浅鉢 （小石原ポタリー）
どんなメニューにも合わせやすいモダンな佇まいでありながら、手仕事ならではの温かみも感じさせる小石原焼の浅鉢。「浅鉢」はパスタ、カレーや、２～３人分のサラダやおかずなどをよそいやすい大きさと深さ。「03」を使用
「浅鉢 S」は１人分のサラダや煮物を盛りつけたり、取り鉢としても使いやすい大きさ。「04」を使用
柄は４種類。上段左から、灰色を帯びた釉薬に施された飛び鉋と、側面のグラデーションが特徴的な「02」、白い釉薬の側面にまで飛び鉋が施された「03」。下段左から、飛び鉋の上に灰色みのある化粧土をかけた「04」、側面内側の刷毛目がモダンな「10」。写真は「浅鉢 S」
「浅鉢」。上段左から「02」、「03」。下段左から「04」、「10」。「03」のみ「浅鉢 S」と模様が異なり、鉢の中央部分に飛び鉋はありません
サイズは２種類。左から「浅鉢 S 02」、「浅鉢 10」。よそうものに応じてお選びください
「02」、「03」、「04」に使われている小石原焼の伝統的な技法である「飛び鉋」。化粧土を施した生乾きの器をろくろで回しながら、鉤（かぎ）状に湾曲した鉋で化粧土の部分だけを削り取っていきます。リズミカルな模様からは、陶工１人１人の息遣いが伝わってくるようです
「10」に使われている小石原焼の伝統的な技法である「刷毛目」。化粧土をかけてすぐ、ろくろで回転させながら刷毛を当てて模様を入れていきます。化粧土の溜まりや掠れの濃淡により、表情豊かな柄になります
「小石原ポタリー」には、他にも「パン皿、毎日プレート」や「スープボウル」、「カップ」があります
福岡県朝倉郡東峰村の小石原地区で江戸時代から続く焼き物「小石原焼（こいしわらやき）」と
フードコーディネーターの長尾智子さんが、現代の食卓を美味しくする器として
新たに提案する「小石原ポタリー」。
和食にも、洋食にも、普段使いにもおもてなしの食事にも
活躍してくれそうな「浅鉢」２サイズです。
「浅鉢」、「浅鉢 小」どちらも、
比較的平らな底面からくるりと立ち上がる側面が、包み込む両手に馴染みます。
ソースたっぷりのパスタやカレー１人前、
あるいは２～３人前のサラダやおばんざいを盛り合わせて大勢で囲みたい「浅鉢」は、直径20cmほど。
１人分のサラダや汁気の多い煮魚や煮物の取り鉢としてぴったりなのは「浅鉢 小」。
直径は約16cmです。
それぞれ食事を引き立てる４種類の模様から選べます。
小石原焼のトレードマークである、やわらかい化粧土を刃先で削っていく
「飛び鉋（かんな）」模様を存分に味わうことができ、
さらに素材の違いから現れる表情の違いも楽しめるのが「02」と「03」。
「02」は白い化粧土の上から青い呉須の顔料を被せることで、
グレーと青の２色の濃淡が表情を生み出します。
側面の茶色と内側のグレーのグラデーションも美しいです。
「03」は側面にまで施された飛び鉋が見どころ。
より赤茶色に近い陶土を使うことで、白い化粧土とのコントラストが落ち着いた印象になります。
一見真っ白な器かと思いきや、飛び鉋の上にグレイッシュな化粧土を施したことで
凹凸がやんわりぼかされて、フランスのアンティークのような雰囲気もあるのが「04」。
器を覗き込んだときの見込み、縁周り、そして側面に
それぞれ強弱や重なり合いのある複雑な陰影が表れます。
唯一高台の内側に飛び鉋が施されているのもこちら。
この部分だけ透明釉で、リズム感がダイレクトに伝わります。
器の内側全体にかかった化粧土。
そこから立ち上がる側面の内側に
ろくろを回しながら幅広の刷毛をリズムよく当てていく「刷毛目（はけめ）」の技で
力強い粋な縞模様が浮かび上がるのは「10」。
模様ごとに別の窯元でつくられているので
それぞれでき上がりのかたちも微妙に異なります。
間違いなく日本の器でありながら、洋食も中華もエスニックも受けとめる懐の広さ。
まさに今の私たちの食卓にあってほしい器なのです。
バリエーション＆商品詳細
クリックで拡大画像をご覧いただけます。
「浅鉢 S」を上から見たところ。上段左から「02」、「03」。下段左から「04」、「10」。柄により製造している窯元が異なるため、柄ごとにサイズが異なります。「03」のみ「浅鉢」と模様が異なり、リムの内側の部分まで飛び鉋が施されています
「浅鉢 S」を裏側から見たところ。上段左から「02」、「03」。下段左から「04」、「10」。「02」は茶色とグレーのグラデーションが美しい釉薬、「03」は底面付近は茶色の釉薬、「04」は高台の内側に飛び鉋模様、「10」はムラ感のあるこげ茶色の釉薬が施されています
「浅鉢」を上から見たところ。上段左から「02」、「03」。下段左から「04」、「10」。柄により製造している窯元が異なるため、柄ごとにサイズが異なります。「03」のみ「浅鉢 S」と模様が異なり、リムの内側に飛び鉋は無くすっきりとしたデザインになっています
「浅鉢」を裏側から見たところ。上段左から「02」、「03」。下段左から「04」、「10」
横から見たところ。上段左から「02」、「03」。下段左から「04」、「10」。どれも柄ごとに、底面の広さや側面の立ち上がり方は個性豊かです。写真は「浅鉢 S」
上から「浅鉢 S」、「浅鉢」を横から見たところ。両サイズとも、各柄ごとに立ち上がりのかたちは同じようになっています。写真は「02」
高台のかたちは、柄によって異なります。「02」、「10」は上のように側面と繋がった形状、「03」、「04」は高台が盛り上がった形状になっています
高台の内側にブランドロゴが刻印されています
「04」は見込みに円が描かれていますが、飛び鉋で施されている場合（左）や、線状に施されている場合（右）があります
「04」のみ、縁にも飛び鉋が施されています。写真は「浅鉢 S」
染みを軽減させるため、使用前に水に浸すことを推奨していますが、浸すことにより、ところどころ灰色の染みのようになる場合があります。こちらは仕様になりますのでご了承ください。しばらく乾かすことで消えます
同じ「小石原ポタリー」の「02」の柄の器を、かたち違いで揃えてみたところ。左から時計回りに「浅鉢」、「浅鉢 S」、「スープボウル」、「カップ」、「パン皿」、「毎日プレート」
同じ「小石原ポタリー」の「03」の柄の器を、かたち違いで揃えてみたところ。左から時計回りに「浅鉢」、「浅鉢 S」、「スープボウル」、「カップ」、「パン皿」、「毎日プレート」
同じ「小石原ポタリー」の「04」の柄の器を、かたち違いで揃えてみたところ。左から時計回りに「浅鉢」、「浅鉢 S」、「スープボウル」、「カップ」、「パン皿」、「毎日プレート」
同じ「小石原ポタリー」の「10」の柄の器を、かたち違いで揃えてみたところ。左から時計回りに「浅鉢」、「浅鉢 S」、「スープボウル」、「カップ」、「パン皿」、「毎日プレート」
柄違いで使い比べてみました
「浅鉢」にカレーを盛りつけてみました。
- 材質
- 陶器
>> お手入れについてはこちら - サイズ
- 浅鉢S：約φ165×H41～50mm
浅鉢：約φ205×H45mm
※サイズはかなりのバラつきがあります。
上記で示している範囲内に全くおさまらない個体もあります。
あくまで参考としてご覧ください。 - 重量
- 浅鉢S：約270～330g
浅鉢：約410～460g
※重さはかなりのバラつきがあります。
上記で示している範囲内に全くおさまらない個体もあります。
あくまで参考としてご覧ください。 - 容量
- 浅鉢S：約410～540ml（満水）／約330～430ml（８分目）
浅鉢：約670～825ml（満水）／約535～660ml（８分目）
※容量の計測方法について - 備考
- 直火：× IH:× 電子レンジ：× オーブン：× 食器洗浄機：×
小石原ポタリーについて
小石原村、現福岡県朝倉郡東峰村にて
江戸時代からつくり続けられている小石原焼（こいしわらやき）。
日常の用に根ざした民藝陶器として、昭和には盛んに生産が行われ、
今も多くの窯元が製陶を続けています。
2008年にスタートした「小石原ポタリー」は、
小石原焼の複数の窯元と、フードコーディネーターの長尾智子さんが
「料理を美味しくする器」をテーマにつくる新しい民藝の器のブランドです。
飛び鉋（かんな）や刷毛目（はけめ）といった独自の意匠や
おおらかさ、あたたかな佇まいはそのままに、
どんな食卓の風景にも合うモダンさをまとった器を生み出しています。
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ご購入の前に知っておいていただきたいこと
クリックで拡大画像をご覧いただけます。
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柄により製造している窯元が異なるため、柄ごとにかたちや大きさの違いがあります
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「04」は見込みに円が描かれていますが、飛び鉋で施されている場合（左）や、線状に施されている場合（右）があります
一つ一つ手仕事でつくられているため、同じ柄でもあっても、かたちやサイズに違いが見られる場合があります
一つ一つ手仕事でつくられているため、同じ柄でもあっても、模様や色味に違いが見られる場合があります
一つ一つ手仕事でつくられているため、同じ柄でもあっても、模様や色味に違いが見られる場合があります
凹みが見られる場合があります
釉薬の飛びや黒点が見られる場合があります
貫入（陶器の表面にできる釉薬のヒビ）が使用前後にできることがありますが、陶器の性質としてご理解ください
釉薬のムラが見られる場合があります
ロゴの周囲は無釉となっていますが、円形や四角形ではない場合があります
ロゴの刻印が薄くなっている場合があります
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染みを軽減させるため、使用前に水に浸すことを推奨していますが、浸すことにより、ところどころ灰色の染みのようになる場合があります。こちらは仕様になりますのでご了承ください。しばらく乾かすことで消えます
染みを軽減させるため、使用前に水に浸すことを推奨していますが、浸すことにより、ところどころ灰色の染みのようになる場合があります。こちらは仕様になりますのでご了承ください。しばらく乾かすことで消えます
- その他のご注意
>> 表面に凹凸が見られる場合があります。
>> 製造工程でついた、わずかな傷が見られる場合があります。
>> メーカーの品質基準をクリアしたもののみ販売しております。また、当店でもさらに検品を行った後に、お客様にお届けしております。
【使用上のご注意】
>> 染みや貫入などが気になる方は、最初に使用する前に目止めをおすすめします。
>> 使用する前に、水にしっかり浸してください。汚れが染み込むのを防いでくれます。
>> 使用後はなるべく早く洗剤などで汚れを落とし、十分に陰干しをしてください。水分が残った状態でしまうと、カビによる黒い染みができることがあります。
>> オーブン、電子レンジ、食器洗浄機の使用はおすすめできません。
