管理栄養士・美才治真澄さんに教わる、二十四節気の食べごろレシピ 2015 冬至
2015年12月公開
今年最後の二十四節気は「冬至」。一年で一番夜が長い日。
冬至の日には栄養価の高いかぼちゃを食べ、ゆず湯に入るという習わしがあります。
クリスマスに忘年会、華やかで楽しい時期です。しっかり栄養をつけて元気に年を越しましょう。
冬至の献立
かぼちゃの
焼きニョッキサラダ
調理時間:35分
292kcal(1人分)
パーティやおめでたい席を華やかに彩るサラダです。
ほのかに甘い、もちもちとしたニョッキは、
子どもから大人まで、みんなが喜ぶメニューです。
大皿に盛ってお楽しみください。
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材料(4人分)
かぼちゃ…約1/4個
(種、ワタ、皮を除き正味300g)
薄力粉…100g
塩…小さじ2/3
バター…大さじ2
生ハム…6枚
・ルッコラ、わさび菜、クレソン、イタリアンパセリなどの緑の葉もの野菜
・紫キャベツ、トレビスなどの紫の葉もの野菜
…合わせて400g
削いだかぼちゃの皮(生のまま千切り)…適宜
バルサミコビネガー…大さじ3
パルメザンチーズ…20g
塩、黒胡椒…各適宜
つくりかた
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1.
かぼちゃは種とワタを除いて一口大に切り、皮を削ぎます(ここで正味300gになるように)。ラップで包み、電子レンジで4〜5分加熱します。ボウルに入れ、熱いうちに木べらなどでつぶします。
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2.
1の粗熱が取れたら薄力粉、塩を加え、手でこねてひとまとめにします。耳たぶくらいの固さになるようにしてください。
【ポイント】
もし水っぽい場合は小麦粉の量を増やして調整してください。逆に固い場合には水を加えて調整してください。 3.
まな板に打ち粉(分量外)を振り、生地の約1/3をのせます。直径2cm程度の棒状に伸ばし、フォークの横幅と同じくらいの長さに切り、切り口の断面にもまんべんなく打ち粉を振ります。
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4.
フォークに3のひとつをのせて親指で押しつけます。
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5.
端からそっと剥がすようにして丸めます。
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6.
簡単に縞模様をつけることができました。
バットなどに打ち粉を振っておき、できたもの同士がくっつかないようにして、すべてのニョッキをかたちづくります。 -
7.
沸騰した湯に6を入れ、浮き上がってくるまで1分ほど茹でてザルに取ります。
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8.
フッ素樹脂加工のフライパンにバターを入れて火にかけ、7を加え両面に焼き色がつくまで焼きます。
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9.
器に葉もの野菜と8を盛ります。
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10.
包丁でパルメザンチーズを薄く削ぎます。生ハムは食べやすい大きさにちぎります。9の上に散らします。
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11.
千切りにしたカボチャの皮、黒胡椒、塩、バルサミコビネガーを回しかけてできあがり。食べる時は全体を混ぜ合わせてどうぞ。
【ポイント】
かぼちゃの皮を生のまま千切りにしたものは、ぽりぽりした食感が楽しく、よいアクセントになります(国産のかぼちゃがおすすめです)。
栄養のまめ知識
*かぼちゃのオレンジ、野菜のグリーン、パープルが食卓に映える、パーティー向きの1品です。今回使った野菜の他にも、いつもは手を伸ばさない珍しい野菜などがあれば、この機会に使ってみてください。メニューのスペシャル感がアップします。
*今回使ったかぼちゃは“白皮かぼちゃ”です。「雪化粧かぼちゃ」等の名称で売られており、粉質でホクホク甘いのが特徴です。水分は少なめです。
*かぼちゃはβ-カロテン、ビタミンEなどの脂溶性ビタミンが豊富に含まれます。脂溶性ビタミンは油と一緒に摂ることで吸収がアップします。
*かぼちゃは水っぽかったり、固かったりなど個体差の激しい野菜です。上手な選び方は「皮の緑が濃いこと」「ずっしり重いこと」「種がぷっくりしていること」「ヘタが乾燥していること」など。選ぶ時の参考にしてください。
料理に使った器や道具
美才治 真澄(びさいじ ますみ)
管理栄養士 / フードコーディネーター
香川栄養専門学校(女子栄養大学短期大学部)卒業後、管理栄養士・荒牧麻子氏に師事。のちブラジル・バイーアへ料理留学。帰国後ヴィーガンカフェ “Cafe Eight”のフードディレクターとしてケータリング・商品開発の企画運営に携わる。 現在はフリーランスとして、企業、メディアに向けたメニュー提案及び調理&スタイリング、栄養相談、料理教室、オーダーメイドケータリングなどを中心に活動中。女子栄養大学生涯学習講師。
著書に「満たされスープ」(世界文化社)、「かわいい!カラフルお弁当」(女子栄養大学出版部)。監修を手がけたものに「ギャル曽根流 大食いHAPPYダイエット」「世田谷農家に教えてもらう本当においしい野菜の食べ方」(ともにマガジンハウス)ほか。「ELLE a table」「VOGUE」「anan」「Hanako」「Tarzan」など各誌でも活躍中。ちなみに「トルコトラベルブック」(東京地図出版)は、cotogoto店長・涌井との共著本。
HP:http://bisaijimasumi.com/