汲み出し碗 (南景製陶園)
指先で軽々と持ち上げられる、シックで上品な汲み出し。
三重県は萬古焼の窯元「南景製陶園」から
普段使いにも、おもてなしにも使える「汲み出し碗」が届きました。
小ぶりながら、しっかりと安定感のある底面。
高台からふっくりとカーブを描いて広がり、縁はキュッと外向き。
口当たりのよさの所以です。
軽すぎず、重すぎず、手への収まりもいいのです。
側面は、釉薬がかかった2種と、かかってない2種の全4種類。
白色土で下地の陶土に化粧がけし、全体に透明釉がかかっているのは「粉引き」。
縁にかけて薄くなった部分にはほんのり地色が覗いて、やわらかな表情を加えます。
メタリックな「黒麗(こくれい)」の表面はざらざらと、手のひらに新鮮です。
この独特のムラは、黒い「チャラ」という化粧土の上から
黒茶の釉薬をまだらに吹きかけることで表現しているそう。
そして、釉薬をかけずに土を高温で焼いた「白練(しろねり)」と「黒練(くろねり)」は、
手に持つと吸いつくような、それでいてさらりとした不思議な感触をしています。
「白練」は、大正時代に流行した色を南景製陶園独自の技術で再現したグレージュ。
「黒練」は、鉄分が多く含まれる陶土を焼きしめてつくられています。
どちらも同じ素材を使った「ベンリー急須」と組み合わせて使えば、
統一感のあるコーディネートが叶います。
どの色も内側にガラス質の釉薬がかかり、
お茶の色が楽しめるようになっています。
朝起きがけの一杯の白湯、
10時と15時のお茶、そしてときには酒器として晩酌の一杯も。
使いやすさゆえ、ついつい手が伸びそうです。
お手頃なのもうれしいところ。
家族分やおもてなし用にいくつか揃えておくと、活躍してくれそうな予感です。
バリエーション&商品詳細
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- 材質
- 炻器
>> お手入れについてはこちら - サイズ
- 約φ85mm×H55mm
- 容量
- 約130ml(満水)/約104ml(8分目) ※容量の計測方法について
- 重量
- 粉引き:約135g
黒麗:約115g
白練:約95g
黒練:約100g - 備考
- 直火:× IH:× 電子レンジ:× オーブン:× 食器洗浄機:×
南景製陶園(なんけいせいとうえん)について
三重県四日市市にて、急須の製造を主とする萬古焼(ばんこやき)メーカー。
現在では約300種類の茶器をつくっています。
土は良質な製品をつくる源と考え、一かけらの土でも無駄にしないように心がけています。
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ご購入の前に知っておいていただきたいこと
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- その他のご注意
>> 手仕事によりつくられているため、色味やサイズには個体差があります。
>> 一つ一つ手仕事でつくられているため、釉薬がムラになっていたり、かかり具合が異なる場合があります。また、土の色やかたちにも多少の違いがあります。
>> 「白練」と「黒練」で土の配合が違うため、焼成による収縮率も微妙に異なり、「白練」の方がわずかに大きくなる場合があります。
>> 色ムラが見られることがあります。また、「白練」は、部分的にオレンジ色に発色している場合があります。これは陶土に含まれる天然のミネラル分が発色したものですのでご安心ください。
>> 「黒練」は、焼きムラなどにより、光沢が見られる場合があります。
>> 底にわずかながたつきが見られることがあります。
>> 高台部分にかすれが見られることがあります。
>> 原材料に鉄粉の入った陶土を使用しており、表面に黒く班が出る部分がありますが、商品の風合いとしてお楽しみください。
>> ロゴが消えていたり、見えにくくなっている場合があります。
>> メーカーの品質基準をクリアしたもののみ販売しております。また、当店でもさらに検品を行った後に、お客様にお届けしております。
【使用上のご注意】
>> 洗浄には中性洗剤などをご利用ください。研磨剤つきのスポンジ、金属たわし、クレンザー等のご使用はお止め下さい。器を傷つける恐れがあります。
>> 汚れやにおいが気になる場合は、薄めた食器用酸素系漂白剤に一晩浸していただくと、きれいになります。漂白剤のにおいが残らないようしっかりとすすぎ、よく乾かしてください。