布製品の特徴は、布に使われている繊維の種類によって異なります。
繊維には、大きく分けて植物や動物の毛をもとにつくられる綿やウールのような「天然繊維」と、
人工的につくられるレーヨンやポリエステルなどの「化学繊維」があります。
原料が天然でも、化学的に加工する場合は、「化学繊維」となります。
繊維の種類については、以下の図をご覧ください。
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綿(植物繊維)
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植物繊維である「綿」は、ワタという植物の実が弾けて出てくる
白いふわふわした繊維状のもの(コットンボール)からつくられます。
繊維が長ければ長いほど良質とされ、吸水性がよく、
熱に強くて丈夫なのが特徴。衣類はもちろん、
下着やタオルなどに多く使われています。
近年は、農薬や肥料の厳しい基準を守って育てられた
「オーガニック・コットン」に注目が集まっています。
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麻(植物繊維)
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世界最古の繊維と言われる「麻」は、
植物の茎や葉からつくった繊維の総称で、
原料となる植物によって20種類近くあります。
そのうち身近なのは、衣類などに使われる「リネン(亜麻/あま)」や
「ラミー(苧麻/ちょま)」、ロープなどに使われる「ジュート」「ヘンプ」など。
通気性がよく、吸湿や発散性に優れていて、
リネンやラミーは、 夏物衣料やキッチンクロスなどによく使われます。
麻特有のハリとコシがあります。
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毛(動物繊維)
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動物繊維の代表的繊維。
「ウール(羊毛)」のほか、「カシミヤ(カシミヤヤギの毛)」、
「アンゴラ(アンゴラウサギの毛)」、「モヘヤ(アンゴラヤギの毛)」、
「アルパカ」、「ヤク」などがあります。
保温効果があり、伸縮性に優れているため、セーターなどの冬物衣類や、
毛布、ラグなどに使われています。
縮みやすく、濡れた状態で揉むとフェルト状になるため、
洗濯に気をつける必要があります。
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絹・シルク(動物繊維)
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蚕の繭からつくられる動物繊維のひとつ。
真珠のような独特な光沢と滑らかな肌触りが特徴。
保温性、保湿性に優れているため、
直接肌に触れる衣類や下着などに好まれます。
熱や酸、アルカリなどに弱く、取扱いには注意が必要です。
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レーヨン(再生繊維)
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木材の繊維(パルプ)を薬品などで溶かし、
再び繊維状につくりなおした再生繊維。
絹を目標につくられ、独特な光沢があります。
綿や麻よりも吸水性に富み、染料によく染まります。
植物を原料とし、主成分は綿や麻と同じため、
土中で分解され自然に還ることができます。
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キュプラ(再生繊維)
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ワタの実からコットンボールを採った後に残る短い繊維を、
薬品で溶かしてから糸にした再生繊維のひとつ。
レーヨンと同じように、絹に似た光沢があり、土中で分解されます。
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ポリエステル(合成繊維)
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石油を原料とする合成繊維で、落ち着いた光沢があります。
シワになりにくいため、洗ったあとアイロンをかける必要がないのが特徴。
熱に弱く、高温のものに触れると繊維が溶けやすいという性質もあります。
衣類のほか、合成皮革の素材としても使われています。
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ポリウレタン(合成繊維)
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ゴムのように伸び縮みする弾性繊維。
他の繊維と組み合わせて使うことが多く、水着やスポーツウェア、
靴下など、ストレッチ素材と呼ばれる商品に使われています。
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ナイロン(合成繊維)
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石炭から開発された世界初の合成繊維。
ポリエステルと似ている性質を持ちますが、
ポリエステルよりも弾力があり、ストッキングや水着、
スポーツウェアなどに使われています。
繊維から布をつくる際、単体で使うこともありますが、組み合わせることで性質を補うことも多々あります。
組み合わせ方や混合率は千差万別。
そのため、取扱いやお手入れ方法は、それぞれの商品に付いている洗濯表示を必ず確認し、
それに従ってください。
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洗濯表示に従って布の扱い方やお手入れ方法を見ていく前に、
家庭での布のお手入れに大活躍する洗濯機について、おさらいしましょう。
日本の場合、家庭で使われる洗濯機には、「ドラム式」と「タテ式」とがあります。
それぞれ洗い方が異なり、それによって布に与える影響も変わってくるのです。ドラム式
<形状>
洗濯槽は、横向きで、扉が横に付いている。
<洗い方>
横になったドラムが回転し、洗濯物を持ち上げては落下させて洗う「たたき洗い」。
<特徴>
・洗いの段階では、使用する水は少量。
・少ない水で洗うことで、洗剤の濃度が高くなり、皮脂汚れが落ちやすい。
・洗濯物が絡みにくい。
・たたき洗いのため、タテ式より洗濯物へのダメージが大きい。
・使用できるお湯の温度が高め。
タテ式
<形状>
洗濯槽は垂直で、上に扉が付いている。
<洗い方>
洗濯槽の底にある回転羽根が回転することで、渦巻き状の水流を起こして洗う「攪拌(かくはん)洗い」。
<特徴>
・洗いの段階から、水の使用量は多め。
・渦巻き状の水流によって、洗濯物に洗剤がよく浸透して汚れが落ちやすくなる。
・洗濯物が絡みやすい。
・多めの水量で洗うため、洗濯物に与えるダメージは少ない。
・使用できるお湯の温度は、一般的に40度程度まで。
洗濯表示には、洗い方や干し方、漂白剤の使用の有無など、いろいろな種類があります。
布ものを大切に長く使い続けるためには、洗濯表示をしっかり読み解けることが肝心。
「洗い方」「漂白剤の使い方」「自然乾燥のやり方」「タンブル乾燥のやり方」「アイロンの掛け方」
「ドライクリーニングのやり方」「ウェットクリーニングのやり方」に区切って、
洗濯表示の見方をご紹介します。
ご注意
2016年12月1日から洗濯表示が変わります。
今までは、JIS(日本工業規格)に基づいた日本独自の表示だったものが、
ISO(国際標準化機構)によって定められた世界基準に整合した表示に切り替わります。
今までの表示よりも、より表示が細やかになり、
また外国製のものと日本製のものの表示が整合するので わかりやすくなります。
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洗濯機が使えるのか、手洗いなのか、洗い方の強弱や水の温度など、よく確認しましょう。
旧洗濯表示 (2016年11月30日までに製造された商品はこの表示)新洗濯表示 (2016年12月1日以降に製造された商品
または、外国製のものはこの表示)
液温は、95℃を限度とし、
洗濯機で洗濯ができる。
液温は、95℃を限度とし、
洗濯機で洗濯ができる。
液温は、70℃を限度とし、
洗濯機で洗濯ができる。
液温は、60℃を限度とし、
洗濯機で洗濯ができる。
液温は、60度を限度とし、
洗濯機で洗濯ができる。
液温は、60℃を限度とし、
洗濯機の通常設定、または
それよりもやさしく洗う設定の洗濯ができる。
液温は、50℃を限度とし、
洗濯機で洗濯ができる。
液温は、50℃を限度とし、
洗濯機の通常設定、または
それよりもやさしく洗う設定の洗濯ができる。
液温は、40℃を限度とし、
洗濯機で洗濯ができる。
液温は、40℃を限度とし、
洗濯機で洗濯できる。
液温は、40℃を限度とし、
洗濯機の弱水流または弱い手洗い
(振り洗い、押し洗い及びつかみ洗い)
がよい。
液温は、40℃を限度とし、
洗濯機の通常設定、または
それよりもやさしく洗う設定の洗濯ができる。
液温は、40℃を限度とし、
やさしく洗う設定であれば、
洗濯機で洗濯ができる。
液温は、30℃を限度とし、
洗濯機で洗濯ができる。
液温は、30℃を限度とし、
洗濯機の弱水流または弱い手洗い
(振り洗い、押し洗い及びつかみ洗い)
がよい。
液温は、30℃を限度とし、
洗濯機の通常設定、または
それよりもやさしく洗う設定の洗濯ができる。
液温は、30℃を限度とし、
やさしく洗う設定であれば
洗濯機で洗濯ができる。
液温は、30℃を限度とし、弱い手洗い
(振り洗い、押し洗い及びつかみ洗い)
がよい。 洗濯機は使用できない。
液温は、40℃を限度とし、
手洗いでの洗濯ができる。
洗濯機は使用できない。
水洗いはできない。
水洗いはできない。※旧表示と新表示は、試験方法が異なるため、厳密には一致しません。
お手入れの際は、各商品についている洗濯表示に従ってください。-
<洗い方のポイント>
柔軟剤は使わない方がいいって本当!?
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衣類をやわらかく仕上げるための柔軟剤ですが、意外にも吸水性が下がることも。
タオルなどの場合は、使用は控えた方がいいようです。
「オーガニックコットンの生地を傷めたり、毛羽立ちの原因になるため使用を控えてください」(天衣無縫)。
「吸水性を損なうおそれがあるので、柔軟剤はなるべく使用しません」(コンテックス、ヒポポタマス、リネンフルーツ)。
「もし長く使用していて硬く感じるようになったら、適量を使用するとやわらかさが戻ります。だいたい、10~15回に1回の割合です」(コンテックス)。
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シミや汚れを分解しやすくしたり、除菌・殺菌力のある漂白剤。
一般的に使われている漂白剤は、主成分によって
「塩素系」と「酸素系」とに分けられます。
「塩素系」の方が漂白力が強く、
衣類の染料まで脱色してしまう場合があるため、
色柄物には使用できません。
一方、「酸素系」は、繊維を傷めることなく汚れを落としやすくして、染料の色も残すことができます。
そのため、白物はもちろん色柄物にも使用できます。
新しい表示には、漂白剤の使用の有無だけでなく、
塩素系・酸素系といった漂白剤の種類についても指定があります。
また、漂白剤と混合されることが多いのが「蛍光増白剤(蛍光剤)」。
漂白剤が汚れを落とすのに対し、蛍光増白剤は、
繊維に付着し、紫外線を吸収して青白い光(蛍光)を出すことで 白物衣類をより白く見せるためのものです。
洗濯などで蛍光増白剤が落ちると効果はなくなります。
洗濯表示に蛍光増白剤の表示はありませんが、使用できないものもあるため、
洗濯表示の補足説明や取扱説明書をよく確認するようにしてください。旧洗濯表示 (2016年11月30日までに製造された商品はこの表示)新洗濯表示 (2016年12月1日以降に製造された商品
または、外国製のものはこの表示)
塩素系漂白剤による漂白ができる。
塩素系及び酸素系漂白剤による漂白処理ができる。
塩素系漂白剤による漂白はできない。
酸素系漂白剤による漂白処理ができるが、
塩素系漂白剤による漂白処理はできない。
漂白処理はできない。※旧表示と新表示は、試験方法が異なるため、厳密には一致しません。
お手入れの際は、各商品についている洗濯表示に従ってください。-
<漂白剤使用のポイント>
生成りや繊細な色ものへの使用は要注意
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衣類を白くするための漂白剤や蛍光増白剤ですが、
ものによっては、「色や風合いを損なったり、色ムラが生じる場合があります」
(天衣無縫、ヒポポタマス、リネンフルーツ)。
使用できる漂白剤の種類などは、各取扱い説明書をよく確認しましょう。
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乾燥には、自然乾燥と乾燥機を使う「タンブル(タンブラー)乾燥」の2種類があります。
まずは自然乾燥についてご紹介します。
自然乾燥のやり方だけでも、つり干しか平干しか、日干しか陰干しか、絞るか絞らないかなど、細かく分かれます。
今までの表示は、絞り方と干し方がわかれていましたが、新しい表示では、干し方と絞り方が組み合わさっています。
比較のために、今までの表示で分かれていた絞り方と干し方を合わせてまとめてみました。旧洗濯表示 (2016年11月30日までに製造された商品はこの表示)新洗濯表示 (2016年12月1日以降に製造された商品
または、外国製のものはこの表示)
手絞りの場合は弱く、
遠心脱水の場合は短時間で絞る。
絞ってはいけない。
日向でのつり干し乾燥ができる。
日向でのつり干し乾燥ができる。
日陰でのつり干し乾燥がよい。
日陰でのつり干し乾燥がよい。
日向でのつり干し乾燥ができるが、
脱水せず干した方がよい。
日陰でのつり干し乾燥で、
脱水せず干した方がよい。
日向に干せるが、平干し乾燥がよい。
日向に干せるが、平干し乾燥がよい。
日陰での平干し乾燥がよい。
日陰での平干し乾燥がよい。
日向に干せるが、平干しで、
脱水せずに干した方がよい。
日陰での平干しで、
脱水せずに干した方がよい。※旧表示と新表示は、試験方法が異なるため、厳密には一致しません。
お手入れの際は、各商品についている洗濯表示に従ってください。-
<自然乾燥のポイント>
やわらかく仕上げるなら影干し
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直射日光に当たるように干す「天日干し」は、ぱりっと乾いて爽やかですが、
「直射日光に当てると変色したり硬くなる」(天衣無縫、コンテックス)ことも。
「日陰で風通しのいい状態で自然乾燥させるとやわらかく仕上がります」
(天衣無縫、ヒポポタマス、リネンフルーツ)。
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衣類を熱とともに回転させながら乾燥させる「タンブル乾燥(タンブラー乾燥)」。
今までの表示には項目がありませんでしたが、 ドラム式洗濯乾燥機が普及し、今では家庭でもできる乾燥方法。
新しい表示には、タンブル乾燥の仕方についての表示も加わりました。
天気に左右されずに衣類を乾燥させることができるのは便利な一方、
衣類を摩擦したり叩きつけ、さらに熱を加えるため、ダメージもあります。
使用できるかどうかは、表示をきちんと確認しましょう。旧洗濯表示 (2016年11月30日までに製造された商品はこの表示)新洗濯表示 (2016年12月1日以降に製造された商品
または、外国製のものはこの表示)
洗濯後、高温でのタンブル乾燥ができる。
排気温度は最高80℃まで。
洗濯後、低温でのタンブル乾燥ができる。
排気温度は最高60℃まで。
洗濯後、タンブル乾燥はできない。※旧表示と新表示は、試験方法が異なるため、厳密には一致しません。
お手入れの際は、各商品についている洗濯表示に従ってください。 -
素材によって熱に弱いものあるため、アイロンは温度管理に気をつけましょう。
表示にはありませんが、ものによっては当て布が必要な場合もあり、
そういった場合は、言葉で補足されていることがあります。
表示の下に書かれた文言にも注意しましょう。旧洗濯表示 (2016年11月30日までに製造された商品はこの表示)新洗濯表示 (2016年12月1日以降に製造された商品
または、外国製のものはこの表示)
アイロンの温度は、210℃を限度とし、
高い温度(180~210℃まで)で
掛けるのがよい。
200℃を限度とし、アイロン掛けができる。
(スチームも可)
アイロンの温度は、160℃を限度とし、
高い温度(140~160℃まで)で
掛けるのがよい。
150℃を限度とし、アイロン掛けができる。
(スチームも可)
アイロンの温度は、120℃を限度とし、
低い温度(80~120℃まで)で
掛けるのがよい。
110℃を限度とし、アイロン掛けができる。
(スチームは不可)
アイロン掛けはできない。
アイロン掛けはできない。※旧表示と新表示は、試験方法が異なるため、厳密には一致しません。
お手入れの際は、各商品についている洗濯表示に従ってください。 -
水を使わずに、石油や塩素を原料とした有機溶剤を使ったクリーニングを「ドライクリーニング」といいます。
特殊な毛や絹など、水洗いの影響を受けやすい繊維のものに使われます。
特殊な溶剤と機械が必要なため、家でのドライクリーニングはできません。
家庭の洗濯機にもドライマークがあり、ドライ衣料用の洗剤が販売されていますが、
プロのクリーニング店で行うドライクリーニングとは異なります。
家庭用の洗濯機で行うのは水洗い。
名前が似ているので紛らわしいのですが、ドライクリーニングとはまったくの別物です。
水で洗っても、なるべく型崩れや縮みなどのトラブルが起きにくいように工夫された洗濯機能や洗剤となりますが、
水洗いができないものには使用できないので、洗い方の表示に気をつけましょう。
旧洗濯表示 (2016年11月30日までに製造された商品はこの表示)新洗濯表示 (2016年12月1日以降に製造された商品
または、外国製のものはこの表示)
ドライクリーニングができる。
溶剤は、パークロロエチレンまたは
石油系のものが使用できる。
ドライクリーニングができる。
溶剤は、パークロロエチレンまたは石油系のものが使用できる。
よりも弱い処理でのドライクリーニングが
できる。 溶剤は、パークロロエチレンまたは石油系のものが使用できる。
ドライクリーニングができるが、
使用できる溶剤は、 石油系に限る。
ドライクリーニングができるが、
使用できる溶剤は石油系に限る。
よりも弱い処理でのドライクリーニングができるが、使用できる溶剤は石油系に限る。
ドライクリーニングはできない。
ドライクリーニングはできない。※旧表示と新表示は、試験方法が異なるため、厳密には一致しません。
お手入れの際は、各商品についている洗濯表示に従ってください。 -
今までの洗濯表示にはなかった項目が、「ウェットクリーニング」。
家庭では洗えないデリケートな衣類を、専門的な技術を使ってクリーニング店で行う水洗いの方法です。
家庭での水洗いとは違う専門的な技術によるもので、洗い方の表示が「洗濯処理はできない」になっていても、
「ウェットクリーニング処理ができる」になっていている場合もあります。旧洗濯表示 (2016年11月30日までに製造された商品はこの表示)新洗濯表示 (2016年12月1日以降に製造された商品
または、外国製のものはこの表示)
ウェットクリーニングができる。
弱い処理であれば、
ウェットクリーニングができる。
さらに弱い処理であれば、
ウェットクリーニングができる。
ウェットクリーニングはできない。 -
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タオルのパイルが出てしまったら
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ループ状の糸が織り込まれ、ふんわりとした風合いのタオルの場合、
ひっかけたりすることでパイルがほつれて出てきてしまうことがあります。
その場合は、「引っ張らずにハサミで切って整えてください」
(コンテックス、天衣無縫、ヒポポタマス)。
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<布用語集>
- オーガニックコットン
- オーガニック農産物などの生産方法の基準に従って2~3年以上の生産実践を経て、
認証期間に認められた農地で、栽培に使われる農薬・肥料の厳格な基準を守って育てられた綿花のこと。
紡績、織布、ニット、染色加工、縫製などの全製造工程を通じて、
オーガニック原料のルーツと含有率がしっかりと確保され、
化学薬品の使用による健康や環境的負荷を最小限に抑え、
労働の安全や児童労働など社会的規範を守って製造したものを、「オーガニック・コットン製品」と言います。
- 蚊帳生地
- 縦糸と横糸を交互に重ねたシンプルな平織りの布で、とくに目が粗いもの。
通気性がよく丈夫で、乾きも早いため、ふきんなどにも使われています。 - キャンバス地
- 「帆布(はんぷ)」とも言い、麻糸や綿糸を平織りにした生地のこと。
絵画の画布をはじめ、カバンやスニーカーなどのファッションアイテムなどにも使われています。
耐水性が強く、濡れると水を通しにくくなるため、テントシートなどにも利用されています。 - ガーゼ布
- 細い木綿糸を漂白して目の粗い平織りにしたやわらかい布。
通気性・吸湿性がよく、包帯などの医療用途や料理、洋服生地として使われています。 - 晒(さらし)布
- 綿布の紡績後、染色前の工程で、天然の綿花の持つ脂質や不純物、
天然の綿繊維が持つ色素やにおいを取り除いた布。