ヘラ模様椀 (輪島キリモト)
各18,000円(税抜)
輪島塗の伝統と技法を今に伝える「輪島キリモト」による「ヘラ模様椀」。
熟練の職人によって、幾重にも繊細な塗りが施された贅沢な漆器です。
使うほどに艶を増し、美しい経年変化を見せてくれます。
もし傷がついてもお直しが可能。一生ものになることは間違いありません。
飯わん、汁わん、甘味など
幅広い使い勝手の一生もの
実は、このお椀、こう見えて9層になっています。
「本堅地(ほんかたじ)技法」という
輪島塗産地が採用している技法で、
まずは、数年屋外で落ち着かせたケヤキの木を、
木くずを使い約1ヶ月、燻煙(くんえん)乾燥させます。
そしてロクロで挽いてかたちを整え、
生漆(きうるし)を染み込ませた後、
ケヤキの粉末と漆、米糊(こめのり)を
混ぜたものを塗り込みます。
次に上縁や高台の縁など、欠けやすい部分に
専用の「布」を貼ります。
さらに、輪島市で産出された珪藻土(けいそうど)を
蒸し焼きにして砕いた粉「輪島地の粉(じのこ)」と
漆と米糊を混ぜたものを、
塗っては磨き、塗っては磨き、をくり返します。
なんと、ここまでが下地。
さらに中塗り、上塗りと、いくつもの行程が続くのです。
螺旋を描くこの「ヘラ模様椀」は、
そんな気の遠くなるような、繊細な行程の中から、
塗師の方が下地漆を塗り込むときの手の動きを
そのまま表面に残そうと、誕生したのだそう。
こうして丁寧につくられた器は、
もし、長く使って表面に痛みが出てきても、
直すことができます。
幾重にも重なる漆の椀とともに、
日々を丁寧に重ねていくことができたなら、
とても素敵だと思いませんか。
漆器だからといって、特別なお手入れは必要ありません。一般的な中性洗剤とスポンジで洗えます。漆器は乾燥が苦手なので、毎日使って洗うことが一番のお手入れになるのです。
輪島キリモトについて
欧米では「japan」と言い表されるほど、日本を代表する工芸品、漆器。 その中でも最高級の日用品として親しまれているのが「輪島塗」です。
その輪島塗の伝統と技法を今に伝える「輪島キリモト」の歴史は、江戸時代にさかのぼります。元は塗師屋にはじまり、昭和初期に漆器木地屋に、そして三代目の輪島泰一氏により「輪島キリモト」が創設され、木地から漆塗りまでの一貫生産を行うようになりました。 その作品は、国内外で高い評価を受け、多くの賞を受賞しています。
また歴史や伝統を大切にしながらも、和菓子の「とらや」や「ルイ・ヴィトン」などと、ジャンルも国も越えたコラボレーションを行う柔軟さも持ち合せています。
「少しでも多くの人々に漆を知ってもらい、使ってもらえるものを創りたい」。そんな想いのもと、これからの日用品としての漆器作りを続けるブランドです。
バリエーション&商品詳細
クリックで拡大画像をご覧いただけます。
- 材質
- 天然漆、ケヤキ
- サイズ
- φ121×h66mm
- 容量
- 約360ml(満水)/約288ml(8分目)
※容量の計測方法について - 重量
- 約90~100g
- 備考
- 直火:× IH:× 電子レンジ:× オーブン:× 食器洗浄機:×
- その他
- ※特大(φ146×h80mm)、大(φ131×h73mm)、小(φ101×h57mm)のサイズもございます。ご予約承りますのでお問合せください。
※こちらの商品は、原料の値上げに伴い、2020年10月12日より価格が変更になりました。
オプションを選択してカートに入れてください
カラー
価格: 19,800円
(税抜価格 18,000 円)
396ポイント進呈
1万円(税込)以上のお買い上げで送料無料
ご購入数量
-
ご購入の前に知っておいていただきたいこと
クリックで拡大画像をご覧いただけます。
- >> 木地の加工から、下地、上塗りまで、いくつもの行程が1点1点手仕事によってつくられています。すべての商品の表情は異なりますので、ご了承ください。
>> 本朱は下地で使っている色(黒)が、縁やヘラ模様の部分に表れます。こちらは製品仕様です。
>> 漆のムラやにじみ、濃淡が見られることがありますが、こちらは製品仕様です。
>> 底部分に、わずかながたつきが見られることがあります。
>> 体質によっては漆でかぶれるおそれがあります。万一、かぶれの症状が現れた場合には、速やかに医師の診断を受け、その指示に従ってください。
>> 取扱説明書をよくお読みのうえお使いください。
>> メーカーの品質基準をクリアしたもののみ販売しております。また、当店でもさらに検品を行った後に、お客様にお届けしております。