薗部産業

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原木から塗装まで。木屑さえも無駄にせず

薗部産業は、神奈川県の小田原市に その木工所をかまえ、
原木の加工から塗装までの一貫生産で、
木工製品・漆器・小田原漆器の
製造販売を行っている会社です。
間伐材や、建築や家具には使えない
曲がり材、短い材、端材などを素材木とし、
長い年月をかけて育てた日本の木の、
木屑までをも無駄にせず、ものづくりをしています。

たとえば、大きな鉢をつくったら、
鉢の内側のくりぬかれた木は、
小さなボウルや皿の材料になるそうです。
どうしても割れやヒビがあって使えない木材があれば、
それは寒い季節に職人さんたちが暖をとるための、
だるまストーブの薪になります。
ときには、木を削る道具を鍛えるための、
刃物鍛冶で使う炭焼きの材料になるときもあるそうです。
さらに、木を削るときに出る大量の木屑は、
薫製乾燥室の燃料やチップ、牧場の敷きわらになります。
木屑はもちろん、原木から薬剤処理などしていないため、
そこにミミズやカブトムシの幼虫が集まり、
山から動物が降りて来てしまうことも少なくないそうです。

「無理なく、無駄なく、土に還るまで、木を始末よく使い回す」。
普通のことに聞こえるようで、
実は簡単にできることではないような気がします。
薗部産業でつくられた木の器や道具は、
そんなふうに大切に扱われてきた木でできたもの。
私たちの食卓に届いたあとも、
きちんと丁寧に、たくさん使わなくては、
そう、思います。


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