【夏至】夏野菜たっぷりのカオマンガイ | 二十四節気の食べごろレシピ | cotogoto コトゴト
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管理栄養士・美才治真澄さんに教わる、二十四節気の食べごろレシピ 2016 芒種

管理栄養士・美才治真澄さんに教わる、二十四節気の食べごろレシピ


二十四節気 夏至 イメージ

2016年6月公開

二十四節気は「夏至(げし)」を迎えました。一年で最も昼が長い日です。
ずいぶん日が長くなってきたな、なんて思っていたら、もう折り返し。季節が巡るのは早いですね。
けれど、暑くて短い夏の本番はこれからです。
梅雨明けの後の楽しい夏の予定を立てましょう。


>> 二十四節気「夏至」について詳しくはこちら

夏至の献立

夏野菜たっぷりの
カオマンガイ

調理時間:15分(ライスを炊く時間を除く)
702kacl(1人分)

柔らかくプリプリの鶏とチキンスープライスの組合せが絶妙な
アジア料理の人気メニュー、カオマンガイ。
旬の野菜をたっぷり添えれば栄養も満点です。
暑い夏でも食欲をそそる、これからの季節の定番に。

夏野菜たっぷりのカオマンガイ
材料(2人分)

鶏もも肉…2枚(400g)
塩…小さじ1/2
ショウガ(薄切り)…6枚
チキンスープ…カップ3

(チキンスープライス:作りやすい量
出来上り約5食分(770g))

白米…カップ2(400ml)

(A)
鶏を茹でた後のスープ
…カップ2と大さじ4(460ml)
ニンニク(すりおろし)…小さじ1と1/2
ショウガ(すりおろし)…大さじ2
太白ごま油…小さじ1
塩…小さじ1/2

トマト…1個
ズッキーニ…1/3本
さやいんげん…10本
香菜…適宜

(シンガポール風・ショウガソース)
ショウガ(すりおろし)…小さじ4
ごま油…小さじ2
ナンプラー…小さじ1と1/2

(タイ風・甘味噌ソース)
ニンニク(みじん切り)…1/2片
鷹の爪(小口切り)…1本分
三温糖…大さじ1
豆味噌(赤味噌)…小さじ1
しょうゆ…小さじ1
酢…小さじ1

つくりかた
  • 1.

    レシピ つくりかた

    鶏もも肉から、黄色い脂肪の部分を取り除きます。

    【ポイント】
    黄色い脂肪部分には特に栄養もなく、カロリーが高くなってしまうだけなので、取り除きます。取らなくても問題はありません。

  • 2.

    レシピ つくりかた

    フォークで鶏の皮の全体に穴をあけます。

    【ポイント】
    鶏肉はレンジで加熱をすると爆発することがありますが、フォークで全体に穴をあけることで防ぐことができます。

  • 3.

    レシピ つくりかた

    2の鶏肉を深さのある耐熱容器に入れて、チキンスープ、塩をよく混ぜて注ぎ入れ、ショウガを加えます。

    【ポイント】
    鶏肉がスープから顔を出さないように容器の大きさを調整してください。

  • 4.

    レシピ つくりかた

    3をラップで覆い、一部を開けて電子レンジで6〜8分ほど加熱します。加熱後、鶏肉を取り出し、スープを冷まします。

  • 5.

    レシピ つくりかた

    チキンスープライスをつくります。米は洗ってしっかり水気を切り、炊飯釜に入れます。4で冷ましたスープ、(A)を入れて軽く混ぜ、通常モードで炊きます。

    【ポイント】
    現地で食べる長粒米のように少し固めにあっさりとした炊き上がりにしたいので、今回は浸水せずに炊き上げます。
    「かまどさん」など、鍋で炊く場合も通常の炊き方で炊いてください。

  • 6.

    レシピ つくりかた

    米を炊いている間にショウガソースと甘味噌ソースの材料を合わせておきます。

  • 7.

    レシピ つくりかた

    4の鶏肉をそぎ切りにします。

  • 8.

    レシピ つくりかた

    炊きあがったライスを器に盛り、その上に鶏肉をのせます。トマト、ズッキーニ、茹でたさやいんげん、香菜を盛り合わせ、ソース2種を添え、いただきます。

栄養のまめ知識

*「カオマンガイ(カオはごはん、マンは油、ガイは鶏)」はタイ料理。シンガポールでは「海南鶏飯」と呼ばれ、その他東南アジア諸国でも広く食べられている庶民的な料理です。茹で鶏を茹で汁と鶏油で炊いたご飯にのせてタレをかけて食べます。今回はシンガポールのショウガソースと、タイの甘ダレソースの2種類を添えました。

*本場では丸鶏を大鍋で茹で上げますが、今回は簡単でお肉がしっとり仕上がる調理法にアレンジしました。電子レンジ調理は肉がぱさつきやすいものですが、スープの中で加熱することでしっとりと仕上がります。

*夏野菜はビタミンやフィトケミカル(植物が紫外線や虫などから自分を守るためにつくり出す物質で、人体に入ると抗酸化力を発揮します。ポリフェノールやカロテノイド、フラボノイドなど、種類は数千種類にのぼります)を豊富に含んでいます。紫外線の強いこの時期、ぜひ積極的に摂りましょう。

美才治 真澄(びさいじ ますみ)
管理栄養士 / フードコーディネーター

香川栄養専門学校(女子栄養大学短期大学部)卒業後、管理栄養士・荒牧麻子氏に師事。のちブラジル・バイーアへ料理留学。帰国後ヴィーガンカフェ “Cafe Eight”のフードディレクターとしてケータリング・商品開発の企画運営に携わる。 現在はフリーランスとして、企業、メディアに向けたメニュー提案及び調理&スタイリング、栄養相談、料理教室、オーダーメイドケータリングなどを中心に活動中。女子栄養大学生涯学習講師。
著書に「満たされスープ」(世界文化社)、「かわいい!カラフルお弁当」(女子栄養大学出版部)。監修を手がけたものに「ギャル曽根流 大食いHAPPYダイエット」「世田谷農家に教えてもらう本当においしい野菜の食べ方」(ともにマガジンハウス)ほか。「ELLE a table」「VOGUE」「anan」「Hanako」「Tarzan」など各誌でも活躍中。ちなみに「トルコトラベルブック」(東京地図出版)は、cotogoto店長・涌井との共著本。

HP:http://bisaijimasumi.com/

美才治真澄 プロフィール


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