管理栄養士・美才治真澄さんに教わる、二十四節気の食べごろレシピ 2018 立夏
2018年5月公開
立夏の献立
たけのこと
カマンベールの
生ハム巻きソテー
調理時間:20分
185kcal(1人分)
たけのこの水煮を使い、手軽につくれる一品。
シャキシャキしたたけのこに
甘じょっぱい生ハムとはちみつが絡み、
シャンパンなどのお酒とも合いそうです。
そのまま使うと水っぽく、特有の臭みもあるたけのこの水煮ですが、
一手間かけて酒煎りするだけで、味が馴染みやすくなります。
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材料:2人分
たけのこ水煮…1/2本(100g)
カマンベール…1/2個(50g)
生ハム…6枚(30g)
酒…カップ1/4
塩…ふたつまみ
薄力粉…適量
オリーブオイル…小さじ1
はちみつ…大さじ1
黒こしょう…適宜
つくりかた
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1.
たけのこは縦に6等分のくし切りにします。
【ポイント】
噛み切りやすいよう繊維を断ち切るため、柔らかい穂先の方は2cm間隔、硬い根元の方は1cm間隔を目安に、片側に深さ約1cmの切れ目を入れます。 -
2.
1、酒、塩を入れた鍋を中火にかけます。酒の量が半分くらいになったら裏返し、水分が飛ぶまで炒り煮にします。
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3.
粗熱を取ったたけのこに薄力粉を薄くはたきます。
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4.
カマンベールチーズは5mm幅程度に切り、たけのこ1切につきチーズ2切をのせます。
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5.
生ハムで4を巻き、表面に薄力粉を薄くはたきます。
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6.
フライパンにオリーブオイルを敷き、チーズがのっていない面を下にして並べます。焼き色がついたらひっくり返して裏側も焼きます。器に盛り、はちみつ、黒こしょうをかけます。
栄養のまめ知識
*5月は、ハイキングやトレッキングなどのアウトドアレジャーにもってこいの季節。曲者なのが、翌日に現れる筋肉痛です。
筋肉痛は、筋肉の活動に必要な「カリウム」が不足すると起こりやすくなるので、運動する際にはカリウムの摂取を心がけましょう。たけのこには「カリウム」が豊富に含まれています。
また、筋肉を動かすのに必要な「カルシウム」は、チーズに豊富に含まれています。アウトドアだけでなく筋トレ時なども、「カルシウム」と「カリウム」を摂ることを心がけましょう。
*たけのこの水煮を買う時は、太めで短く、ずんぐりとしたかたちのものを選びましょう。一度に使い切れない場合は、たけのこがかぶるくらいの水に浸けて、冷蔵庫で保存します(3〜4日以内に食べきるようにしましょう)。
料理に使った器や道具
美才治 真澄(びさいじ ますみ)
管理栄養士 / フードコーディネーター
香川栄養専門学校(女子栄養大学短期大学部)卒業後、管理栄養士・荒牧麻子氏に師事。のちブラジル・バイーアへ料理留学。帰国後ヴィーガンカフェ “Cafe Eight”のフードディレクターとしてケータリング・商品開発の企画運営に携わる。 現在はフリーランスとして、企業、メディアに向けたメニュー提案及び調理&スタイリング、栄養相談、料理教室、オーダーメイドケータリングなどを中心に活動中。女子栄養大学生涯学習講師。
著書に「満たされスープ」(世界文化社)、「かわいい!カラフルお弁当」(女子栄養大学出版部)。監修を手がけたものに「ギャル曽根流 大食いHAPPYダイエット」「世田谷農家に教えてもらう本当においしい野菜の食べ方」(ともにマガジンハウス)ほか。「ELLE a table」「VOGUE」「anan」「Hanako」「Tarzan」など各誌でも活躍中。ちなみに「トルコトラベルブック」(東京地図出版)は、cotogoto店長・涌井との共著本。
HP://bisaijimasumi.com/