寒さをこらえて
二十四節気のひとつ「大雪」。「たいせつ」と読みます。
文字どおり、雪がたくさん降る時期、という意味です。
実際は、本格的に雪が降り積もるのは、
年が明けてからのこと。
太平洋側では冬晴れの日も多くあります。
そして肌を切るような乾燥した風が吹きつける
寒い日が続くのです。
動物たちはこの頃から冬眠を始めます。
寒い朝にはつい、「一度でいいから冬眠してみたい」
なんて、布団から出ない方法を
あれこれと考えてしまうものですが、
ついに一年の最後の月、師走(しわす)になりました。
そうはしていられません。
仕事納めやお歳暮、大掃除など、やることは盛りだくさん。
忘年会やクリスマス、年末年始。楽しみなイベントも満載です。
昔、日本の12月といえば、年神さまをお迎えする準備の月でした。
そして12月13日は「正月事始め」といい、
一年の間にたまった煤を払う「煤払い(すすはらい)」や、門松のための松を準備する「松迎え」など、
新年を清々しく迎えるための準備をしはじめる日とされていました。
ちなみに今でも12月13日は「正月事始め」の日なのです。
クリスマスもまだなのに、ずいぶん早いなと思われるかもしれませんが、
寒さをこらえて動き出せば、楽しいことがきっとたくさん。
12月は頭からいろんなことを片付けていきましょう!
12月(大雪、冬至の頃)が旬の食べもの
キャベツ、水菜、小松菜、白菜、くわい、セリ、みかん、だいだい、レモン など | |
あんこう、金目鯛、たら、ふぐ、かき、ぶり、ホウボウ、イイダコ、ヤリイカ、ズワイガニ ほか |