「夏の日本三大そうめんセット」が生まれるまで | 商品担当のあれこれ日記 | cotogoto コトゴト
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夏の日本三大そうめんセット

2022年8月公開

title:「夏の日本三大そうめんセット」が生まれるまで

  1. まだまだうだるような暑さ。夏バテで食欲も落ちますね。
    そんなときにそうめんがある国に生まれてよかったと、
    大げさではなく思います。
    さっぱり、ひんやりいただきながら、
    生姜、みょうが、青じそ、ねぎなどの薬味で夏バテ予防もばっちり。

    食品の販売が多くないcotogotoでも、おすすめのそうめんを販売しています。
    それが「日本三大そうめんセット」です。

    >> 「夏の日本三大そうめんセット」のページはこちら

    取り扱いはじめて4年目になりますが、はじめたきっかけはお中元でした。

    家族や職場、お世話になった方へ。
    夏のご挨拶を兼ねて贈り物をするのは、素晴らしい日本の文化だと思います。
    じゃあcotogotoでも、お中元に、
    夏に喜んでいただけるような商品を紹介したい。
    そこで思い浮かんだのがそうめんでした。

    色々なブランドの商品を取り扱うセレクトショップだからこそ、
    複数のブランドの食べ物がセットになっていたら特徴があるよね。
    そんな話をしている中で、
    じゃあどのようなセットにしようかとそうめんについて調べていると、
    なにやら「日本三大そうめん」というものがあるらしい……、
    それが食べ比べられるセットがあったら楽しいかも……。
    そんなこんなで、取り寄せたそうめんを食べ比べる、
    そうめん品評会を開催しながら、
    お中元にベストなそうめんセットをつくりました。


    夏の日本三大そうめんセットを食べ比べ

    ▲左から時計回りに「三輪そうめん」の「三輪の神舞」、「小豆島そうめん」の「島の光 黒帯」、「播州そうめん」の「揖保乃糸 縒つむぎ」。食べ比べることで、それぞれの特徴がよりわかります


    ■播州そうめん「揖保乃糸 縒りつむぎ」

    まずは「そうめんやっぱり、揖保乃糸」で有名な兵庫県の「播州そうめん」。

    揖保乃糸は帯の色によって等級が分けられているのをご存じでしたか?
    小麦粉の質や原材料やめんの細さ、製造時期などの違いで
    帯の色が決められているそうです。

    その中でcotogotoが選んだのは、「縒りつむぎ」という等級。
    実はもっと価格の高い等級の揖保乃糸はありますが、
    今回これを選んだ理由の一つが、国産小麦使用ということです。
    日本製のものを扱うお店なので、国産小麦には惹かれますが、
    それだけではありません。
    もちろん、味も満場一致で「美味しい!」となりました。
    国産小麦だからか、試食した中ではちょうどよいもっちり感があり、
    ツルツルですがコシもある。
    上品な食感で、普段食べているそうめんがグレードアップした印象でした。

    食べ比べセットの中では、揖保乃糸だからか食べなじみがありますが、
    一番スタンダードで、改めて小麦のおいしさを感じてほしいと
    思えるそうめんでした。


    ■小豆島そうめん「島の光 黒帯」

    次に「小豆島そうめん」の「島の光」。
    こちらも黒と、赤の帯の色で等級が違います。
    cotogotoでは等級の高い黒帯の「島の光」を選びました。

    美味しいのは大前提ですが、今回の目的はお中元の贈答用。
    もらったときを考えると、希少性が高いほうが嬉しいですよね。
    コシの強い麺にするため、寒い時期に仕込むそうめんですが、
    黒帯は特に寒い時期にのみつくられています。
    さらに国家資格を取っている限られた人しかつくれない、
    「島の光」のなかでも等級の高いもの。
    味も上品で、他の産地にはないほのかなごま油の香りもあります。
    贈り物にも、食べ比べるにも間違いないそうめんです。

    ちなみに試食のときは、小豆島の特産であるオリーブを練りこんだ
    「オリーブそうめん」もいただきました。
    こちらは変化球でしたが、薄緑の麺で彩り華やか、
    アレンジにもよさそうなそうめんでした。
    見かけたらぜひ食べてみてください。


    ■三輪そうめん「三輪の神舞」

    そして最後に、そうめん発祥の地と言われる奈良の「三輪そうめん」。

    「三輪そうめん」の特徴はコシと細さで、
    細ければ細いほど高級とされているそうです。
    他の産地同様、「三輪素麺工業組合」が品質管理をして等級を定めており、
    最高等級は10gあたり120本という細さ。
    「播州そうめん」の「縒りつむぎ」が10gあたり80本なので、
    およそ半分の細さです。

    これだけでも十分細いですが、「三輪そうめん」について調べていくと、
    組合としてだけでなく、
    各メーカーが独自の商品もつくっていることもわかってきました。
    その中で最高等級品を上回る細さのものが見つかったんです。
    それが「三輪の神舞」です。

    「三輪の神舞」は、組合で定められた最高等級品を上回る、
    10gあたり150本という細さ!
    細ければ細いほうが美味しいとは限りませんが、
    「三輪の神舞」の食感には驚きました。
    「これがそうめん?」と思うほど、はじめての食感。
    他の産地のそうめんと明らかに異なる食感は、
    試食の時も食べてて楽しく、食べ比べセットにはもってこいだと思いました。


    こうして、贈り物にも、自宅での食べ比べにも
    ぴったりのそうめんセットができました!
    食べ応えがあるように、それぞれの商品を8~10束入れました。

    はじめはお中元用に販売を開始していましたが、実はご自宅用にも人気。
    夏だけの販売なので、毎年夏の販売をスタッフも楽しみにしています。
    実店舗ではすべて個別で販売しているため、
    お気に入りを見つけたら、
    お好きな数だけ追加でご購入いただくことも可能です。
    配送をご希望の方も、お気軽にお電話やメールでご相談ください。

    美味しく、楽しく召し上がっていただきたいという想いで生まれた
    「夏の日本三大そうめんセット」。
    個人的には、取引先の方への手土産にも利用しています。
    みなさんもぜひ、お世話になった方へ、
    またご自身へのご褒美にもご利用ください。

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夏の日本三大そうめんセット

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