率が低いから、
持ち手部分が熱くなりにくいのも、うれしいところ。
ただし、油断して熱々のスープを勢いよくすすると、
やけどすることもあるのでご注意を。
伊賀市丸柱に作業場を構える「やまほん陶房」、
代表の山本忠正(ただまさ)さんにより、
一つ一つ丁寧につくられる「レンゲ」は、
シンプルで無駄のないデザインだけでなく、機能面でも優秀な
こだわりがぎゅっと詰まった一品。
ぜひ、一度、スープやお粥をすくってみてください。
やさしい口当たりは、きっと感動ものです。
バリエーション&商品詳細
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- 材質
- 半磁器
>> お手入れについてはこちら - サイズ
- 約W155×D35mm
- 重量
- 約25g
- 備考
- 直火:× IH:× 電子レンジ:× オーブン:× 食器洗浄機:×
やまほん陶房について
伊賀焼と聞けば、土鍋のイメージ。
どっしりとした土ものならではの安心感のある焼き物が多いです。
その伊賀市丸柱に作業場を構える「やまほん陶房」。
「ペタライト」という鉱物を混ぜてつくられることの多い土鍋ですが、
「やまほん陶房」ではペタライトを使わず、伊賀の土だけを使っています。
そうすることで、耐火温度が高く、土鍋本来の熱で具材をじっくりあたためてくれたり、
使い込むことで小さな空洞は割れることなく細かいヒビとなり、
鍋がどんどん強くなっていきます。
他にも、ろくろで手びねりができたり、
釉薬の色が美しく映えたり、広がる可能性があるのだとか。
工房代表は、山本忠正(ただまさ)氏。
先代のお父様の病気をきっかけに「やまほん陶房」を受け継ぎました。
陶房としては、いわゆる伊賀焼らしい土鍋などの日用の陶器の製作を続けつつ、
忠正さん個人としては、半磁器によるシャープな白、土もののぽってりとした白など、
いくつかの白を使い分け現代的なフォルムの洗練された器などをつくり続けています。
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ご購入の前に知っておいていただきたいこと
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- その他のご注意
>> 天然の素材を使い、一つ一つ手仕事でつくられているため、サイズに多少の違いがあります。
>> 釉薬のにじみ、ムラ、濃淡などが見られることがあります。また、凹凸や小さな傷、黒点、細かな気泡のようなものが見られることがあります。手仕事ならではの味わいとしてお楽しみください。
>> 素地に若干の吸水性があるため、外気の水分を素地が吸込み、ごく微量な膨張と収縮を繰り返します。ご使用の状況によっては器の表面に、貫入(表面の釉薬に入るひびのようにみえるもの)が入る場合がありますが、使用上問題はありません。
>> 取扱説明書やブランド紹介などは同梱されておりません。予めご了承ください。
>> メーカーの品質基準をクリアしたもののみ販売しております。また、当店でもさらに検品を行った後に、お客様にお届けしております。