つくり手を訪ねる旅 ―北東北編― | 商品担当のあれこれ日記 | cotogoto コトゴト
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つくり手を訪ねる旅 ―北東北編―

2023年7月公開

title:つくり手を訪ねる旅 ―北東北編―

  1. 岩手、青森、秋田の北東北3県で、
    漆をはじめ、竹やあけびといった自然素材の編組品(へんそひん)、
    木工、陶器など、 さまざまな素材の商品のつくり手を訪ねました。

    直接買いつけさせていただいたり、製作風景を見せていただいたり。
    はじめての東北出張で、新しい出会いや学びがたくさんあり、
    より一層東北を近く感じられるようになりました。

    今回はその様子をご紹介します。

    まずは漆。
    岩手県には国内で有数の漆が採れる地域があり、
    その近く、八幡平市にある「安比塗漆器工房」を訪ねました。

    つくり手を訪ねる旅 ―北東北編―

    自然の塗料である漆を、木地に塗っていく漆器は、
    多くの工程を経てでき上がる器です。
    何層にも塗り重ねられてでき上がった美しい佇まいとしっとりとした肌ざわり。
    普段の食卓にちょっとした特別感を添えてくれます。

    つくり手を訪ねる旅 ―北東北編―

    漆塗りの順序も展示されていました。

    また、塗っている風景もゆっくりと見せていただきました。
    静かな工房で、お椀が一つずつ丁寧に塗られている様子に、
    背筋が延びるような凛とした気持ちになりました。

    つくり手を訪ねる旅 ―北東北編―


    個人で拭き漆のカトラリーなどを製作する「平岡クラフト工房」では、
    手仕事でつくられたとは思えないほどの
    美しいカトラリーを見せていただきました。

    つくり手を訪ねる旅 ―北東北編―

    料理ヘラも製作している平岡さん。
    2023年6月にcotogotoで開催した梅仕事のワークショップの講師である
    料理家・榎本美沙さんも愛用されているようで、ご縁を感じました。

    使い勝手が試せるようにと、フライパンや鍋も用意いただき、
    実際に使ってみると違いが実感できました。

    つくり手を訪ねる旅 ―北東北編―

    「安比塗漆器工房」も「平岡クラフト工房」も、実店舗に入荷する予定ですのでお楽しみに。


    次に、自然素材を使った編組品。
    北東北は山や自然が多く、あけび、竹、くるみ、やまぶどうなどの
    かごやざるなどのつくり手がいます。

    今回もそれぞれの土地で採れる材料を使って
    暮らしの道具をつくっている工房をいくつか訪ねました。

    つくり手を訪ねる旅 ―北東北編―

    あけびややまぶどうの工房では、乾燥している材料も見せていただきました。

    つくり手を訪ねる旅 ―北東北編―

    つくり手を訪ねる旅 ―北東北編―

    天井から吊るされた材料は圧巻でしたが、
    採取する方も高齢化で少なくなっており、材料を集めるのも一苦労とのこと。
    材料の状態を見ることはなかなかないので、大変勉強になりました。

    きっちりと編まれていく様子も。

    つくり手を訪ねる旅 ―北東北編―

    つくり手を訪ねる旅 ―北東北編―

    丁寧につくられているからこそ、丈夫でかっちりとしたつくりになり、
    長く愛用できるものができあがります。
    手仕事ならではの魅力が詰まった工房でした。



    また竹の産地では少し買いつけもさせていただきました。
    レンタカーに詰め込んで、東京まで運びます。

    つくり手を訪ねる旅 ―北東北編―

    これらは今後の実店舗のイベントで販売しますので、こちらもお楽しみに!


    さらに、陶器。
    秋田県の「三温窯(さんおんがま)」と「中嶋窯」に伺いました。

    どちらも植物の灰をご自身で調合しながら、
    暮らしに馴染む器を製作しています。
    秋田県は山が多く、二つの窯がある五城目町も秋田市も、
    大変自然豊かな場所でした。

    つくり手を訪ねる旅 ―北東北編―

    中嶋窯の近くには、日本の原風景のような田んぼと畦道が。


    つくり手を訪ねる旅 ―北東北編―

    三温窯の工房も、すぐ裏には鳥獣保護の森林が広がっています。

    そんななかでつくられる器も、自然の風合いで懐が深いように感じました。

    つくり手を訪ねる旅 ―北東北編―

    つくり手を訪ねる旅 ―北東北編―


    お話を伺っていると、なんと「中嶋窯」の中嶋さんと「三温窯」の佐藤さんは
    同じ大学だと判明。
    当時から中嶋さんは佐藤さんの家に遊びに行き、
    佐藤さんのお父さんがつくる器に魅力を感じていたとか。

    つくり手を訪ねる旅 ―北東北編―

    「佐藤さんの料理上手なお母さんの手料理が好きだった」と中嶋さん。
    「三温窯」では実際に、
    コーヒーと一緒に地元で採れた栗を使ったケーキをいただきました。

    つくり手を訪ねる旅 ―北東北編―

    コーヒーはなんと佐藤さんが焙煎したもの。まるでカフェですね。

    今回はタイミングよく、どちらの窯でも買いつけをさせていただけて、
    なんだか運命的な巡りあわせ。
    すでに実店舗に並んでいますので、ぜひご覧ください。


    他にも、秋田と言えば、曲げわっぱ。
    古くからおつき合いがある「柴田慶信商店」にもご挨拶に伺いました。

    つくり手を訪ねる旅 ―北東北編―

    つくっている工房をゆっくり拝見しました。
    なかなか手に入りにくい柴田さんの曲げわっぱですが、
    たくさんの工程を経てできる様子を見て、
    その理由を肌で感じることができました。
    つくってくださる職人さんには感謝でいっぱいになります。

    つくり手を訪ねる旅 ―北東北編―


    今回もまだまだ伺いたいところはたくさんありましたが、
    新しい出会いもあり、さまざまな素材のつくり手を訪ねることができた
    充実した旅になりました。

    今後も日本各地のつくり手を訪ね、皆さんにご紹介したいと思います。

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三温窯、中嶋窯

柴田慶信商店

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