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小寒


特集 小寒イメージ

新しい年の幸福を願って

一年のはじめの二十四節気「小寒(しょうかん)」。
新年の挨拶状は、この日を過ぎたら「寒中お見舞い」。
はじまったばかりの今年ですが、もう「あけましておめでとう」ではなくなるのかと思うと、
「一年は早いなぁ」なんて、さっそく思ってしまいそうです。

古くから、小寒に入ることを「寒の入り」ともいい、この日から本格的な冬の寒さが訪れるとされています。
刺すような冷たい空気に、ついつい縮こまってしまいがちですが、
1月のことをいう「睦月(むつき)」とは、親類や知人が仲睦まじく集う月であることから、
そのようにいわれるようになったという説も。
古くから、年中行事が最も多く、人々が集い、新しい年を祝う1月。
こたつで丸くなってばかりもいられません。


今でも親しみのある1月の行事といえば、まずは7日の「七草粥」の日。
この日(できれば朝食)は、七草を入れたお粥をいただきます。
お粥に入れるのは、セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベ、ホトケノザ、スズナ、スズシロの七種で
「春の七草」と呼ばれる野草。
自然から新しい生命力を得て、無病息災と長寿を願うという風習です。

また、青菜が少ない時期に不足しがちなビタミンなどの栄養素を摂り入れたり、
お正月のごちそうで疲れた胃腸を休ませるという意味合いも含んでいるそう。
古くからの智恵を感じさせる、忘れたくない行事です。

そして、元旦から続いていたお正月のごちそうを終わらせる日としての役割もあるようです。

とはいえ、もうひとつ、今でも馴染みのあるお正月の行事が残っています。
1月11日の「鏡開き」です。
お正月に丸いお餅を重ねて、その上にみかんなどを乗せた、あのお飾りのお餅(鏡餅)をいただく日。
お供えしていた鏡餅をおろし、お雑煮やお汁粉にして食べ、一家の円満と繁栄を願います。
その際、包丁などの刀で餅を切るのは縁起がよくないとされるため、
木槌で叩いたりなどして割るようにします。

ちなみに「鏡餅」の「鏡」とは、昔、神事などに使われた丸い鏡のかたちに似ていたことから、その名がついたのだとか。
また「鏡開き」とは、「切る」という忌み言葉を避けて「開く」という縁起の良い言葉に代えています。
こうして、年神さまに捧げられていた鏡餅が下げられ、その形が崩されることで、
完全にお正月の終わりを意味するのだそうです。

いずれにせよ、おめでたい行事には食べものがつきもの。
少しぐらい、ぽっちゃりしても、この月はご愛嬌としていただきましょう。


新しい一年もまた、ともに食卓を囲む大切な人の笑顔のために、
おいしいお料理をきちんとつくって、丁寧に器に盛付け、食事の時間を豊かにしたいものです。





1月(小寒、大寒の頃)が旬の食べもの

野菜・果物 大根、人参、アサツキ、ミツバ、セリ、芽キャベツ、イチゴ、みかん、ポンカン、キンカン、ダイダイ など
魚介 アンコウ、金目鯛、サワラ、ブリ、イカ、カレイ、タラ、カワハギ、ワカサギ、牡蠣、ヒラメ、ナマコ 
など
小寒の頃におすすめの商品
ピエル ボウル (4th-market)
ピエル ボウル (4th-market)
4th-marketは、三重県四日市市の地場産業、「萬古焼(ばんこやき)」の2005年生まれのブランド。
ピエル ボウルは、萬古焼が得意とする、土と石を混ぜた素地を使った「半磁器」のものです。 陶器のようなあたたかみがありながら、磁器の薄さと硬さをあわせ持つ、使い勝手のいい大小サイズが揃いました。

写真は、M 白

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パン皿 (柴田慶信商店)
パン皿 (柴田慶信商店)
屋号である柴田慶信氏の三男であり、二代目である柴田昌正氏と 日用品デザイナーの大治将典氏とのコラボレーションによって生まれた、「マゲワ」シリーズのパン皿。
曲げわっぱの伝統的な技法を生かしながらも、今の暮らしにすんなりとなじむ、使いやすいお皿です。

写真は、大

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豆皿 (東屋)
豆皿 (東屋)
版を転写して量産する、明治時代から続く「印判」の製法でつくられた豆皿。 転写はひとつずつ手作業で行われるため、柄のわずかなズレや欠けが、小さな豆皿によりいっそうの愛着を感じさせます。
そんな印判が施されたものと、すっきりとした白磁が清々しい、無地のもの。魅力的な2種類が揃いました。

写真は、印判 ひまわり

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