鉄瓶 観月アラレ (OIGEN/オイゲン)
創業から1世紀半を優に超える「OIGEN/オイゲン」は、
南部鉄器の一大産地、岩手県奥州市にて、
伝統の技法と、それを現代に生かす製品をつくり続けています。
南部鉄器で代表的なものといえば、やはり「鉄瓶」でしょう。
「OIGEN」の鉄瓶は、「観月アラレ」といって風流な響きが耳に残ります。
ポコポコっと規則的に揃った丸い凹凸は、伝統的に「アラレ」模様と呼ばれます。
「観月」はどこから……?といえば、まるで満月を拝むようなまん丸なフォルムだから。
蓋のつまみは、ほころび始めた蕾のよう。アクセントになっています。
そして柔らかな軌跡を描く取っ手は、繊細なシルエットで本体に取り付けられています。
昔ながらの台所でも、スタイリッシュなシステム・キッチンでも違和感がないのは、
きっと上品なそのかたちのおかげです。
鋳鉄の質感と存在感は、やはり他の素材にはないものです。
いつものお湯がまろやかで美味しくなるのと、
現代人には嬉しい鉄分補給の効果は言わずと知れたところ。
囲炉裏にかけっぱなし……というのはなかなか難しい現代ですが、
毎日どこかで会いたくなる、愛おしい道具でもあります。
とにかく使うのが長持ちの秘訣。
シュンシュンとお湯の沸く音が楽しい習慣になることでしょう。
バリエーション&商品詳細
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- 材質
- 鋳鉄
- サイズ
- W225×D185×H230mm
- 重量
- 2.69kg
- 容量
- 1.8L
- 備考
- 直火:○ IH:○ 電子レンジ:× オーブン:× 食器洗浄機:×
OIGEN/オイゲンについて
なんと嘉永5年(1852年)創業の及源鋳造株式会社。
南部鉄の一大産地、岩手県奥州市にて、伝統的な鉄の良さを生かしながら、
現代の生活に合うデザインや、使い勝手の良さを考えた商品を多く生み出しています。
伝統の技術を大切にすることはもちろん、
革新的な試みや新しい挑戦にも常に取り組んできたことが、
江戸時代から続く暖簾の秘密なのかもしれません。
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ご購入の前に知っておいていただきたいこと
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- >> 鉄瓶内部の底にまっすぐな線が付いていますが、この線は製造上できるもので、継ぎ目や不良ではありません。
>> 鉄瓶内部底に、少し凹んだ部分が見える場合があります。これは製造上必要な「ケレン」と呼ばれるものですので、擦ったりほじくったりしないでください。
>> 鋳物製品は造型の型に砂を使います。砂粒の大小により造型中に微細なくぼみや凹凸が発生する場合がありますが、使用上問題はございません。また、アラレ模様が一部欠けていたり、不明瞭な場合があります。
>> メーカーの品質基準をクリアしたもののみ販売しております。また、当店でもさらに検品を行った後に、お客様にお届けしております。
【最初にお使いになる前に】
>> 湯を沸かしては捨てるという工程を水を替えながら2~3回繰り返した後、使い始めてください。
【ご使用上の注意】
>> 取扱説明書をよく読んでからご使用ください。
>> お湯を沸かす時は蓋を少しずらすか、外してください。
>> 鉄瓶の内部を洗う必要はありません。内部に施した酸化皮膜による錆止め効果が損なわれます。鉄瓶の内部には絶対に手を触れないでください。
>> 使い込んでいくと、「湯あか」と呼ばれる白い付着物が鉄瓶内部に現れます。これは水の中に含まれるマグネシウムやカルシウムなどですので、触らずにそのままご使用ください。
>> 鉄瓶内部の錆が気になる場合には、使用済みの煎茶の茶ガラを煮出してください。
>> 鉄瓶内部全体が赤茶色に染まった場合は、湯の色やにおいに異常がなければ、そのままお使いください。飲用に差し支えはありません。お手を触れないでそのままご使用ください。
>> 鉄瓶のお手入れについて、詳しくはこちらをご覧ください。
【200V IH調理器をご使用上の注意】
>> 南部鉄器はIH調理器に反応する素材ですが、経年変化で底面が変形する可能性があります。また急な加熱によっても底面が変形する可能性がありますので、過熱するときは「弱」から始め「中」以下の出力でご使用ください。