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切立鉢 (佐藤大寿)
「切立鉢(きったちばち)」。
切り立った崖のような……と言ったら大袈裟でしょうか。
キリッと直線的な側面は潔く、さらに薄く仕上げた縁が繊細な印象。
ところがシャープで洗練されたフォルムも、佐藤大寿(だいじゅ)さんの手にかかると、
あたたかな風合いが加わり、家庭的な料理との相性もバッチリな器に
様変わりするから不思議。
その変化に一役買っているのが、釉薬。
側面を流れる釉薬は、「飴釉」と「灰釉」の2色あり、
福島県会津美里町(旧会津本郷町)の山から採れた土をブレンドした「飴釉」と
ストーブの薪として使っている楢の木の灰を使用した「灰釉」、
どちらも佐藤さんの身近にある素材を使っています。
高台の直前で、釉薬が溜まり、厚みを増したり、雫のようになっていたり、
様々な表情が生まれます。
一つ一つ手仕事でつくられているので、他とは違った表情を
見つける楽しさもあります。
大きさは「大」と「小」の2種類。
一般的な高台のかたちをした「小」は、片手におさまる小ぶりなサイズ。
取り皿として使ったり、副菜を入れる小鉢としてもおすすめ。
底面の内側のみを削っているため、横から見ると高台がないように見える「大」は、
大き過ぎず小さ過ぎない、使い勝手のいいサイズ。
メインのおかずを盛りつける、盛り鉢として最適です。
2018年の日本民藝館展で奨励賞を受賞した佐藤大寿さんの器は、
繰り返し使うことで真価を発揮します。
飽きの来ない、そしてシンプルで使い勝手のいい器、
ぜひ、色違い・サイズ違いで揃えてみてはいかがでしょうか。
バリエーション&商品詳細
クリックで拡大画像をご覧いただけます。
- 材質
- 陶器
>> お手入れについてはこちら - サイズ
- 小:約φ130×H55mm
大:約φ170×H60mm
※サイズは1cm前後の個体差がある場合があります。 - 容量
- 小:約370ml(満水)/約296ml(8分目)
大:約725ml(満水)/約580ml(8分目)※容量の計測方法について※容量には、かなりのバラつきがあります。
上記で示している容量とだいぶ異なる個体もあります。
あくまで容量の傾向を見るための参考としてご覧ください。 - 重量
- 小:約280g
大:約440g
※重さには、かなりのバラつきがあります。
上記で示している重さとだいぶ異なる個体もあります。
あくまで重さの傾向を見るための参考としてご覧ください。 - 備考
- 直火:× IH:× 電子レンジ:× オーブン:× 食器洗浄機:×
佐藤大寿さんについて
2001年に福島県の会津美里町瀬戸町にて、
妻であり陶芸家であるサトウアカネさんと2人で、
会津本郷焼の窯元「樹ノ音(きのおと)工房」を始めた佐藤大寿さん。
東北最古の焼き物の地と言われる会津美里町。
もともと、陶器も磁器もどちらも焼かれていたという産地としては珍しい会津本郷焼では、
今も一言でまとめてしまうのは難しいほど、個性あふれる焼きものが13の窯元から生まれています。
この地で窯元を代々営む家に生まれ、
大学では中国の南宋官窯の青磁を研究し、
卒業後は家業を手伝いながら、ご自身の青磁の作品づくりも行なっていたそう。
転機が訪れたのは2011年3月。
東日本大震災により未曾有の被害を受けた福島県。
会津地方にも、沿岸部よりたくさんの方が避難し、
悲しみや被害の状態を目の当たりにして、1年以上陶芸家としての仕事を考えさせられたそうです。
そんな中、出会った民藝の世界に感銘を受け、
土地に根づいたものをつくらなければ、と方向が定まったのだとか。
それからは、土地に根づいた土、そして釉薬を使い、
伝統技術を次世代までつなげていくことを目指して作陶を続けています。
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ご購入の前に知っておいていただきたいこと
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- その他のご注意
>> 取扱説明書やブランド紹介などは同梱されておりません。予めご了承ください。
>> メーカーの品質基準をクリアしたもののみ販売しております。また、当店でもさらに検品を行った後に、お客様にお届けしております。