【芒種】パプリカのファルシ | 二十四節気の食べごろレシピ | cotogoto コトゴト
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管理栄養士・美才治真澄さんに教わる、二十四節気の食べごろレシピ 2017 芒種

管理栄養士・美才治真澄さんに教わる、二十四節気の食べごろレシピ


二十四節気 芒種 イメージ

2017年6月公開

稲や麦などの種を蒔く頃という意味をもつ、二十四節気「芒種(ぼうしゅ)」。
日本中がしっとりとした雨のベールに包まれはじめる季節です。
雨の日の合間にのぞく、日差しの強さも本格的に。
美容への効果が期待できるパプリカの料理で、
体の中から夏への準備をはじめましょう。


>> 二十四節気「芒種」について詳しくはこちら

芒種の献立

パプリカのファルシ

調理時間:30分
1人分:エネルギー376kcal(1人分の場合)

「ファルシ」とは、詰め物をした料理のこと。
旬を迎えた鮮やかなパプリカに、スパイスをきかせた肉ダネを詰めました。
甘く焼いたパプリカが肉によくなじみ、ヨーグルトソースでさっぱりとした美味しさ。
スパイスやヨーグルトに香るにんにくで、異国情緒漂う味わいです。

パプリカのファルシ
材料:2~3人分

パプリカ(赤、黄、オレンジなど
好みで)…2個(300g)
薄力粉…適量
オリーブオイル…小さじ1
イタリアンパセリ…好みで適宜

(肉ダネ)
合挽き肉…300g
パン粉…カップ1/2
プレーンヨーグルト…大さじ4
塩…小さじ1/2
クミンシード…小さじ1と1/2
(またはクミンパウダー…小さじ1)
コリアンダーシード…小さじ1と1/2
(またはコリアンダーパウダー
…小さじ1)

(ヨーグルトソース)
プレーンヨーグルト…カップ3/4
にんにく(みじん切り)
…1/2片分(2.5g)
塩…小さじ1/3


つくりかた
  • 1.

    レシピ つくりかた

    小さいボウルにパン粉を入れ、ヨーグルトを加えて混ぜ、ふやかしておきます。

    【ポイント】
    ハンバーグなど肉ダネ系料理のつなぎには、“牛乳でふやかしたパン粉”が一般的ですが、今回は“ヨーグルトでふやかしたパン粉”を使います。牛乳を使うよりも肉ダネが水っぽくならないので、ダレにくく扱いやすいのが特徴です。

  • 2.

    レシピ つくりかた

    クミンシード、コリアンダーシードは、フライパンで少し色づくまで空炒りします。キッチンペーパーで包み、上から包丁で刻みます。

    【ポイント】
    キッチンペーパーで包んだ状態で刻むことで、シードが飛び散りません。キッチンペーパーは2枚重ねにすることをおすすめします。
    またスパイスは、パウダーよりも種の状態のものを刻んだ方が、より香り豊かになるのでおすすめです。パウダーを使用する場合は、この工程は省略してください。

  • 3.

    レシピ つくりかた

    ボウルにひき肉、塩を入れてよく練ります。粘りが出たら1、2を加えてさらによく練り混ぜます。

    【ポイント】
    肉ダネ系料理に多い、面倒なたまねぎのみじん切りは不要! たまねぎが無い方が、肉そのものの味が引き立ち、スパイスの風味が活きてきます。

  • 4.

    レシピ つくりかた

    パプリカは2cm幅の輪切りにして種とワタを除きます。

  • 5.

    レシピ つくりかた

    内側に薄力粉をはたいて3を詰め、表面にも薄力粉をはたきます。

  • 6.

    レシピ つくりかた

    フライパンを強めの中火で熱し、オリーブオイルをしきます。4を並べ、焼き色がつくまで2分ほど焼きます。

  • 7.

    レシピ つくりかた

    裏返してさらに2分ほど焼いたら弱火にし、蓋をして5分ほど蒸し焼きにします。

    【ポイント】
    パプリカはしっかり火を通すことで、甘みが出て美味しくなります。蓋をしたらしっかり5分ほど焼きましょう。肉ダネの中心まで火を通すという意味でも大事なポイントです。肉ダネに竹串を刺してみて、透明な肉汁が出ればしっかり火が通っています。

  • 8.

    レシピ つくりかた

    ヨーグルトソースの材料を合わせます。器に4を盛り、好みでイタリアンパセリを添えて、ヨーグルトソースをかけたら完成です。

栄養のまめ知識

*パプリカはβ-カロテン、ビタミンE、ビタミンCなど美容効果のある栄養素が豊富に含まれています。日焼けしやすく、肌トラブルの多くなる季節には、積極的に摂りたい食材です。  

*パプリカは色が濃く、表面がなめらかで硬くハリがあるものを選びましょう。柔らかくなって、シワの寄ったものなどは、古くなっているので避けましょう。

*写真ではオレンジ色と黄色のパプリカを使いましたが、他の色のものでも構いません。2~3色用意するとより彩りよく、テーブルで映えるのでおすすめです。



過去の芒種のレシピを見る
美才治 真澄(びさいじ ますみ)
管理栄養士 / フードコーディネーター

香川栄養専門学校(女子栄養大学短期大学部)卒業後、管理栄養士・荒牧麻子氏に師事。のちブラジル・バイーアへ料理留学。帰国後ヴィーガンカフェ “Cafe Eight”のフードディレクターとしてケータリング・商品開発の企画運営に携わる。 現在はフリーランスとして、企業、メディアに向けたメニュー提案及び調理&スタイリング、栄養相談、料理教室、オーダーメイドケータリングなどを中心に活動中。女子栄養大学生涯学習講師。
著書に「満たされスープ」(世界文化社)、「かわいい!カラフルお弁当」(女子栄養大学出版部)。監修を手がけたものに「ギャル曽根流 大食いHAPPYダイエット」「世田谷農家に教えてもらう本当においしい野菜の食べ方」(ともにマガジンハウス)ほか。「ELLE a table」「VOGUE」「anan」「Hanako」「Tarzan」など各誌でも活躍中。ちなみに「トルコトラベルブック」(東京地図出版)は、cotogoto店長・涌井との共著本。

HP:http://bisaijimasumi.com/

美才治真澄 プロフィール

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