つくり方
1.鮭を半分に切り、合わせたAに全体を絡め、皮を上にして10分程度味をなじませます。2.グリルに鮭を皮の方が下になるように並べ、中火で1~2分焼きます。裏返して、さらに1~2分焼きます。
ポイント!
漬けダレは、全体に絡まる程度の量で大丈夫。前日の夜に漬けておくと、朝のお弁当づくりがさらに楽になります。昆布茶の塩分だけなので、多少長く漬けておいてもしょっぱくなり過ぎることはありません。
毎日のお弁当づくりを、マンネリにならず楽しく続けるコツのひとつは、
簡単にできるおかずのレパートリーを増やすこと。
そこで、料理家・みないきぬこさんに、 基本となる栄養満点のお弁当おかずと、
それにアレンジを加えたリメイクおかず2品の、
1品で3度美味しいレシピを教えていただきます。
第1回目の基本のおかずは、「昆布風味の焼き鮭」。
味にクセがなく、ごはんとの相性も抜群のお弁当の定番おかず「焼き鮭」を、
彩りのいい炒めものと、歯ごたえも楽しめるサラダへとリメイクします。
基本のおかず
昆布の旨みでやさしい味わい
昆布風味の焼き鮭
材料(1人分)
生鮭…1切れ
(A)
昆布茶…小さじ1
酒…小さじ1
みりん…小さじ1
つくり方
1.鮭を半分に切り、合わせたAに全体を絡め、皮を上にして10分程度味をなじませます。ポイント!
漬けダレは、全体に絡まる程度の量で大丈夫。前日の夜に漬けておくと、朝のお弁当づくりがさらに楽になります。昆布茶の塩分だけなので、多少長く漬けておいてもしょっぱくなり過ぎることはありません。
リメイクおかず
彩り豊かで目にも美味しい
鮭とほうれん草の卵炒め
材料(1人分)
「昆布風味の焼き鮭」…1/2切れ分
ほうれん草…1/4束(50g)
卵…1個
塩、こしょう…各少々
サラダ油…小さじ1
つくり方
1.ほうれん草を3cm幅に切ります。リメイクおかず
ジャガイモの歯ごたえが決め手
焼き鮭のシャキシャキサラダ
材料(1人分)
「昆布風味の焼き鮭」…1/2切れ分
ジャガイモ…1/2個(60g)
かいわれ菜(根を落とす)…5g
(A)
ナンプラー…小さじ1/2
レモン汁…小さじ1/2
サラダ油…小さじ1/2
赤唐辛子(小口切り)…少々
つくり方
1.ジャガイモを3mm幅程度の千切りにし、鍋に沸かした湯で20秒ほどさっと茹でます。ポイント!
ジャガイモは、長く火を通すとでんぷん質が変化して、ホクホクした触感になります。サラダのときなど、シャキシャキした歯ごたえを出したいときは、短時間で均一に火が入る千切りがおすすめ。
プラスすると栄養面や味、食感、彩りなど、
ぐんとお弁当のバランスがよくなる副菜をご紹介。
大豆とゴボウのおかかサラダ
「鮭」は、たんぱく質やビタミン類、カルシウムが豊富で、老化防止や冷えの改善、高血圧予防作用などがある栄養素も含まれた、栄養満点の食材。同じく「大豆」も、老化防止やコレステロールを下げる作用があったり、カルシウムの吸収をよくするビタミンDが豊富。一緒に摂ると相乗効果が期待できます。さらに、食物繊維たっぷりのゴボウを加えると、栄養バランスは完璧。おかかの旨みも加わった、後引く副菜です。
材料(1人分)
大豆の水煮(ドライパック)…10g
ゴボウ…10~15cm(30g)
(A)
マヨネーズ…小さじ1/2
辛子…小さじ1/4
しょうゆ…少々
かつお節…適量
つくり方
1.ゴボウをささがきにし、水にさらします。鍋に湯を沸かしてさっと茹で、ざるにあげます。ポリポリきゅうり
お酢とショウガでさっぱりとした味付けの「ポリポリきゅうり」は、お弁当の口直し的副菜にぴったり。鮭の身の柔らかさに対し、ポリポリした食感がいいアクセントになります。冷蔵で4~5日保存が利くので、多めにつくって常備しておくと、隙間を埋めるおかずとして重宝します。
材料(つくりやすい分量)
きゅうり…2本(180g)
塩…小さじ1/4
(A)
ごま油…小さじ1
砂糖…大さじ1/4
酢…大さじ1/2
ショウガの千切り…少々
つくり方
1.きゅうりを1cm幅の輪切りにし、塩をふって5分ほど置いたら、キッチンペーパーで水気を拭きます。使ったお弁当箱
積層弁当箱 一段(公長齋小菅)
京都の老舗メーカー「公長齋小菅」による、層になった模様が美しい竹の弁当箱。落ち着いた竹の色味は、焼き鮭など和のおかずがしっくりと似合います。高さもあるので、ごはんの上に鮭をのせることもでき、お弁当の盛り付けにも幅が出ます。
みないきぬこさん
料理家
女子栄養大学卒業後、料理研究家・枝元なほみさんのアシスタントを経て、2007年に独立。雑誌やテレビ、広告などで料理家・フードコーディネーターとして活躍する傍ら、ケータリングなどの活動や女子栄養大学で非常勤講師も務める。スパイスやハーブを上手に取り入れた家庭料理やおもてなし料理が人気。素材と素材の美味しい組み合わせを見つけるのが得意で、自由な発想による料理の幅の広さに定評がある。「はじめてのストウブ」(池田書店)や、栄養の知識を活かした「大豆で美味しい毎日レシピ」(枻出版社)など著書多数。