cotogotoスタッフの愛用品じまん
スタッフが日々愛用している道具への愛を、
独断と偏見を交えながらご紹介!
2020年8月公開
アキコさんの愛用品
こんにちは、cotogotoのアキコです。
cotogotoで働いて5年。
扱っている商品のなかでも
私の好きなつくり手の一つが「ジコン/JICON」です。
出会いは、まだお客さんだった頃、
cotogotoの店頭で「桔梗 取り皿」を見て一目惚れ。
当時はまだ器にちょっと興味が出てきた程度で、
かわいいけれど、手ごろな値段のものが欲しい、
そんな願いを叶えてくれました。
その後「菊皿 取り皿」も購入。
我が家の食卓に欠かせない器になっています。
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好きなところ その1
シンプルだけど、一癖あるところ▲ジコンと「フタガミ/FUTAGAMI」はどちらも大治将典さんデザイン。ジコンの器はフタガミの「鋳肌のカトラリー」と相性抜群で、つい一緒に使いたくなります。
ジコンの器は、一般的な青みのある白磁とは違う、
生成りに近いやさしい白。
あえて陶石や釉薬に含まれる鉄分が
器の表面に現れるような製法でつくられているので、
ところどころに茶色い点が現れます。
そんな他とはちょっと違う雰囲気があるところがいいなって。
かたちもシンプルなんだけど、ほんのちょっと癖があって、
引っかかる感じがするんです。
でも食卓に並べるとやっぱりシンプルで、使いやすい。
購入してから時間が経ち、器の好みが変わってきて、
最近は味のある土っぽい器の方が増えてきました。
そういう土物にも、ジコンなら馴染みやすくて、
一緒に並べても違和感がありません。
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好きなところ その2
副菜にもおやつにも使いやすいサイズ・かたち▲収納の場所をとらない取り皿。似た雰囲気のものを重ねて収納し、食器棚に収まった姿も楽しんでいます。
取り皿って、値段が手頃なのもあって、つい増えがち。
使いやすいし、収納もしやすいし、つい。
でもその中でも、ジコンの「桔梗」と「菊皿」の「取り皿」は
何かと手に取る器です。
どちらも花のかたちがモチーフだけど、
かわいいだけじゃなく、きれいでかっこいい。
我が家は夫婦2人暮らしですが、
「桔梗」も「菊皿」も1枚ずつしか持っていません。
かたちは違っても、並んだときにしっくりくるから、
一緒に使うことが多いです。
▲やさしい生成り色が、素材の色を引き立ててくれます。
名前の通り取り皿として使うのはもちろん、
小皿として副菜を盛っても、おやつを盛っても。
平らな面が広く、使い勝手のいい大きさです。
とくに副菜を盛ることが多く、
ほうれんそうやトマトなどパッとした色の野菜を盛るときれいで。
野菜の自然な色が映える器です。
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好きなところ その3
育てる楽しみがある▲アンティークのカトラリーともよく似合います。
ジコンの器は、白くてマットだから、
ナイフやフォークを使うと鉛筆の線のような
グレーの筋「メタルマーク」がつくことも。
でもジコンってアンティークのカトラリーとの相性もよくて、
そういう使いこんだ雰囲気を楽しめる感じがある気がして。
まっさらなきれいな状態もいいけれど、
使っていくにつれて自然と現れる変化を受け止めて、
器を育てているんだって考える。
そう捉えて、あえてそのままの姿を楽しんでいます。
ジコンのつくり手である今村さんが
自然体の美しさを大事にしているそうで、
ジコン自体にありのままを受け止める寛容さみたいなものが
あるのかもしれません。
(今村さんの想いについて詳しくは工房訪問をご覧ください)
少しずつ育ってきた、私のジコンの器。
「菊皿」は一回り大きい「中皿」も欲しくて。
同じく花をモチーフにした「八角輪花皿」や、
「花彫皿」、「花彫浅鉢」も狙っています。
▲「菊皿」は色釉3色が加わり4色展開に。左上から時計周りに「中皿 菜花黄」、「取り皿 錆茶」、「中皿 浅葱鼠」、「取り皿 白」。
白が特徴的なジコンですが、
最近「菊皿」、「八角皿」、「花彫皿」、「花彫浅鉢」などには、
3種類の色釉が登場。
どれもジコンの白い釉薬をベースにつくられていて、
独特のムラがあり、白との相性も抜群。
最初に買うなら「錆茶」かな、
でもやっぱり「浅葱鼠(あさぎねず)」もいいな、
と迷う要素がさらに増えたのが悩ましいところです。